【聖騎士デッキ】回し方・デッキレシピ構築・エクストラパック2019の解説

9月14日発売されたエクストラパック2019

【未界域】ことDanger!の来日で、ワンキルを考える人たちがちらほら見られます。ですが今回はDanger!だけでなく、【忍者】や【聖騎士】、また海外新規テーマであるクロノダイバーこと【Time Thief】や、アニメでジークが使用した【ワルキューレ】など、大きく分けて実に5テーマものカードの来日しています。

いつものエクストラパックは50種類弱しかカードが収録されていなかったのに対して、今年は70種類以上も収録されるので驚きですよね。

そこで今回は5種類のテーマのうち【聖騎士】について解説していきます。

【聖騎士】って?

聖騎士は今回が初出ではなく、エクストラパック2013にあたる、EXTRA PACK-SWORD OF KNIGHTS-で来日したテーマです。

もう6年もたつのか・・・とつい時の流れの速さを実感してしまいます。

聖騎士は簡単にいうと、聖剣を駆使しながら戦うデッキ。

下級モンスターで聖騎士エクシーズモンスターを出し、彼らに聖剣を装備させ攻めるデッキになっています。

既存の「聖騎士」

特に覚えておきたいのが、《聖騎士モルドレッド》と《聖騎士ボールス》と《聖騎士の三兄弟》と《伝説の預言者マーリン》です。

《聖騎士モルドレッド》

遊戯王/聖騎士モルドレッド(ノーマル)/LINK VRAINS PACK効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1000
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):このカードが「聖剣」装備魔法カードを装備している限り、 このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。 ●このカードはレベルが1つ上がり闇属性になる。 ●1ターンに1度、自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在しない場合に発動できる。 デッキから「聖騎士モルドレッド」以外の「聖騎士」モンスター1体を守備表示で特殊召喚し、 自分フィールドの装備魔法カード1枚を選んで破壊する。

聖騎士の初動です。発動条件こそありますが、デッキから好きな聖騎士をリクルートできます。出した聖騎士の効果は無効化されないため、これで《聖騎士ボールス》や《聖騎士の三兄弟》を特殊召喚してアドバンテージを稼ぎ、エクシーズ召喚やリンク召喚につなげていくのが基本的な戦い方になります。

《聖騎士ボールス》

遊戯王/第9期/EP14-JP016 聖騎士ボールス【スーパーレア】効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守 900
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):このカードが「聖剣」装備魔法カードを装備している限り、このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。 ●このカードはレベルが1つ上がり闇属性になる。 ●自分メインフェイズに発動できる。 デッキから「聖剣」カード3枚を相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚選ぶ。 そのカード1枚を自分の手札に加え、残りを墓地へ送る。 このカード名のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

デッキから聖剣をサーチし、サーチできなかったカードを墓地へ送る、といった効果。聖騎士エクシーズモンスターは、出たときに墓地の聖剣を装備する効果を持っているためこのカードと非常に相性がよく、《聖騎士モルドレッド》からこのカードを出せば、《神聖騎士王アルトリウス》をはじめとした、ランク5エクシーズモンスターを出すことができます。

《聖騎士の三兄弟》

聖騎士の三兄弟 レア 遊戯王 エクストラパック ナイツ・オブ・オーダー ep14-jp032効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1200/守2400
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 手札から「聖騎士」モンスターを2体まで特殊召喚する。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「聖騎士」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードは、自分フィールドのモンスターが「聖騎士」モンスター3体の場合にのみ攻撃できる。
(3):1ターンに1度、自分の墓地の「聖騎士」カード及び「聖剣」カードを合計3枚対象として発動できる。 そのカード3枚をデッキに加えてシャッフルする。 その後、自分はデッキから1枚ドローする。

まず目につくのが高い守備力。現在のデッキに対しては少し心もとないですが、それでもいざというときの壁になってくれます。また、プチ貪欲な壺ともいえる効果も持っており、《聖騎士の追想 イゾルデ》の効果で落とした聖剣や、墓地にいる聖騎士をデッキに戻してドローに変換できます。序盤では使いにくい効果ですが、中盤以降に《聖騎士モルドレッド》からリクルートしてくるのが理想の動き。

《伝説の預言者マーリン》

遊戯王カード  EONK-JP001 伝説の預言者マーリン(ウルトラレア)遊戯王アーク・ファイブ [デュエルフィールドEX EPIC OF NOBLE KNIGHTS -導きの聖剣-]効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1400/守 500
「伝説の預言者マーリン」の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。 デッキから「聖騎士」モンスター1体を特殊召喚する。 この効果を発動するターン、自分は「聖騎士」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 「聖騎士」Sモンスター1体をS召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。 「聖騎士」Xモンスター1体をX召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。

こちらも聖騎士の初動であり、デッキから好きな聖騎士を特殊召喚できます。《墓穴の指名者》に対して非常に弱いですが、《聖騎士モルドレッド》を1枚からリクルートできるのは初動として評価のできるポイントです。

その他の聖騎士に関しては後々説明します。

既存の「聖剣」

聖剣は主に装備魔法からなるカード群で、《聖剣 EX-カリバーン》以外の聖剣は共通効果として

  1. 戦士族モンスターのみ装備可能
  2. 同名カードはフィールドに1枚しか存在できない
  3. フィールドの表側表示のこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、自分フィールドの聖騎士モンスター1体を対象として再装備(1ターンに1度しか使用できない)

の3つを持っており、それぞれ固有効果を持っています

 

《聖剣 EX-カリバーン》

聖剣 EX-カリバーン(ウルトラレア) 遊戯王 ナイツ・オブ・グローリー(EP14) シングルカード EP14-JP019-UR装備魔法
「聖騎士」モンスターにのみ装備可能。「聖剣 EX-カリバーン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):装備モンスターは相手の効果の対象にならない。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、 自分フィールドの「聖騎士」Xモンスター1体を対象として発動できる。 その自分のモンスターとカード名が異なる「聖騎士」Xモンスター1体を、 対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

このカードは聖剣の共通効果を持っていませんが、装備モンスターを対象をとるカード効果から守ってくれます。また、墓地で発動できるエクシーズ召喚の効果もあり強力な1枚になっています。

既存の聖騎士シンクロ・エクシーズ・リンクモンスター

今現在ではレベル5の《魔聖騎士皇ランスロット》、ランク5の《神聖騎士王アルトリウス》、ランク4の《聖騎士王アルトリウス》、またリンク2の《聖騎士の追想 イゾルデ》の4体が存在しています。

《魔聖騎士皇ランスロット》

遊戯王OCG 魔聖騎士皇ランスロット ウルトラレア EP14-JP017-UR 遊戯王アーク・ファイブ [EXTRA PACK-KNIGHTS OF ORDER-]シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2100/守 900
チューナー+チューナー以外の「聖騎士」モンスター1体以上
(1):「魔聖騎士皇ランスロット」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。 デッキから「聖剣」装備魔法カード1枚を選んでこのカードに装備する。
(3):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送ったバトルフェイズ終了時に発動できる。 デッキから「聖騎士」カードまたは「聖剣」カード1枚を手札に加える。

聖騎士のチューナーモンスター《湖の乙女ヴィヴィアン》が一番出すときに使いやすいモンスターです。デッキから直接聖剣を装備できるため状況にあった盤面を作りやすい一方で、聖騎士エクシーズモンスターのように、墓地から聖剣を装備できないのは痛い点。

自身で盤面を割る効果を持っていませんが、戦闘で相手モンスターを破壊した場合に聖騎士か聖剣をサーチできます。しかし、新規カードで、同じような効果を持ち、さらに条件の緩いカードが登場したため、このモンスターの立場はより危うくなっています

《神聖騎士王アルトリウス》

神聖騎士王アルトリウス(ウルトラレア) 遊戯王 ナイツ・オブ・グローリー(EP14) シングルカード EP14-JP018-URエクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻2200/守2200
レベル5「聖騎士」モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功した時、 自分の墓地の「聖剣」装備魔法カードを3種類まで対象として発動できる。 対象のカードをこのカードに装備する。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、 このカード以外のフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、 自分の墓地のレベル4以上の「聖騎士」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。

 

《聖騎士王アルトリウス》

【 遊戯王】 聖騎士王アルトリウス シークレットレア《 エクストラパック ソード・オブ・ナイツ 》 ep13-jp037エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2000/守2000
レベル4「聖騎士」モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功した時、 自分の墓地の「聖剣」装備魔法カードを3枚まで対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。 そのカードをこのカードに装備する。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 自分フィールドの「聖剣」装備魔法カードの数まで、 フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。

どちらもエクシーズ召喚に成功した時に墓地から聖剣を装備できるため強固な盤面を作りやすいです。例えば《天命の聖剣》《聖剣ガラティーン》《聖剣‐EXカリバーン》を装備すれば、攻撃力3000越えの、対象を取られず、1ターンに1度戦闘・効果で破壊されない、強固な耐性持ちのモンスターが出来上がります。

《聖剣‐EXカリバーン》以外の聖剣は1ターンに1度だけ破壊されても再装備できる効果がついているため、相手からしてみれば、除外かバウンスを用いないと除去できないという非常に厄介なモンスターです。

加えて《神聖騎士王アルトリウス》は対象を取るモンスター除去、《聖騎士王アルトリウス》は対象を取らない複数枚の魔法・罠除去をそれぞれ備えています。

《聖騎士の追想 イゾルデ》

遊戯王/聖騎士の追想 イゾルデ(ウルトラレア)/LINK VRAINS PACKリンク・効果モンスター
リンク2/光属性/戦士族/攻1600 【リンクマーカー:左下/右下】
戦士族モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。 このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、 そのモンスター効果も発動できない。
(2):デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。 墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。

⑴の効果でサーチするモンスターは《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》や《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》が強いと思います。と、いうのもどちらも聖騎士が持ち合わせていない除去手段を備えており、聖騎士と相性がいいためです。

⑵の効果でデッキから聖剣を墓地へ送ってしまうため、一見何度も発動できないように見えますが、《聖騎士の三兄弟》のおかげで聖剣をデッキに戻せるため【聖騎士】では1デュエル中に何度も効果を活用できる強力なモンスターになっています。

また、海外新規のおかげで《聖騎士モルドレッド》の効果が使用できる状況にあれば、このカード+聖騎士エクシーズモンスターを一気に出せるようになりました。

海外新規「聖騎士」

今回のエクストラパックでは8枚もの新規が来日しました。

《聖騎士ペリノア》

遊戯王カード 聖騎士ペリノア ノーマル EXTRA PACK 2019 EP19 | エクストラパック2019 効果モンスター 光属性 戦士族 ノーマル効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1900/守 500
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードに装備されている「聖剣」装備魔法カード1枚と 相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 その後、自分はデッキから1枚ドローする。 この効果の発動後、ターン終了時までこのカードは攻撃できない。

聖剣の再装備効果により、実質ノーコストで相手モンスターを1枚破壊できます。

展開の効果はないので1、2枚採用がいいと思います。

《聖騎士イヴァン》

遊戯王カード 聖騎士イヴァン ノーマル EXTRA PACK 2019 EP19 | エクストラパック2019 効果モンスター 光属性 戦士族 ノーマル効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1600
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「聖剣」装備魔法カードを装備した場合に発動できる。 自分フィールドに「聖騎士トークン」(戦士族・光・星4・攻/守1000)1体を特殊召喚する。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「聖騎士」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードが「聖剣」装備魔法カードを装備している限り、 このカード以外の自分フィールドの「聖騎士」モンスターの攻撃力は500アップする。

《聖騎士モルドレッド》→このカード、のように展開すれば、自動的に聖剣が装備されるため効果が発動し、トークンを生成できます。2体で《聖騎士の追想 イゾルデ》をリンク召喚し、効果を使用すれば、ランク4モンスターを立てることができるため非常に安定感が増しました。

後半効果も馬鹿にはできない上昇値なので有用な新規だといえます。

 

《聖騎士コルネウス》

遊戯王カード 聖騎士コルネウス ノーマル EXTRA PACK 2019 EP19 | エクストラパック2019 効果モンスター 光属性 戦士族 ノーマル効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1000/守2000
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「聖剣」装備魔法カードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):フィールドのこのカードを素材としてS・X・リンク召喚した「聖騎士」モンスターは以下の効果を得る。 ●この特殊召喚に成功した場合に発動できる。 このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、 自分メインフェイズにモンスター1体を召喚できる。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「聖騎士」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

⑵の効果の召喚権が増えるのは聖騎士限定なので注意(公式の誤植)

比較的緩い特殊召喚条件を持つのでランク4エクシーズやリンク召喚の素材にちょうどいいモンスターです

《アヴァロンの魔女モルガン》

遊戯王カード アヴァロンの魔女モルガン レア EXTRA PACK 2019 EP19 | エクストラパック2019 効果モンスター 闇属性 魔法使い族 レア効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1300/守1600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「聖騎士」モンスター及び「聖剣」装備魔法カードが存在し、 相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。 自分フィールドの「聖剣」装備魔法カード1枚を選んで破壊し、その発動を無効にする。

《サブテラーの妖魔》を彷彿とさせるような効果を持つモンスター。

《伝説の預言者マーリン》と同じく聖騎士モンスターではないため、サポートを受けることができませんが、聖剣の特性上、実質はこのカードを墓地に送るだけで無効化で来てしまうため使い勝手のいい手札誘発です。

《聖騎士モルドレット》の効果に《灰流うらら》を打たれると、このカードがないと棒立ち状態で終わってしまいますが、このカードを発動すれば展開の最大値はおちるものの《聖騎士の追想 イゾルデ》や《神聖騎士王コルネウス》につなげることができます。

《神聖騎士王コルネウス》

遊戯王 第10期 EP19-JP049 神聖騎士王コルネウス Rエクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻1500/守2500 レベル4
「聖騎士」モンスター×2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を任意の数だけ取り除き、 その数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。 そのカードを持ち主の手札に戻す。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。 「神聖騎士王コルネウス」以外の「聖騎士」XモンスターをX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚し、 墓地のこのカードを下に重ねてX素材とする。

いままで聖騎士には「バウンス」という処理方法が存在していなかったので、《超雷龍-サンダー・ドラゴン》のような破壊耐性を持つモンスターに対しては少し対処に困っていました。

アクセスしやすいエクシーズモンスターでそれが登場したのは非常にいい強化だと思います。

打点こそ低いものの後半効果でリカバリーができるのも非常にグッド。攻撃力3000越えの破壊・戦闘耐性持ちのモンスターをたいていの場合出すことができるため、十分すぎるリカバリー効果だといえます。

《聖杯の継承》

遊戯王カード 聖杯の継承 レア EXTRA PACK 2019 EP19 | エクストラパック2019 通常魔法 レア通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分のデッキ・墓地から「聖騎士」モンスター1体または「聖剣」カード1枚を選んで手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在し、 「聖剣」装備魔法カードを装備した自分の「聖騎士」モンスターが 戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。 このカードを手札に加える。

強いです。初動が9枚に増えました。

《聖剣クラレント》

遊戯王 第10期 EP19-JP050 聖剣クラレント装備魔法
戦士族モンスターにのみ装備可能。 このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「聖剣クラレント」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):1ターンに1度、500LPを払って発動できる。 このターン、装備モンスターは直接攻撃できる。
(3):フィールドの表側表示のこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、 自分フィールドの戦士族の「聖騎士」モンスター1体を対象として発動できる。 その自分の戦士族の「聖騎士」モンスターにこのカードを装備する。

装備モンスターに耐性をつけるものではありませんが、相手のライフを一気に削ることができます。装備モンスターは聖騎士に限定されていないため、《機甲忍者ブレード・ハート》に装備すれば相手ライフを4400削ることができます。

《聖剣の導く未来》

遊戯王 第10期 EP19-JP052 聖剣の導く未来通常罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「聖剣」装備魔法カードの数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。 その中から1枚を選んで手札に加え、 残りのカードは好きな順番でデッキの上に戻す。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 同名カードが自分のフィールド・墓地に存在しない「聖騎士」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

⑴の効果は《聖杯の継承》と役割がかぶっており、罠カードなのでおまけ程度に考えましょう。

このカードの真価は⑵の効果でデッキから聖騎士モンスターをリクルートできます。ただし、聖騎士は手札からの展開手段が多いため、《聖杯の継承》でお目当てのモンスターを直接サーチしてきても無理なくフィールドに出すことができるため、相手の妨害に対して手数を増やす、くらいに考えておくといいと思います。

《おろかな副葬》で直接墓地へ送ってもそのターン中には効果を発動出来ないのが痛いですね。

構築・デッキレシピ・回し方

まずはサンプルレシピを紹介します。

モンスター 18枚

  • ゴッドフェニックス・ギア・フリード
  • 聖騎士ペリノア
  • 聖騎士イヴァン×2
  • 聖騎士モルドレッド×3
  • 聖騎士ボールス×2
  • 聖騎士の三兄弟×3
  • 聖騎士コルネウス
  • 伝説の預言者マーリン×3
  • アヴァロンの魔女モルガン×2
  • 聖剣を抱く王妃ギネヴィア

魔法 22枚

  • ハーピィの羽根帚
  • 増援
  • 墓穴の指名者×3
  • ダブル・アップ・チャンス
  • 聖騎士伝説の終幕
  • 栄光の聖騎士団
  • 聖杯の継承×3
  • 聖剣クラレント
  • 天命の聖剣×2
  • 聖剣ガラティーン×2
  • 聖剣カリバーン×2
  • 聖剣 EX-カリバーン×2
  • 聖剣アロンダイト×2

エクストラデッキ 15枚

  • No.61 ヴォルカザウルス
  • No.39 希望皇ホープ
  • 機甲忍者ブレード・ハート
  • No.41 泥睡魔獣バグースカ
  • 竜巻竜
  • 深淵に潜む者
  • No.39 希望皇ホープ・ダブル
  • 神聖騎士王アルトリウス×2
  • 聖騎士王アルトリウス×2
  • 聖騎士の追想 イゾルデ×2

 

回し方

遊戯王/聖騎士モルドレッド(ノーマル)/LINK VRAINS PACK

基本となる動きは、以下の二つです。

《聖騎士モルドレッド》→《聖騎士ボールス》を出して聖剣を1枚サーチ→《神聖騎士王アルトリウス》

《聖騎士モルドレッド》→《聖騎士イヴァン》でトークンを生成→《聖騎士イヴァン》と聖騎士トークンで《聖騎士の追想イゾルデ》→《聖騎士イゾルデ》の効果でデッキから聖騎士レベル4モンスターをリクルートし、《聖騎士モルドレッド》と《聖騎士王アルトリウス》か《神聖騎士王コルネウス》をエクシーズ召喚

 

終着点は異なりますが、いずれも《聖騎士モルドレッド》(初動)と聖剣があれば実現可能です。

2枚から、デッキ・エクストラデッキ内の聖騎士モンスターにアクセスできるのはかなり強くなったといえるでしょう。

デッキ内のリソースは《聖騎士の三兄弟》のおかげで切れにくいのでいつでもこの動きができます。

初動は全部で10枚。

1ターン目は《聖騎士モルドレッド》にアクセスするために《聖杯の継承》か《伝説の預言者マーリン》をつかいましょう。

構築のポイント

・初動

《聖騎士モルドレッド》にアクセスするために《増援》《聖杯の継承》それに《伝説の預言者マーリン》はフル投入しましょう。

10枚あれば安心だと思います。

ただ、《伝説の預言者マーリン》は、《墓穴の指名者》と《灰流うらら》に絶望的に弱いので注意。

 

聖剣の枚数

10枚前後の枚数あればいいと思います。それぞれに、「○○は自分フィールドに1枚しか存在できない」という効果がついているのでマックスで2枚が妥当だと思います。

サーチが利きにくいため、モンスターの方の初動より少し多めに入れるのがおすすめ。

 

・聖騎士モンスターの枚数

デッキ内のリソース切れを防ぐために必要な《聖騎士の三兄弟》は手札からの展開効果も持っているため、2、3枚欲しいと思います。

また、《聖騎士ボールス》と《聖騎士イヴァン》もデッキ内にいない、という状況をできるだけなくすために最低2枚は必要だと感じました。

聖騎士ではないですが、《アヴァロンの魔女モルガン》も数少ない妨害札のため、2枚以上投入が必要だと思います。

他の聖騎士はデッキと相談して決めましょう。

・エクストラデッキ

最低限必要なのが、《神聖騎士王アルトリウス》×2、《聖騎士王アルトリウス》×2、《神聖騎士王コルネウス》×2、《聖騎士の追想 イゾルデ》×2、《機甲忍者ブレード・ハート》です。

今回は、相手の不意を突きやすい《No.39 希望皇ホープ・ダブル》も投入しました。

こいつで出てくる《No.39 希望皇ホープ》に《聖剣ガラティーン》を装備すれば攻撃力12000で殴れるので問答無用で相手ライフを0にできます。

他にも、バーンダメージを与えられる《No.61 ヴォルカザウルス》などランク5エクシーズモンスターも入れるといいと思います。

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まとめ

今回の強化は全体的にいいものをもらったのではないかと思います。

エクストラパックには《原初生命態ニビル》をはじめとした強力なカードがたくさん収録されています。聖騎士の関連カードはすべてノーマルか字レアなので入手は容易でしょう。LVP1で聖騎士も再録されたためかなり組やすいのではないかと思います。

ぜひ組んで遊んでみてください。