「オルターガイスト」デッキ回し方・新規入り環境優勝デッキレシピ構築【遊戯王OCG】

2019年1月2日

「オルターガイスト」デッキとは

「オルターガイスト」デッキとは、「オルターガイスト」モンスターと、罠カードの「オルターガイスト」カードを使って戦っていくテーマ。「オルターガイスト」モンスターは全て魔法使い族モンスターで統一されているが、レベルや属性はバラバラ。

「オルターガイスト」モンスターは、単体のステータスは低いのだが、妨害効果や展開補助効果を持っている。罠カードは永続罠カードがほとんどなので、布陣が揃ってしまうまで時間がかかるが、盤面が固まってくると強力なロック盤面を揃える事ができる。

2018年1月発売の「フレイムズオブデストラクション」に収録されている《オルターガイストマルチフェイカー》が登場して以降、相手の妨害やパーミッション要素がさらに強くなり、相手の動きを2手、3手潰せるようなデッキになり、「オルターガイスト」デッキは、環境クラスの強さを持つようにもなった。

「オルターガイスト」デッキ回し方

勝ち筋は妨害ビートダウン

「オルターガイスト」デッキの回し方は、妨害を使ったビートダウンデッキ。まあ簡単に言うとやられるとうざい妨害で動きを封じまくるデッキというわけだ。

「オルターガイスト」デッキの妨害の要は主に下記の三つ。

  • 《オルターガイストプロトコル》によるモンスター効果の無効破壊
  • 《オルターガイストシルキタス》によるフリーチェーンバウンス
  • 《オルターガイストヘクスティア》による魔法・罠の無効破壊

このようにモンスター効果メタ、魔法罠カードメタ、盤面コントロールの全てをオルターガイストデッキは担っていくことができるので、対応力が高いデッキテーマです。

妨害を駆使して相手に好きな動きをさせず、盤面アドを守り抜くというのがオルターガイストデッキの勝ち筋になる。

「オルターガイスト」デッキは、単体モンスターのスタータスが低いので、8000打点を作るのには数ターンにまたがることが多くデュエルが長期戦化しやすい。相手のアドを潰しつつ、自分のターンで少しずつライフを削り、勝利をつかんでいくのが「オルターガイスト」デッキの回し方の特徴になる。

盤面を作り上げる

「オルターガイスト」デッキの動き、回し方の特徴は、盤面を作り上げることだ。

盤面を作り上げるというのは、「オルターガイスト永続罠カード」と「オルターガイストモンスター」の手札アド、盤面アドを築いていくことだ。

アドが取れる展開補助効果を持っていて特に強いのが《オルターガイストマリオネッター》《オルターガイストマルチフェイカー》の2枚だ。この2枚がオルターガイストデッキの回し方のキーカードになる。

《オルターガイストマリオネッター》は、召喚成功時①効果で、デッキからオルターガイスト罠カードをセットできる効果を持っている。

なのでモンスター効果無効効果を持つ《オルターガイストプロトコル》や、オルターガイストの蘇生札《オルターガイストマテリアリゼーション》などをオルターガイスト系罠カードをデッキから直接セットできるので、1枚で簡単にアドを稼ぐことができる。1ターン目などに役に立つカードだ。

さらに《オルターガイストマリオネッター》の②効果は、フィールドのオルターガイストカードを墓地に送り、墓地のオルターガイストモンスターを蘇生できる効果を持っている。

終盤でダブった《オルターガイストプロトコル》を墓地に送ったり、

フィールドから《オルターガイストメリュシーク》を墓地に送って、メリュシークの③のサーチ効果を使ったり、

《オルターガイストシルキタス》を墓地に送って②の墓地オルターガイスト罠カードの回収効果など状況に合わせて使っていくことができる。

このように《オルターガイストマリオネッター》②蘇生効果も、

主に中盤から終盤にかけて墓地のモンスターフィールドのモンスターが肥えてきたら、展開補助やアド確保の役割を担ってくれる。

 

次に、《オルターガイストマルチフェイカー》は、罠カードの発動で手札から特殊召喚ができる誘発効果を持っている。また特殊召喚時にデッキからオルターガイストモンスターを1体特殊召喚できる効果を持っているので、1枚でアドを稼ぐことができる。

自分罠カードが発動した場合という非常にゆるい誘発効果の条件であるので、自分相手ターン限らず使っていくこともできるし、《オルターガイストプロトコル》や《醒めない悪夢》などの永続罠カードを表にして、効果を使わずカードの発動をするだけでも条件を満たしていくこともできる。

 

②効果でデッキから特殊召喚してくるカードとしては、

《オルターガイストシルキタス》をデッキから呼んでくれば、すぐにフリーチェーンバウンスの布陣を揃えることができる。

《オルターガイストシルキタス》の効果で、《オルターガイストマルチフェイカー》を再度手札に戻せば、次のターン以降もまた手札からの誘発効果を使って盤面アドを稼いでいくことも可能になる。

 

この《オルターガイストマルチフェイカー》がさらに強力なのが、《パーソナルスプーフィング》を使ったコンボ展開だ。

【展開例】

セット状態の《パーソナルスプーフィング》カード発動から効果発動→

コストで手札フィールドの「オルターガイスト」カードをデッキに戻し、《オルターガイストマルチフェイカー》をデッキサーチ。

そこから「場合」効果である《オルターガイストマルチフェイカー》①効果で、今サーチしたマルチフェイカーをそのまま特殊召喚できる裁定になっている。

 

そのため、手札フィールドの「オルターガイスト」カード1枚と《パーソナルスプーフィング》1枚が揃えば、《オルターガイストマルチフェイカー》の効果を使って盤面を広げていくことができる。このコンボがかなり強力で、デュエル中何度も使用することになる。

《パーソナルスプーフィング》を使えば一瞬で《オルターガイストシルキタス》のフリーチェーンバウンス体制を揃えることができるのも、かなり強い。

オルターガイストのリンク展開

相手の妨害はできてもモンスターの能力値が低い「オルターガイスト」デッキのモンスターたちが、打点を作ったり相手の盤面を突破する力を発揮する上でリンク召喚の相性は良い

「オルターガイスト」モンスターが2枚揃えば、そのままリンク2の《オルターガイストヘクスティア》を出していくだけでもかなり強力。

リンク先に「オルターガイスト」モンスターがいればその攻撃力分だけ攻撃力がアップする打点強化効果がある。またリンク先のオルターガイストモンスターをリリースして発動し、相手の魔法罠カードの発動を無効破壊にできる魔法罠メタ効果もある。

この《オルターガイストヘクスティア》②効果の、魔法罠発動の無効効果に「1ターンに1度」の縛りはないため、《オルターガイストマルチフェイカー》や《オルターガイストマテリアリゼーション》などの特殊召喚効果を使っていけば、何度でもリンク先にモンスターを揃えて、1ターンに2回、3回も魔法罠メタをはっていくことが可能になり非常に強力。

また《オルターガイストマルチフェイカー》の効果によって、フィールドの盤面が横に広がるケースも多く、モンスターが3〜5体程並ぶこともよくある。

そのためもちろん《オルターガイストヘクスティア》を2体並べることも強いし、《ヴァレルロードドラゴン》や「トロイメア」リンクモンスターの展開をしていくのも強力。

このように困った時には、EXデッキからのリンク召喚に頼って、回していくことも可能という柔軟性も高い点もオルターガイストデッキの強みと言えるかもしれない。

いずれにせよ「オルターガイスト」デッキは、大会環境での優勝もかなり増えてきているデッキであり、間違いなく環境クラスのデッキテーマであるでしょう。

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まとめ

「オルターガイスト」大会優勝デッキレシピ構築紹介・回し方解説をしてまいりました。

「オルターガイスト」デッキは妨害もでき、展開力もあり、リンク召喚もできる。このように「オルターガイスト」デッキは環境でも通用するレベルの力をつけている。

アニメテーマでもあり、プレイングの腕が試されるやり込み要素が強いデッキでもあります。なのでオルターガイストデッキは扱っていてとても楽しく、やりがいがあるテーマでもあると思います。デッキパーツもそこまで高額ではないので、この機会にデッキ構築をしてみても面白いかもしれませんね。

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