「真竜剣皇マスターP」の対策・対処について考える評価考察【遊戯王OCG】

《真竜剣皇マスターP》効果テキスト

効果モンスター

星8/光属性/幻竜族/攻2950/守2950

このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合、モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。

(1):このカードは、このカードのアドバンス召喚のためにリリースしたカードと元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を受けない。

(2):アドバンス召喚したこのカードが存在する場合、1ターンに1度、自分の墓地の永続魔法・永続罠カードを1枚除外し、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。

《真竜剣皇マスターP》の強さ

もはや疑いようがない強カード。

マスターPの効果は、アドバンス召喚の代わりに永続魔法・永続罠をリリースできる効果を持ち、リリースしたカードの種類と同じ種類の効果耐性を持てる①効果と、墓地の永続魔法・永続罠を除外してフィールドのカードを1枚対象として破壊できる誘発即時の②効果。

現状の環境において、多くのデッキへ採用されている。

  • 命削り真竜
  • 十二獣真竜
  • WW真竜(魔導)
  • 真竜召喚獣

「命削り真竜」デッキへの対処にもなることから「モンスターと罠」をリリースしてアドバンス召喚するケースが多い。なので、こちらの真竜をアドバンス召喚する時に《真竜皇の復活》《真竜の黙示録》の墓地効果で除去できず、相手フィールドに《ドラゴニックD》がある場合には戦闘破壊耐性1回分があるので打点で押し切ることも難しい。

特にこちらが先行の場合、相手の後攻でこちらのフィールドを除去しつつ出された《マスターP》を次の自分ターンに返すのが本当にきつい。

もちろん、十二獣デッキで《十二獣ヴァイパー》を重ねて打点強化したり、恐竜デッキで《希望皇ホープザライトニング》《究極伝導恐獣》などで押し切るのもできるのだが、1枚の除去に対してリソースを取りすぎてしまう。

そういった意味でも、出されると超えられないというデッキは多いんじゃないだろうか。

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《真竜剣皇マスターP》の対策・対処

「魔法カード」で対処

罠モンスターをリリースしてアドバンス召喚するマスターPは魔法効果を受けるのが弱点。なので現状魔法カードでの対処がマスターPへの解答になっている。

魔法カードで除去といえばもちろん制限カードの《ブラックホール》。

最近はメイン採用も減りサイド運用も多くなっています。ちなみに管理人は《ブラックホール》メイン採用肯定派。

https://yugiou-djmikun.com/2017/03/24/post-4283/

いずれにせよ、マスターP対策としては制限カードで1枚しか入れなれないので物足りない。なのでその他のカードでも対策が必要。現状環境で採用率が高いのは《精神操作》《グレイドルイーグル》あたり。利点としては1枚で対処が可能なところだろう。

グレイドルイーグル関しては過去記事でも紹介していますが、

https://yugiou-djmikun.com/2017/04/05/post-4725/

マスターPのコントロールを奪える《精神操作》もかなり強い。

コントロールを奪ったカードは攻撃できずリリースできないが、まず効果を使うことができる。そのためマスターPの効果を使用することが可能。その後は《ドラゴニックD》の破壊先にしたり、リンク召喚のリンク素材にしたりして除去してしまうこともできる。

リンク召喚に関しては、《プロキシードラゴン》などの素材指定がないリンクモンスターが登場したことによってより後続につなげやすくなった。そういった意味でも、最近では《精神操作》のメインデッキ採用も増えている感覚。

また、「恐竜」対策にもつかえる《禁じられた聖杯》などでも対処していくこともできなくはない。

《禁じられた聖杯》でマスターP①永続効果を無効にした上で、《真竜肯の復活》《真竜の黙示録》などで破壊していくことができる。

自分フィールドに《ドラゴニックD》が残っていれば、《ドラゴニックD》効果→チェーンで《禁止られた聖杯》→処理で禁じられた聖杯効果で相手マスターP効果無効→ドラゴニックD効果で禁じられた聖杯破壊→《真竜拳士ダイナマイトK》あたりをサーチできるので、

さいあく《禁じられた聖杯》と真竜永続罠の2枚からでも対処できちゃう。

さらに速攻魔法ということもあり、相手ターンにアドバンス召喚する効果の《真竜皇の復活》《真竜の黙示録》と合わせて、相手ターン中に除去してしまうこともできる。

いずれにせよ「命削り真竜」「マスターP」だけのケアではダメで、恐竜、トリックスター、十二獣など、いろいろ他にも対策が必要なデッキが環境に多いので、なるべく少ない枚数で対処できるように構築を練って行きたいところですね。

「アドバンス召喚」封じ

もう一つ、対策としては、「アドバンス召喚」を止めてしまうこともある。

現状だと、アドバンス召喚メタカードである《アンデットワールド》か《生贄封じの仮面》での対策だろう。

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ただそれぞれフィールドに残るカードなので、《コズミックサイクロン》や《真竜の継承》などで除去されてしまう。

そのため、決まれば強いが相手もそれなりにこれらで対策してくるので《アンデットワールド》《生贄封じの仮面》だけでなく《マジックディフレクター》《王宮の勅命》などの他のカードと併用して使っていかないと簡単に割られてしまう。

https://yugiou-djmikun.com/2017/05/06/post-5590/

と考えると、やっぱり出されない対処よりも、出した後で対処が最近では一般的になりつつありそうですね。

なので、個人的な考察としては、十二獣ミラーで使えたり、恐竜やkozmoの対処にもなり、他のデッキ対策としても腐らない《精神操作》のメインデッキ採用が今後も上がってくるのではと予想しています。

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まとめ

しばらくは「真竜環境」が続くでしょうから、引き続きマスターP対処に関しては注目していきたいと思います。

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