【遊戯王】「ヴァンパイア」デッキ回し方・優勝デッキレシピ構築論

2018年7月19日

ヴァンパイアデッキの回し方・優勝デッキレシピ構築を解説します。

ヴァンパイアデッキは、「デッキビルドパック ダークセイヴァーズ」で強化された闇属性アンデット族テーマです。

《ユニゾンビ》《馬頭鬼》《不知火》など、豊富なサポートカードが存在するアンデット族テーマにおいて、強力な展開札をもらった「ヴァンパイア」デッキの回し方・優勝デッキレシピ構築の解説をしていきたいと思います。

「ヴァンパイア」デッキ回し方

ユニゾンビ、ヴァンパイアの使い魔、ヴァンパイアの眷属を使って展開をしていく

「ヴァンパイア」デッキは《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》の2枚をメインに動く。

 《ヴァンパイアの使い魔》
効果モンスター星1/闇属性/アンデット族/攻 500/守   0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、500LPを払って発動できる。デッキから「ヴァンパイアの使い魔」以外の「ヴァンパイア」モンスター1体を手札に加える。(2):このカードが墓地に存在する場合、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「ヴァンパイア」カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
《ヴァンパイアの眷属》
効果モンスター星2/闇属性/アンデット族/攻1200/守   0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、500LPを払って発動できる。デッキから「ヴァンパイア」魔法・罠カード1枚を手札に加える。(2):このカードが墓地に存在する場合、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「ヴァンパイア」カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》は、手札のヴァンパイアカードをコストに墓地から自己蘇生の効果を持ち、特殊召喚成功した場合にデッキからヴァンパイアをサーチできる効果を持っている。

《ヴァンパイアの使い魔》は特殊召喚成功時にヴァンパイアモンスターをサーチすることができ、《ヴァンパイアの眷属》は特殊召喚成功時にデッキからヴァンパイア魔法罠カードをサーチできる効果。

両者とも、LP500をコストとするという非常に緩いコスト条件でサーチができるので、デッキのキーカードであり、ほとんどのデッキで両方とも3積みされているカードである。

で、肝心の動き方だが、

《ユニゾンビ》と「眷属もしくは使い魔」のどちらか1枚があれば動いていくことができる

《ユニゾンビ》
《ユニゾンビ》チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻1300/守   0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。(2):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。

 

【ケース1】:《ユニゾンビ》《ヴァンパイアの眷属》の2枚から

《ユニゾンビ》通常→効果でデッキから《ヴァンパイアの使い魔》墓地に送る→墓地の《ヴァンパイアの使い魔》効果を手札の《ヴァンパイアの眷属》をコストにして発動。《ヴァンパイアの使い魔》蘇生→500LP払って効果発動→デッキより《ヴァンパイアの眷属》サーチ。墓地の《ヴァンパイアの眷属》の効果を手札の《ヴァンパイアの眷属》をコストに発動→《ヴァンパイアの眷属》蘇生→500LP払って効果を使い《ヴァンパイアの支配》をサーチ。《ユニゾンビ》《ヴァンパイアの眷属》で《水晶機巧ハリファイバー》をリンク召喚。デッキから《幽鬼うさぎ》リクルート。

【最終盤面】

  • 場に《水晶機巧ハリファイバー》《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの支配》
  • 墓地に《ユニゾンビ》《ヴァンパイアの眷属》
  • 除外に《ヴァンパイアの眷属》

また相手ターンに、《水晶機巧ハリファイバー》の効果で《TGワンダーマジシャン》を出せば、相手ターンに《TGワンダーマジシャン》《幽鬼うさぎ》《ヴァンパイアの使い魔》の3枚で《水晶機巧グリオンガンド》を出していくことができる。 S召喚成功時には、相手フィールド・墓地のカードを3枚除外できる。

 

【パターン2】:《ユニゾンビ》《ヴァンパイアの使い魔》

《ユニゾンビ》通常召喚→効果でデッキから《ヴァンパイアの眷族》を墓地に送る。墓地の《ヴァンパイアの眷族》効果を手札《ヴァンパイアの使い魔》コストにして発動。《ヴァンパイアの眷族》蘇生→500LP払って効果で《ヴァンパイアの支配》サーチからセット。墓地の《ヴァンパイアの使い魔》効果をフィールドの《ヴァンパイアの眷族》をコストにした発動→蘇生から500LPを払って効果発動で、デッキから《ヴァンパイアフロイライン》をサーチ。

【最終盤面】

  • 場に《ユニゾンビ》《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの支配》
  • 手札に《ヴァンパイアフロイライン》
  • 除外に《ヴァンパイアの眷属》

初手でもう一枚手札にヴァンパイアカードがあれば【ケース1】と似たルートへ持っていけます。

上記展開ルートで、もし、初手で《ヴァンパイアの支配》が手札にある場合は《ヴァンパイアアウェイク》をサーチするのも良いだろう。

《ヴァンパイア・アウェイク》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。
(1):デッキから「ヴァンパイア」モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。

《ヴァンパイアの支配》による先行制圧

ヴァンパイアデッキの強みは、なんといっても、ヴァンパイア版の《セフィラの神撃》である《ヴァンパイアの支配》というカウンター罠カードを使えること。

カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ヴァンパイア」モンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、破壊したカードがモンスターカードだった場合、自分はその元々の攻撃力分だけLPを回復する。

《ヴァンパイアの支配》の発動条件は、ヴァンパイアモンスターがフィールドにいることで、モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にして破壊できる。

《竜星の九支》のように「その後破壊」などの付属効果はなく、むしろ破壊したカードがモンスターカードだった場合にLPを回復できる効果を持っているので自分に対するメリットが大きい。ライフを削ることで展開をしていくヴァンパイアデッキにおいて、LP回復効果が付属されているのは嬉しいポイント。

《ヴァンパイアの支配》が強いポイントとしては、《ヴァンパイアの眷属》からのサーチに対応しているため、デッキから引っ張ってきやすい利点もある。これを使って相手のメタを張っていく。

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ヴァンパイアデッキのデッキレシピ構築

汎用アンデット族モンスターを採用

ヴァンパイアデッキレシピは、汎用アンデットモンスターを多数採用するデッキ構築になることが多い。

例えば、1枚で《ユニゾンビ》に変換できる《不知火の隠者》の採用も多い。

 《不知火の隠者》
効果モンスター
星4/炎属性/アンデット族/攻 500/守   0
「不知火の隠者」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):自分フィールドのアンデット族モンスター1体をリリースして発動できる。デッキから守備力0のアンデット族チューナー1体を特殊召喚する。(2):このカードが除外された場合、「不知火の隠者」以外の除外されている自分の「不知火」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動時にフィールドに「不知火流 転生の陣」が存在する場合、この効果の対象を2体にできる。

 

《不知火の隠者》通常召喚から自身をリリースして効果発動→《ユニゾンビ》をデッキリクルート→ユニゾンビ効果でデッキより《馬頭鬼》を落として、馬頭鬼効果によって自身を墓地除外から《不知火の隠者》を蘇生。
【最終盤面】レベル4不知火の隠者、レベル4になったユニゾンビ

この状態から、《水晶機巧ハリファイバー》をリンク召喚しても良いでしょうし、レベル8シンクロになって《PSYフレームロードΩ》や《戦神-不知火》になっても良いでしょう。

アンデシンクロ系カードの採用

シンクロ系カードとしては、《妖刀不知火》を採用するケースもあるようだ。

《妖刀不知火》と《不知火の隠者》が墓地にいれば、《妖刀不知火》墓地効果で、自身と墓地の《不知火の隠者》を除外してレベル6シンクロモンスター《刀神不知火》をEXデッキから特殊召喚→除外された《不知火の隠者》の効果で除外ゾーンの《妖刀の不知火》を特殊召喚→《刀神不知火》と《妖刀不知火》で《クリスタルウィングシンクロドラゴン》も出せます。

このように「ヴァンパイア」デッキは、純構築の「純ヴァンパイア」デッキのみならず、「不知火」や「芝刈り」などのアンデット族特有の要素を組み合わせたデッキ構築も多い。

《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷族》《ヴァンパイアの支配》《ヴァンパイアウェイク》あたりは出張性能もあるので、ヴァンパイア要素少し取り入れたアンデット族デッキというのもできるようです。

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「ヴァンパイア」大会優勝デッキレシピ構築

こちらが実際に大会優勝した「ヴァンパイア」デッキのデッキレシピになります。

 

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まとめ

「ヴァンパイア」大会優勝デッキレシピ構築紹介・回し方解説をしてまいりました。

「ヴァンパイア」デッキは、かなり強いテーマです。個人的には、構築次第では「ヴァンパイア」の環境入りをするテーマでもあると思います。

同じく「ダークセイヴァーズ」に収録されている「閃刀姫」に注目が集まっていますが、「ヴァンパイア」デッキもなかなか面白いテーマなんです。

【関連記事:デッキビルドパックダークセイヴァーズ】

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