【遊戯王優勝】天気デッキ回し方・優勝デッキレシピ構築解説

「天気」デッキとは

「天気」デッキとは、2017年8月発売「デッキビルドパック スピリットウォリアーズ」で登場した天使族テーマ。「天気」と名のついたモンスターと、永続魔法・永続罠カードを使って盤面コントロールをしていくデッキ。

「天気」モンスターは属性がバラけているが、種族は全て「天使族」で統一され、下級モンスターは全てレベル3で統一されている。

その分「天使族」のサポートカードを使えたり、ランク3エクシーズやシンクロ召喚などもしやすかったりするテーマでもある。

 

ちなみに「天気」デッキのキーになる永続魔法・永続罠の「天気模様」は、

永続魔法(永続罠)

(1):自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。

(2):このカードと同じ縦列の自分のメインモンスターゾーン及びその両隣の自分のメインモンスターゾーンに存在する「天気」効果モンスターは以下の効果を得る。

・このカードを除外して発動できる。(固有効果〜)

という効果を持っていて、天気モンスターと天気模様カードの2枚セットで起動する必要がある。そのため、まずは天気モンスターと天気模様カードを出していき、永続魔法・永続罠である天気模様を守りながら戦っていく。

「天気」デッキは、永続魔法・永続罠カードをフィールドに維持するという珍しいコンセプト。昨今の魔法罠の除去カードが多い環境で、いかに相手の妨害や破壊をくぐりながら、自分の有利な盤面を揃えていくのかが重要になる。

今回はそんな「天気」デッキの回し方・大会優勝デッキレシピ構築の紹介をしていきたいと思います。

「天気」大会優勝デッキレシピ構築

「天気」デッキは、CS等の大規模大会での実績は見かけませんが、公認大会などでの優勝はあるようです。そんな「天気」デッキの大会優勝デッキレシピ構築を紹介します。

「天気」デッキの大会優勝デッキレシピ構築

「天気」デッキ回し方

勝ち筋は、耐久戦でアド確保をしていく戦い

「天気」デッキの勝ち筋は、耐久戦でアドを獲得していく回し方になる。

「天気」魔法罠カードをフィールドに展開しつつ、天気モンスターもフィールドに並べていくことを得意とするコントロール系デッキ。

このデッキのキーカードであり、デッキから「天気」カードをサーチできる《雪の天気模様》は特に重要になる。フリーチェーンで発動できるサーチ効果は、デュエル前半から中盤にかけてアドを稼いでいくことができる

「天気」モンスターは、毎ターンのスタンバイフェイズにフィールドに戻ってくるので、自分・相手ターンでそれぞれ、サーチ効果を使っていくことが可能。中盤〜終盤にかけて、盤面が出来上がってくれば、どんどんアドを確保できるので、アド差で勝っていくことができる。

 

天気魔法罠カードを場に出していく、特にこの《雪の天気模様》を引っ張ってくるという点でも、初手で《雪天気シエル》を引けるかどうかもかなり重要。こいつ1枚で一気にアドを確保できる。

《雪天気シエル》

効果モンスター

星3/地属性/天使族/攻   0/守2200

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「天気」魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。

(2):フィールドのこのカードが「天気」カードの効果を発動するために除外された場合、次のターンのスタンバイフェイズに発動できる。除外されているこのカードを特殊召喚する。

《雪天気シエル》1枚で、《雪天気シエル》通常召喚からの効果→《雪の天気模様》をデッキから発動→効果で、シエル除外して、デッキより《雷の天気模様》サーチからセット→次の相手スタンバイで《雪天気シエル》を除外ゾーンから特殊召喚。

という流れを作れるので、1枚で3枚プレーをすることが可能。

もちろんその相手ターンでも《雪の天気模様》のフリーチェーン効果を使えるので、実質1枚で4枚分になることが可能。

罠を中心に妨害をしていく

このように「天気」デッキは、盤面を作り上げることには長けている。しかし天気テーマの中には、相手への妨害や、相手に直接干渉していくカードが少ない。

「天気」メインモンスターは展開補助系カードがほとんどであり、天気模様は《雷の天気模様》がダメステ時のバウンス、《雨の天気模様》がフリーチェーン相手魔法罠バウンスなので、イマイチ破壊力がない。

 

そのため基本的に、汎用罠カードを採用したりして妨害をしていく。

特に相性が良いのは《スキルドレイン》《マクロコスモス》《激流葬》の3枚。

《スキルドレイン》は、「天気模様」で付与された天気モンスターの発動コストは「除外して発動」なので、スキドレの効果で天気モンスターの効果を無効化されずに発動ができる。スキドレのモンスター効果メタはどんな環境でも一定レベル刺さるので、1枚で相手の妨害をしつつ自分たちはアドを取りながら盤面強化への時間稼ぎができる。

《マクロコスモス》も、基本的には墓地にカードがいくことが少ないので採用可能。コストも「除外」なので、基本、自分に対するデメリットも少ないので、環境次第では採用可能。

《激流葬》も、フリーチェーン効果で逃げることができるので、相手モンスターを処理していく際に使っていくことが可能で、天気デッキの苦手な全体除去ができるのもGOOD。

このように、天気デッキの弱点を補う形で、罠カードの採用が多いのも天気デッキの特徴。

突破力を補うカードの採用がされる

天気デッキには打点不足、突破力不足という弱点もある。

「天気」モンスターは下級モンスターがほとんどで基本的に打点が低く、大型モンスターへの対処が難しい。そのため打点を補うカードが採用されているケースが多い。

天使族サポートの《オネスト》もその一つ。

また永続魔法罠との相性も良く、レベル5以上で打点が高い「真竜」なども採用されているケースが多い。

真竜モンスターは《真竜機兵ダースメタトロン》は採用されるケースが多い。また《ダイナマイトK》《イグニスH》《マジェスティM》の中級真竜を利用し、「天気真竜」デッキという形で戦っていくタイプのデッキ構築もある。

「真竜」は制限改定で規制を受けているが、制限下のカードでも、十分に「天気」デッキの打点不足を補うことができるテーマである。しかも、中盤から後半にかけて、手札やフィールドでだぶついた、永続魔法罠をリリース素材にしてアドバンス召喚をしていけるので、《雪の天気模様》で獲得したアドを、うまく有利な盤面へ変換していくことも可能とする。

 

戦闘やバトルで、相手の突破をしていくには、確かに《雷の天気模様》も使っていくことができる。高打点モンスターや、厄介な耐性を持っているモンスターをダメステバウンスできる点は汎用性は高い。

しかし、《雷の天気模様》は永続罠カードであり、除去をされると動けなくなってしまう上に、発動条件としてこちらのカードも除外してしまうので、結局相手のライフへダメージを与えていくことができないのも難しい点だ。

なので、単体で打点が高く、また永続魔法罠テーマという噛み合いからもやはり真竜を何枚か採用するのは安定するかもしれない。

その点、このデッキはエクストラを使わないので、1枚で突破力がある《百万喰らいのグラットン》の採用も多い。あまり使われないEXデッキのカードを除外して、召喚権を使わず、厄介な相手を、ダメステで対象を取らない裏側表示除外というパワーカードになる。

いずれにせよこのように、

「天気」デッキの戦い方・回し方は、突破力を補いながら、少しずつアドを稼いでいき、それをアドバンテージに変換し、中盤から後半にかけて盤面有利に持ち込む戦い方を得意としている。

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まとめ

「天気」大会優勝デッキレシピ構築紹介・回し方解説をしてまいりました。

天気デッキはかなりトリッキーな動きをするデッキです。序盤に盤面が揃わずに負けてしまうこともありますが、盤面が固まってくる中盤から後半にかけてはかなりの盤石性を持っているデッキでもあります。

同期の「魔弾」デッキもなかなか強いですが、天気デッキも構築してみると面白い動きができるので、是非一度構築を検討してみるのもありかもしれませんね。

【魔弾デッキ詳細はこちら】

https://yugiou-djmikun.com/2017/09/23/post-7894/