【パーシアスデッキ】回し方戦い方・新規リンク解説・相性の良いテーマを紹介
「パーシアス」デッキとは、「ストラクチャーデッキR神光の波動」に収録された「パーシアス」モンスターを基軸にした天使族デッキのことです。
「パーシアス」デッキはカウンター罠をはじめとしてパーミッション的な動きをするので【天使パーミッションデッキ】や【パーシアスパーミデッキ】などという名称で呼ばれたりもします。
2018年11月発売の「リンクヴレインズパック2」においても新規リンクモンスターも登場して強化されたそんな【パーシアスデッキ】の戦い方・デッキレシピ構築などを解説していきたいと思います。
「パーシアス」デッキ基本カード解説
《天空聖騎士アークパーシアス》
⑴効果として、手札・墓地に存在し、自分がカウンター罠カードを発動した場合、または自分がモンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にした場合、自分の手札・フィールド・墓地からこのカード以外の天使族モンスター2体を除外して特殊召喚する効果を持っています。
コストとして2体の天使族を除外するのが少し重たいが、墓地のカードも除外できるので、なんとか墓地ソースを利用してアド損を防ぎたいところですね。
《パーシアスの神域》
(1)効果は、フィールド・墓地に存在する限り「天空の聖域」として扱う効果。⑵効果は、天使族モンスター攻守300アップ、フィールドにセットされた魔法・罠カードは効果の対象にならず、効果では破壊されない効果。⑶効果は、自分の墓地の天使族モンスター及びカウンター罠カードの中から、合計3枚を対象として、好きな順番でデッキの上に戻す効果です。
パーシアスデッキは、カウンター罠カードで相手の動きを止めるのが得意なデッキでもあるので、⑵効果でセットカードに耐性をつけられるのは良いでしょう。
《輪廻のパーシアス》
《輪廻のパーシアス/Rebirth of Parshath》 カウンター罠 (1):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、手札のカウンター罠カード1枚を相手に見せ、手札を1枚捨て、1000LPを払って発動できる。その発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキに戻す。その後、デッキ・EXデッキから「パーシアス」モンスター1体を選んで特殊召喚できる。 |
モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、手札のカウンター罠カード1枚を相手に見せ、手札を1枚捨て、1000LPを払って、その発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキに戻し、その後、デッキ・EXデッキから「パーシアス」モンスター1体を選んで特殊召喚できる効果を持っています。
手札にカウンター罠カードがある場合にしか発動できず、手札コストが必要な点が少し痛いカードですが、デッキ・EXデッキから「パーシアス」モンスターを出せるので、後述するリンクモンスターである《天空神騎士ロードパーシアス》を出すことができます。
《天空神騎士ロードパーシアス》
《天空神騎士ロードパーシアス》 リンク・効果モンスター/リンク3/光属性/天使族/攻2400 【リンクマーカー:左下/下/右下】 天使族モンスター2体以上 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):手札を1枚捨てて発動できる。「天空の聖域」のカード名が記されたカードまたは「天空の聖域」1枚をデッキから手札に加える。フィールドに「天空の聖域」が存在する場合にはその1枚を天使族モンスター1体にできる。 (2):自分フィールドの表側表示の天使族モンスターが墓地へ送られた場合、自分の墓地から天使族モンスター1体を除外して発動できる。除外したモンスターよりレベルが高い天使族モンスター1体を手札から特殊召喚する。 |
⑴効果は、手札を1枚コストに発動でき、「天空の聖域」のカード名が記されたカードまたは「天空の聖域」のサーチ効果です。フィールドに「天空の聖域」が存在する場合にはその1枚を天使族モンスター1体にできます。
この効果でサーチできるカードは以下の通りです。
モンスター
- 《天空聖者メルティウス》
- 《天空賢者ミネルヴァ》
- 《奇跡の代行者 ジュピター》
- 《コーリング・ノヴァ》
- 《神秘の代行者 アース》
- 《力の代行者 マーズ》
- 《天空の使者 ゼラディアス》
- 《ホーリー・ジェラル》
- 《裁きの代行者 サターン》
- 《死の代行者 ウラヌス》
- 《天空勇士ネオパーシアス》
- 《マスター・ヒュペリオン》
- 《大天使ゼラート》
魔法カード
- 《パーシアスの神域》
罠カード
- 《裁きの光》
- 《神罰》
「パーシアス」デッキ回し方・戦い方
カウンター罠カードによるパーミッション
パーシアスデッキの戦い方は、カウンター罠カードをうまく活用して、相手の動きを止めるパーミッション的な動きをするデッキです。パーミッションとは、相手の効果を無効にしたり、破壊したりすることです。
代表的なカードとしては、《神の宣告》《神の通告》《神の警告》などの「神の」シリーズのカードを使って相手の動きを止めていきます。
また、テーマカードの1枚である《輪廻のパーシアス》もパーミッション効果を持っているのでこのカードも活用することができます。
宣告者モンスターの採用
パーシアスデッキと相性の良いカードとして、宣告者モンスターたちが存在します。
主に《朱光の宣告者》《緑光の宣告者》《紫光の宣告者》の3枚が採用されます。
この3枚はそれぞれ天使族で、相手のカードの発動した時に、自身ともう1枚の天使族モンスターを墓地に送り、その発動を無効にして破壊する効果を持っています。
《朱光の宣告者》は相手のモンスター効果の発動、《緑光の宣告者》は相手の魔法カードの発動《紫光の宣告者》は相手の罠カードの発動にそれぞれ対応しています。
《イーバ》を採用することによって《イーバ》をコストからの後続の宣告者をサーチしてくるという動きをすることができます。
《輪廻のパーシアス》と《天空聖騎士アークパーシアス》の活用
《輪廻のパーシアス》と《天空聖騎士アークパーシアス》を採用することで、魔法・罠・モンスター効果のメタを作ることができます。
《輪廻のパーシアス》は発動のための条件がなかなか厳しいが、手札の《イーバ》を墓地に送る手段になったり、《天空聖騎士アークパーシアス》やリンクモンスターの《天空神騎士ロードパーシアス》を展開することでこのデッキの打点不足を補うことができます。
《天空聖騎士アークパーシアス》は、天使族が一定数デッキにあることで、このカードの採用のメリットを存分に使うことができるので、その点上記で紹介した「宣告者」や下記で紹介する「アーティファクト」などの天使族を採用することによってシナジーを作ることができます。
パーシアスデッキデッキレシピ構築・相性の良いカード
AF(アーティファクト)出張
《アーティファクトデスサイズ》と《アーティファクトの神智》のおきまりのAF出張です。EXデッキを使用するデッキには《アーティファクトデスサイズ》はかなり刺さります。
また、アーティファクトは、天使族という特徴からも「宣告者」「パーシアス」カードとの相性は良く、互いにシナジーをもたらしてくれます。
また、パーシアスデッキは、カウンター罠を狙うデッキなので、どうしてもセットカードが多くなってしまいがちなので、《ハーピィの羽根箒》や《ツインツイスター》などの除去カードに弱いという特徴があります。
その点《アーティファクトデスサイズ》は、セットされたこのカードが破壊されると特殊召喚することができるので、素引きした場合でも、セットカード除去カードへのケアにもなってくれます。
光天使セプスロコンボ
最後は、光天使モンスターである《光天使セプター》《光天使スローネ》を使った「セプスロ」コンボです。非常に強力なコンボで、手札2枚消費で「ランク4エクシーズ」「相手のカードを1枚破壊」「3枚ドロー」ができるコンボになります。
初手条件:手札に《光天使スローネ》と《光天使セプター》
《光天使セプター》通常召喚から効果発動、それにチェーンして手札の《光天使スローネ》の効果を発動→効果処理により《光天使スローネ》自身を特殊召喚し1枚ドロー。《光天使セプター》の効果でもう1枚の《光天使スローネ》をサーチ。→チェーン処理終了後、《光天使スローネ》の特殊召喚をトリガーにより手札の《光天使スローネ》効果発動で、自身特殊召喚から1枚ドロー。《光天使セプター》2枚と《光天使スローネ》1枚で《ヴェルズウロボロス》や《星輝士デルタテロス》などをランク4エクシーズをX召喚。《光天使セプター》の効果でカードを1枚破壊し、1枚ドロー。
- 手札消費:2枚
- 最終盤面:ランク4エクシーズ、相手のカードを1枚破壊、3枚ドロー
「レベル4モンスター×3」で出せるランク4エクシーズを作ることができるので、《星輝士デルタテロス》《武神姫アマテラス》《ヴェルズ・ウロボロス》などそれぞれ切り返し性能・展開補助・妨害能力を持ったエクシーズモンスターを出していくことができます。
《インスペクトボーダー》の永続メタ効果
他にも、よく一緒に採用されるカードとして《インスペクトボーダー》が存在します。
《インスペクトボーダー》は、メタビートデッキによく採用されるモンスターです。同じくメタビモンスターである《ライオウ》との効果の適応範囲は異なりますが、モンスター効果メタとしてかなり強いメタ効果を持っていて、且つ攻守が2000あるので戦闘突破されにくいという利点があリマす。
「パーミッション」デッキは、このカードを先行で立てるだけでもかなり強くて、モンスター効果で起動していくことが多い昨今の環境においては、このカードを除去していく解答を相手が用意できないと、そこで動きが止まってしまいます。
リンク召喚をするとモンスター効果を使えるようになりますが、そこを《朱光の宣告者》などで潰してしまうことで相手に動かせない、なんて動きをすることも可能です。
まとめ
ということで、今回はパーシアスデッキの回し方・動き方・デッキレシピ構築・相性の良いテーマなどを解説しました。パーシアスデッキは、「ストラクR神光の波動」で強化されたパーミッションテーマです。
パーミッション系デッキは数も少なく、その中でも完成度が高いデッキテーマでもあるので、相手の動きを封じて、じっくり戦い方いというタイプの方はおすすめなデッキテーマになります。
是非、デッキ作りの参考にしてもらえればと思います。
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