【遊戯王】BF(ブラックフェザー)デッキ回し方・優勝デッキレシピ構築・新規カード考察

2018年6月10日

BF(ブラックフェザー)デッキとは、「闇属性鳥獣族」BFモンスターで統一されたシンクロテーマです。テーマの登場シンクロ期で「遊戯王5D`s」の登場人物クロウが使用したテーマで、シンクロ期には環境でも活躍している実力があるテーマです。

その後も大会環境では使われることも多く、9期に強化があり、さらに10期ではデュエリストパックレジェンドデュエリスト編3で新規強化があったことから環境でもちょくちょく入賞する実績も持っているテーマです。

個人的には、BFデッキは、シンクロ召喚やリンク召喚などのシステムに馴染むためにも、初心者プレイヤーにもわかりやすくておすすめなテーマです。

そんなBF(ブラックフェザー)デッキの回し方・大会優勝デッキレシピ構築を紹介していきたいと思います。

「BF(ブラックフェザー)」デッキ回し方

勝ち筋は連続シンクロでモンスターを揃えるビートデッキ

「BF(ブラックフェザー)」デッキの回し方は、シンクロモンスターを展開して横展開をしていく戦い方になります。

基本的には多面展開から、一気に打点を作ることを得意とするデッキであるので、後攻からの一気に巻き返しをすることにも長けている。

BF(ブラックファザー)はチューナーBFと非チューナーBFを使って、相手の盤面や自分の状況に合わせて、適切なシンクロモンスターを出していくプレイイングが求められます。どのルートが正解というのはなく、あくまで状況に合わせて使い分けていく必要があります。

《BF 毒風のシムーン》と《黒い旋風》からの展開がマジで強い

《BF 毒風のシムーン》
《BF 毒風シムーン》

効果モンスター

星6/闇属性/鳥獣族/攻1600/守2000

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札からこのカード以外の「BF」モンスター1体を除外して発動できる。デッキから「黒い旋風」1枚を自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。その後、手札のこのカードをリリースなしで召喚するか、墓地へ送る。この効果で置いた「黒い旋風」はエンドフェイズに墓地へ送られ、自分は1000ダメージを受ける。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

《黒い旋風》
《黒い旋風》

永続魔法

(1):自分フィールドに「BF」モンスターが召喚された時にこの効果を発動できる。そのモンスターより低い攻撃力を持つ「BF」モンスター1体をデッキから手札に加える。

《BF 毒風のシムーン》の効果で、手札のBFを除外することで、デッキより《黒い旋風》をフィールドに表側表示で置き、自身を召喚する。(この際に、効果による召喚になるので、通常召喚権を消費しない。

その後《黒い旋風》の効果を発動して、自分のデッキよりBFをサーチできる。

この際に《BF 南風のアウステル》をサーチしておくと、コストで除外したBFを特殊召喚できるので尚良い。

《BF 南風のアウステル》
《BF-南風のアウステル》

チューナー・効果モンスター

星4/闇属性/鳥獣族/攻1300/守   0

このカードは特殊召喚できない。

(1):このカードが召喚に成功した時、除外されている自分のレベル4以下の「BF」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

(2):墓地のこのカードを除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。

  • 自分フィールドの「ブラックフェザー・ドラゴン」1体を選び、相手フィールドのカードの数だけ黒羽カウンターを置く。
  • 相手フィールドの表側表示モンスター全てに可能な限り楔カウンターを1つずつ置く(最大1つまで)。

《BF 毒風のシムーン》はレベル6非チューナーのモンスターで、《BF 南風のアウステル》は、レベル4チューナーモンスター。《BF 南風のアウステル》で除外されていた「BF」モンスターに合わせて、適宜シンクロ召喚をしていくことができる。

特に強いのが、レベル2非チューナーモンスターである《BF砂塵のハルマッタン》を出していく場合で、

《南風のアウステル》と合わせてレベル6シンクロが作れるので、《BF-星影のノートゥング》をシンクロ召喚できる。

《BF-星影のノートゥング》
《BF-星影のノートゥング》

シンクロ・効果モンスター

星6/闇属性/鳥獣族/攻2400/守1600

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

「BF-星影のノートゥング」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。相手に800ダメージを与える。その後、相手の表側表示モンスター1体を選び、その攻撃力・守備力を800ダウンする。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「BF」モンスター1体を召喚できる。

《BF-星影のノートゥング》は、永続効果として、召喚権を1体増やすことができるので、さらに多面展開を可能にする。

ワンキルルート

このルートを利用して《BF 毒風のシムーン》と《BF砂塵のハルマッタン》の2枚からワンキル打点を作れるルートがあります。

【以下展開例】

《BF毒風のシムーン》効果で、《BF砂塵のハルマッタン》を除外して、デッキより《黒い旋風》を出す→そのままシムーンを召喚。(召喚権を消費しません。)

黒い旋風の効果で《南風のアウステル》をサーチ、からの通常召喚で効果を発動で除外されているハルマッタンをSS&黒い旋風効果で《BF隠れ蓑のスチーム》をサーチ。

ハルマッタンとアウステルで《BF星影のノートゥング》をシンクロ召喚で800バーン。増えた通常召喚権を使ってスチームを通常召喚から、旋風効果でデッキより《BF突風のオロシ》をサーチ。

スチームとノートゥングで《見習い魔嬢》をリンク召喚。スチームの効果でトーク生成。

手札から突風のオロシSSし、シムーンとオロシで《BFT漆黒のホークジョー》をシンクロ召喚から効果を使い、墓地のノートゥングを蘇生。

この時点でフィールドに以下3枚が揃うので、

  • 見習い魔嬢(1400+500=1900)
  • ホークジョー(2600+500=3100)
  • ノートゥング(2400+500=2900)

7900で、ノートゥングの800バーンと合わせて8800ダメージでキル打点。

さらに相手の盤面にモンスターがいた場合、《BF隠れ蓑のスチーム》の墓地効果を使って、

トークンをリリースして墓地蘇生からのホークジョーと合わせて《BFフルアーマードウィング》をシンクロ召喚。

墓地の《南風のアウステル》を除外して、

相手フィールドのモンスター全てに楔カウンターを乗せる。

さらに《BFフルアーマーどウィング》の効果で楔カウンターが乗っている相手モンスターのコントロールを得るので、さらに自身の盤面強化&相手モンスターの除去をして、ワンキルという感じで進めていくことができます。

このように、新規カードが登場したことによって、相手の除去をしつつ一気に打点を作れるようになったのもポイントです。

《水晶機巧ハリファイバー》を使った展開ルート

 

《水晶機巧ハリファイバー》
リンク・効果モンスター リンク2/水属性/機械族/攻1500【リンクマーカー:左下/右下】

チューナー1体以上を含むモンスター2体

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。

(2):相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにフィールドのこのカードを除外して発動できる。EXデッキからSモンスターのチューナー1体をS召喚扱いで特殊召喚する。

【展開ルート①】

このルートは《BF大旆のヴァーユ》とレベル4BF(黒槍のブラストや残夜のクリス)を使って《クリスタルウィングシンクロドラゴン》を立てるルートになります。

《BF大旆のヴァーユ》を通常召喚し《BF残夜のクリス》or《BF黒槍のブラスト》を手札から特殊召喚。

2体で《水晶機巧ハリファイバー》をリンク召喚。

効果でレベル3チューナーの《BF疾風のゲイル》もしくは《BF隠れ蓑のスチーム》をデッキリクルート。

墓地の《BF大旆のヴァーユ》の効果を素材で墓地に行った《BF残夜のクリス》or《BF黒槍のブラスト》を対象に発動し、2枚を除外して《A BF五月雨のソハヤ》を特殊召喚。(BF大旆のヴァーユの効果で特殊召喚したA BF五月雨のソハヤはシンクロ召喚扱いではないので、チューナーとして扱いません。)

《A BF五月雨のソハヤ》とレベル3チューナーで、《クリスタルウィングシンクロドラゴン》をシンクロ召喚。

【展開ルート②】

このルートは、レベル調整効果を持っている《BF砂塵のハルマッタン》を使い《PSYフレームロードΩ》を立てるルートになります。

《BF疾風のゲイル》《BF隠れ蓑のスチーム》などのレベル3チューナーと、レベル2の《BF砂塵のハルマッタン》を手札から特殊召喚し、レベル調整効果を使いレベル5に変更→2体でシンクロ《PSYフレームロードΩ》をシンクロ召喚。

ちなみに、「レベル3チューナー」と《BF砂塵のハルマッタン》に加えて、もう1体のBFモンスターを出せるようであれば、《砂塵のハルマッタン》以外の2体で《水晶機巧ハリファイバー》をリンク召喚。

効果で、レベル3チューナー《BF疾風のゲイル》《BF隠れ蓑のスチーム》のどれかをデッキから特殊召喚。

レベル5になっている《BF砂塵のハルマッタン》とレベル3チューナーで《PSYフレームロードΩ》を出せるので、《ハリファイバー》と《PSYフレームロードΩ》の2枚を展開することができる。

このように《水晶機巧ハリファイバー》を介することで、シンクロ召喚の展開をしやすくするのがこのデッキの回し方のキーポイントになります。

BF(ブラックフェザー)デッキの弱点

手札誘発による妨害に弱い

展開の要である《水晶機巧ハリファイバー》を止められることで展開が止まってしまうことから、BF(ブラックフェザー)デッキは、展開を止める妨害に弱いという弱点がある。

しかも《増殖するg》《幽鬼うさぎ》《灰流うらら》《エフェクトヴェーラー》《PSYフレームギアγ》《無限泡影》など、主要手札誘発カード全てが刺さるため妨害を受ける可能性が高い。

そのため手札誘発対策として、《墓穴の指名者》の3積み採用されているデッキは多い。

展開には必ず2枚〜3枚の手札消費が必要

シンクロ召喚・リンク召喚を基軸とする動きをする「BF(ブラックフェザー)」デッキは、必ず展開に2枚〜3枚程度の手札が必要になっている。

そのため手札消費が激しく、また展開札が揃わないと1ターン目も展開ができない手札事故が起こる可能性がある。

さらにシンクロテーマならではの、チューナーと非チューナーが揃わないと展開できないという弱点もあります。

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まとめ

「BF(ブラックフェザー)」大会優勝デッキレシピ構築紹介・回し方解説をしてまいりました。

「デュエリストパックレジェンドデュエリスト編3」でBFデッキはかなり強化されました。ワンキルデッキとして、環境でも通用するほどの強さとも言われているデッキテーマでもあります。

いろいろな動きができて回していて面白いデッキテーマなので、この機会に是非一度デッキ構築をしてみてもいいでしょう!

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