【遊戯王ルール】バトルフェイズの流れ|バトルステップやダメージステップを理解しよう

ルール・裁定

遊戯王のルールを理解する【第一弾】として、今回は遊戯王のフェイズ進行の中でも最もややこしいであろう「バトルフェイズ」について解説していきます。

遊戯王をプレイする上で、カードテキストにも、ダメステ、ダメージ計算時、ダメージ計算後、バトルフェイズ終了時など、少しわかりにくい言葉を目にすることも多いですよね。

そんなバトルフェイズですが、皆様はどの程度理解しておりますでしょうか。

理解している方は知識の整理に、理解していない方は参考書代わりにしていただければと思います。

1.バトルフェイズの進行

そもそもバトルフェイズは、メインフェイズ1とメインフェイズ2の間で行われるフェイズのことで、相手にモンスターで攻撃するフェイズになります。

バトルフェイズは細かく分けて4つの段階があります。以下のようにステップが移行します。

スタートステップ→バトルステップ→ダメージステップ→バトルステップ→ダメージステップ→・・・→バトルステップ→エンドステップ

スタートステップ

スタートステップという名前からも分かるようにバトルフェイズを行う際に1番初めにおこなわれるステップです。「バトルフェイズ入ります」という宣言は、このステップに入ったことを宣言した、ということになります。

このステップではスペルスピード2以上のカード・カードの効果を発動することができます。

お互いのプレイヤーがカードを発動する優先権を放棄した場合に、次のステップであるバトルステップに移行します。

このステップでは、《威嚇する咆哮》や《和睦の使者》や《サブテラーの導師》などの裏守備にする効果を使って相手の攻撃できるモンスターを減らすなど、主に相手の攻撃を妨害するカードの発動タイミングとして重要になります。

と、いうのもメインフェイズ終了時に、上記のカードを発動した場合、相手はまだメインフェイズを続行できるので、自分の考えていた動きと違う動きをされてしまう可能性があるからです。

(例1)

メインフェイズ終了時に、相手フィールド上の《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》を対象に《強制脱出装置》を発動し、エクストラデッキに戻した。しかし、相手はメインフェイズをまだ続行できるので、何らかのカードで展開しもう1度《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》をエクシーズ召喚した。

その結果、相手プレイヤーはバトルフェイズに入り《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》で攻撃し、自分は大ダメージを受けた。

(例2)

メインフェイズ終了時に、《威嚇する咆哮》を発動した場合、相手はメインフェイズ続行できるので《ソウルチャージ》を発動し、制圧力のあるモンスターを召喚された。

バトルステップ

モンスターで攻撃宣言を行うステップです。バトルフェイズは主にこのステップとダメージステップで成り立っていると考えてもいいと思います。

モンスターの攻撃宣言を行うので、攻撃宣言時に発動できる効果や、攻撃対象に選択された場合に発動できる効果はこのステップに、ターンプレイヤーのモンスターの方から順に発動チェーンを組んで処理します。

(例)

《No.39 希望皇ホープ》で、相手の《BF T-漆黒のホーク・ジョー》に攻撃し、前者の『(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。』の効果を発動し、相手は後者の『(2):このカードが相手の効果の対象になった時、または相手モンスターの攻撃対象になった時、このカード以外の自分フィールドの「BF」モンスター1体を対象として発動できる。その対象を正しい対象となるそのモンスターに移し替える。』の効果を発動した場合、チェーン1《No.39 希望皇ホープ》、チェーン2《BF T-漆黒のホーク・ジョー》のようにチェーンが組まれ、処理が行われる。

 

攻撃宣言やカードの発動を行う前に非ターンプレイヤーはこのステップでカードを発動することができません。

攻撃宣言を行ったタイミングで、攻撃宣言を行った、あるいは攻撃対象になったときに発動する効果の発動タイミングになる他、《聖なるバリア -ミラーフォース-》のような相手のモンスターの攻撃をトリガ―として発動できるカードもこのタイミングで発動します。

 

また、「攻撃宣言時に発動できる」カードは同じチェーン上であれば複数枚発動することができます。

(例)

自分は、相手モンスターの攻撃宣言時に、《聖なるバリア -ミラーフォース-》を発動したところ、相手はそれにチェーンして《月の書》を発動した。このままでは、そのモンスターは破壊されないので、自分はそれにチェーンして《業炎のバリア -ファイヤー・フォース-》を発動できる。

この場合、《業炎のバリア -ファイヤー・フォース-》(チェーン3)で相手の攻撃表示モンスターをすべて破壊し、ダメージの処理を行った後、チェーン2、チェーン1の処理が行われます。

特に、《攻撃の無力化》はカウンター罠なので、このタイミングで発動したカードであれば《超融合》などを除くすべてのカードにチェーンして発動可能です。

 

攻撃宣言を行ったタイミングで発動できるカード(《聖なるバリア -ミラーフォース-》など)の処理後はすぐにダメージステップには移行せず、カードの発動タイミングが発生します(バトルステップ終了時としておきます)。

このタイミングでは、攻撃宣言時に発動できるカードは発動出来ません。

このタイミングで発動できるのは、発動タイミングが制限されていない、スペルスピード2以上に該当するカードのみです。(《サイクロン》や《強制脱出装置》など)

 

以上のことをまとめると、バトルステップは以下の3つに分けられます。

  1. 攻撃宣言するモンスターを選択し、攻撃する際に必要なコストを払う
  2. 攻撃する対象を選択し攻撃宣言をする。このタイミングで攻撃対象になった時、あるいは攻撃宣言時に発動する・できる効果や、攻撃宣言をトリガーとするカードを発動出来る。
  3. バトルステップ終了時。このタイミングでもカードは発動できるが、攻撃宣言をトリガーとするカードは発動できず、フリーチェーンかつスペルスピード2以上のカードのみ発動可能。

ダメージステップ

次にダメージステップ(通称:ダメステ)です。

ダメージ計算などを行わなくても、このステップに入って初めて「攻撃した」扱いになるので、《彼岸の旅人 ダンテ》のようなカードを使う際は気を付けましょう。

このステップは大きく分けて5つのタイミングが存在します。

  1. ダメージステップ開始時
  2. ダメージ計算前
  3. ダメージ計算時
  4. ダメージ計算後
  5. ダメージステップ終了時

1.ダメージステップ開始時

このタイミングでは《A・O・J カタストル》のような「ダメージ計算を行わず相手モンスターを破壊する」モンスターの効果、「ダメージステップ時に発動できる」と記載されている効果(《サイコ・コマンダー》など)や、ダメージステップ開始時に発動出来る効果(《究極伝導恐獣》や《N・グラン・モール》)が発動できます。

《オネスト》や《トリックスター・キャロベイン》のような、「ダメージステップ開始時からダメージ計算前までに」と記載された効果も発動できます。(いわゆる、モンスターの攻撃力・守備力を変動する魔法・罠カードも発動可能)

2.ダメージ計算前

裏側守備モンスターを攻撃した場合、このタイミングで表側になります。ただし、リバース効果はまだ発動しません。

このタイミングでもモンスターの攻撃力・守備力を変動する魔法・罠カードは発動は可能です。

もし、攻撃した時にステータスが負けているなら、このタイミングがその類のカードを発動出来る最後のタイミングなので、ここで発動しましょう。

ほかにも、ダメージ計算前に発動する・できると記載された効果(《ライトロード・モンク エイリン》など)の効果も発動できます。

3.ダメージ計算時

このタイミングで、ダメージ計算を行います。ライフの変動がおきるのもこのタイミングです。

このタイミングで発動する効果は、「ダメージ計算時に」と記載されたカード(《武神器-ハバキリ》など)のみです。

また、身代わり効果を持つモンスター(《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》など)はこのタイミングで効果を適用します。

ダメージ計算時を以って、「戦闘を行った」扱いになるので、戦闘を行うことで効果を発動するモンスター(剣闘獣など)を使う際は気を付けましょう。

4.ダメージ計算後

このタイミングで、リバースモンスターの効果が発動します。

また、相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えたときに発動する効果(《X-セイバー エアベルン》)や、「ダメージ計算後に発動出来る・する」と書かれたカード(《レッド・デーモンズ・ドラゴン》など)はこのタイミングで発動します。

5.ダメージステップ終了時

このタイミングで、戦闘で破壊が確定したモンスターが墓地へ送られます。

また、戦闘で破壊された、または戦闘でモンスターを破壊した時に発動する効果はこのタイミングで発動します。

戦闘で破壊されたときに効果を発動するモンスターには、往年のリクルーターである《巨大ネズミ》や《キラー・トマト》、他にも《A・ボム》など様々なモンスターがおり、魔法・罠カードを含めると《デステニー・シグナル》など、200種類を超えています。

最近では昔に比べ少なくなったような気がしますが、《サブテラーの射手》など環境でも見られるので、発動タイミングはきっちり把握しておきましょう。

この段階が終了すると、次のバトルステップに移行します。

 

さらに、ダメージステップで大事なのがもう1点あります。

それは、「ダメージステップ終了時」や「ダメージ計算時」のように特定の発動タイミングでしか発動できない効果は、そのタイミングでの効果処理が終了した場合に、改めて発動することができないということです。

(例)

自分フィールドに警邏カウンターが乗った《お注射天使リリー》がおり、ダメージ計算時に「(1):このカードが戦闘を行うそのダメージ計算時に1度、2000LPを払って発動できる。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ3000アップする。」の効果を発動したところ、相手に《神の通告》をチェーンして発動された。破壊はされなかったが効果は無効になった。

この場合、再度、《お注射天使リリー》の効果は発動できない。

「ダメージステップに発動できるかどうか」問題について

デュエル中に1度は疑問に思った方も多いはず。「このカードってダメージステップに発動出来るの?」問題です。

「ダメージ計算時に発動出来る」など発動タイミングが明記されているものは分かりやすいですが、他のカード、例えば《灰流うらら》や《サブテラーの妖魔》、《墓穴の指名者》などはどうなのでしょうか。

《灰流うらら》
チューナー・効果モンスター/星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果

《サブテラーの妖魔》

効果モンスター/星1/地属性/魔法使い族/攻 800/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、自分フィールドの「サブテラー」モンスター1体を対象として発動できる。その発動を無効にする。その後、対象のモンスターを裏側守備表示にする。
(2):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にし、自分の手札・墓地の「サブテラー」モンスター1体を選んで表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。

《墓穴の指名者》

速攻魔法
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及びそのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

テキストを読んでみればわかります。それぞれ以下のような効果です。

  • 《灰流うらら》は「効果を無効にする」
  • 《サブテラーの妖魔》は「発動を無効にする」
  • 《墓穴の指名者》は「相手の墓地のモンスターを除外する+おまけでそのモンスターと同名カードの効果を無効にする」

 

ダメージステップに発動できるのは「発動を無効にする」効果です。

そのため、「効果を無効にする」カードである《灰流うらら》は発動ができない、ということになります。

《墓穴の指名者》は発動タイミングが制限されていない、スペルスピード2以上に該当するカードなので、バトルステップに発動することはできますが、ダメージステップに発動することはできません。

したがって、この3枚だと、ダメージステップに発動出来るのは、発動を無効にする効果を持っている《サブテラーの妖魔》だけです。

 

ちなみに「発動を無効にし、破壊する効果」を持つ速攻魔法である、《我が身を盾に》はつい最近まで、発動を無効にする効果を持っているのにダメージステップに発動することができませんでしたが、2019年2月にダメージステップに発動出来るように裁定の変更がなされました。

ダメージステップまとめ

  • 攻守変更が可能なカードが発動できるのはダメージ計算前のタイミングまで。
  • リバース(裏側守備モンスターが表側になる)にはダメージ計算前、リバース効果が発動するのはダメージ計算後、戦闘でモンスターが墓地へ送られるのはダメージステップ終了時
  • ダメージステップに発動できるのは以下です。
  1. 攻守変動を持つ効果(ダメージ計算前まで)
  2. 効果の発動タイミングとして、ダメージ計算前などダメージステップ内のタイミングが指定されているカード
  3. 発動を無効にするカード(速攻魔法、カウンター罠、誘発即時効果)

エンドステップ

「バトルフェイズを終了します」と宣言するとこのステップに入ります。

また《攻撃の無力化》のようなバトルフェイズを終了する類の効果は、直接メインフェイズ2には移行せず、このステップに移行します。

このステップにもカードを発動するタイミングが存在しますが、ターンプレイヤーから発動ができます。

お互いにカードを発動する優先権を放棄した場合にメインフェイズ2に移行します。

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さいごに

今回は遊戯王の紛らわしいルールの1つ、バトルフェイズについて説明しました。

《墓穴の指名者》をダメージステップに打つのが見受けられるなど、勘違いしている方が多いルールとなります。

この記事が、バトルフェイズ理解に少しでも役に立っていただければ、と思います。

他にも「このルールの解説をしてほしい!」などありましたらコメント欄にてコメントください!

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