「AOJサイクルリーダー」サイドデッキへの採用が地味に増えてる理由【遊戯王】

《A・O・Jサイクルリーダー》効果テキスト

チューナー(効果モンスター)

星3/闇属性/機械族/攻1000/守1000

このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。相手の墓地の光属性モンスターを2体まで選択し、ゲームから除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。

《A・O・Jサイクルリーダー》は闇属性機械族のレベル3チューナー

手札誘発で、相手の墓地の光属性モンスター2枚まで選択しゲームから除外する効果を持つ。2枚までなので、1枚でも可能。

光属性のデッキテーマで墓地ソースを活用するデッキテーマに対して効果を発揮するメタカード。又、手札誘発にしては攻撃力/守備力が、1000/1000あるので終盤に押し込む際のアタッカーにもなる。下級手札誘発モンスターの中では、スカルマイスターの次くらいの位置でステータスが良いですね。

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《A・O・Jサイクルリーダー》効果考察

《AOJサイクルリーダー》は、相手墓地の光属性を2枚まで除外する効果。

類似効果を持つカードに《DDクロウ》がいるが、

効果モンスター

星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100

(1):このカードを手札から墓地へ捨て、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。

このカードは手札から捨てることで、相手の墓地のカードを1枚を対象に除外できる効果。

墓地のカードなので、魔法・罠カードや、光属性以外のカードも除外できる点、汎用性としては《DDクロウ》の方が高い

では、このDDクロウと比べた時に《A・ O・Jサイクルリーダー》の効果の特徴はいかほどのものなのだろうか。

以下に特徴をまとめて見た。

《A・O・Jサイクルリーダー》《DDクロウ》
メリット
  • 光属性2枚除外
  • レベル3チューナー
  • 攻撃力が1000
  • なんでも1枚墓地除外
  • レベル1
デメリット
  • 光属性モンスターのみ
  • ステータスがATK/DEFが100/100

特に《A・O・Jサイクルリーダー》のメリットは、「光属性2枚除外」「レベル3チューナー」という点が優れているポイントだろう。

この点を踏まえて、現環境でなぜ注目されているのかを考察していく。

《A・O・Jサイクルリーダー》が環境で採用される理由

おそらく《AOJサイクルリーダー》採用の1番の理由は「ABC」デッキ対策でしょうね。

https://yugiou-djmikun.com/2017/06/18/post-6594/

「ABC」パーツはすべて光属性なので、墓地に落ちたそれらをドラバス展開される前に除外してしまうことでメタにすることができます。

もちろん「ABC」デッキメタに関してはかなり開発されていますので、他のカードでもメタをすることができます。なので、ただ単にメタだけでなく、自分のデッキとシナジーを見出せるデッキに《A・O・Jサイクルリーダー》は採用される。

一つは、レベル3チューナーなので、手札で腐っても最悪シンクロ召喚にもっていけるので、レベル4と合わせて《エンシェントフェアリードラゴン》などのレベル7シンクロを作ることができる。

自分も「ABC」デッキの場合、エンシェントフェアリーは、チンキレースあたりからユニオン格納庫を持ってこれるので非常に強い。後攻なら相手のユニオン格納庫も除去できるしね。

そして「恐竜竜星」デッキにおいては《秘竜星-チョウホウ》がいるので、《竜星の九支》効果→《チョウホウ》破壊→チューナーサーチ効果で《AOJサイクルリーダー》サーチ。

という感じで、チョウホウの効果で《サイクルリーダー》をサーチしてくることが可能。

チューナー・効果モンスター

星3/闇属性/アンデット族/攻   0/守1800

「浮幽さくら」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、このカードを手札から捨てて発動できる。自分のエクストラデッキのカード1枚を選んでお互いに確認する。その後、相手のエクストラデッキを確認し、選んだカードの同名カードがある場合、その相手の同名カードを全て除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。

ちなみに、レベル3チューナーで「ABC」デッキメタといえば《浮幽さくら》がいます。このカードもかなり強くて《ABCドラゴンバスター》《ボウテンコウ》などの切り札を完封できる。エクストラから除外なので、完全に飛ばしてしまうという相手からしたらかなり痛い一打になる。

そしてさらに、この《浮幽さくら》もチューナーであることを活かして、前述のレベル7シンクロへのルートに使ったり、チョウホウサーチでデッキより手札に加えていくことができる。その点、《AOJサイクルリーダー》よりさくらを好むプレイヤーもいるだろう。

ただし、《浮幽さくら》は後攻用のカードであり、さらにエクストラの枠を使ってしまう

そのため、例えば1戦目で負け、2戦目にこちらが先行を取った時には活用が難しい上に、ミラーマッチの場合、相手も《浮幽さくら》を採用している可能性があるので、先に相手に《浮幽さくら》を打たれてしまうというリスクも有り得る。さらにエクストラデッキ事情を考えてきついなーというデッキも多いはず。

そういった観点から、《AOJサイクルリーダー》は、先行用の「ABC」対策カードとしてサイド・エクストラの空き状況を見ながら徐々に今後の活用も増えているのであろう。

《DDクロウ》に比べて、2枚相手墓地を除外できる上、「レベル3チューナ−」という点を考慮した時に、《AOJサイクルリーダー》を採用したいというデッキがあるのもまあ納得。

価格も他の手札誘発に比べたら安いですしね。

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まあとはいえ、環境は始まったばかり。

サイドデッキ事情やメタの観点で《AOJサイクルリーダー》以外にもメタカードは数多あるので、今後どうどうなるかは神のみぞ知る感じではあるが、少なくとも「ABC」デッキの入賞数が今後どんどん伸びてくれば対策カードとして採用が増えていくだろう

ちなみに《AOJサイクルリーダー》は「ABC」だけでなく、光属性モンスターで墓地除外に刺さるカードとしては《ボウテンコウ》《リフン》《シラユキ》《青眼》《トリックスター》など、案外光属性は環境においては多い。まあすべて《DDクロウ》で対応できるんだけどね。

いずれにせよ、今後の環境の状況を見守っていきたいところ。

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今期の手札誘発について

それにしても、今回の7月新制限の環境での手札誘発の選択肢はマジで多い

増殖するg、幽鬼うさぎ、灰流うらら、浮幽さくら、DDクロウ、エフェクトヴェーラー、スカルマイスター、ドロール&ロックバード、AOJサイクルリーダー、アーティファクトロンギヌス、カオスハンター。

今回のこの考察記事から、今期の皆さんの手札誘発事情を考えるきっかけにしてくれれば幸いですが、マジで悩みどころですよね笑

ちなみに管理人はこのサイドデッキや手札誘発などのメタを考えている時間が一番好きです笑

今回はこれで以上です!

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