【遊戯王】「純トリックスター」大会優勝デッキレシピ・リンカネ規制後の回し方
「純トリックスター」デッキ大会優勝デッキレシピ構築・回し方解説です。リンカーネイション規制後のトリックスターデッキの特徴とは何か。
「トリックスター」デッキとは
「トリックスター」デッキとは、
「トリックスター」モンスターと、フィールド魔法《トリックスターライトステージ》を起点に、バーンダメージを与えてライフを削っていくテーマ。
光属性天使族で統一されている点も《オネスト》などの属性専用サポートカードの採用がしやすくてデッキとしても非常に組みやすいテーマ。
「トリックスター」デッキは遊戯王VRAINSで「財前葵」が使用するアニメテーマでもあるので、トリックスターリンクモンスターも存在し、バーンを与えるというトリックスターデッキの動きの補助ができる効果を持つモンスターが存在する。
「トリックスター」デッキ回し方
バーン展開を
「トリックスター」デッキの特徴はとにかくバーンダメージを与えること。
《トリックスターキャンディナ》の魔法罠発動でバーン。
《トリックスターマンジュシカ》で手札に加える度にバーン。
《トリックスターリリーベル》の直接攻撃でバーン。
《トリックスターライトステージ》で追撃バーン。
という感じで、とにかくバーンダメージを蓄積していく戦い方をする。
かなりいやらしくて、しかも思ったよりも早い速度ライフが削られていく。
ちなみに、低い下級モンスターがメインという弱点を補うために基本的に《オネスト》の採用は必須となっている。
もともと登場当初は「WWトリックスター」デッキというのが主流であり、
召喚権を使わず、同じくバーンを与えるテーマであり、且つクリスタルウィングシンクロドラゴン等の高打点モンスターを出せる「WW(ウィンドウィッチ)」はトリックスターデッキと相性がよかったが、
《WW-アイスベル》が準制限カードになり、「SPYRAL」デッキが環境上位にいる以上、手札誘発に枠を使いたいというのがあるので、「WWトリックスター」デッキの構築は減ってきている。
そこで昨今では、「純トリックスター」に《スケープゴート》や《百万喰らいのグラットン》を採用した構築が増えている。
https://yugiou-djmikun.com/2017/06/13/post-6439/
リンク召喚やグラットンはともにエクストラデッキに余裕がある必要もあり「WW」の採用が減っている以上エクストラの余裕は比較的ある。
《星杯戦士ニンギルス》や《百万喰らいのグラットン》など相手カードを突破していくカードを出していくことで、トリックスターモンスターの戦闘を通しやすくすることができるため、もともと打点が低く、突破力がないトリックスターへの解答になっている。
このようにクリスタルウィングが担っていた「トリックスター」の苦手な突破力をこれらのカードを採用することで補った構築になっている。
https://yugiou-djmikun.com/2017/08/17/post-7547/
手札誘発を積める
他にあげる「トリックスター」デッキの特徴は何か。
それは、手札1枚から展開できるその身軽さ、エコさ。
《トリックスターライトステージ》→《トリックスターキャンディナ》→《トリックスターマンジュシカ》or《トリックスターリンカーネイション》などは、ライトステージ1枚から3枚に化けてくれる。
つまり、《トリックスターライトステージ》と《トリックスターキャンディナ》がいることで、サーチする手段として恵まれており、
且つ《トリックスターマンジュシカ》の手札回収効果、《トリックスターリリーベル》の墓地回収、《トリックスターリンカーネイション》の墓地蘇生などなど
とにかく「トリックスター」は手札補充、少ない枚数から展開可能という利点を持っている。
なので「HERO」デッキなどと同様に、
「トリックスター」デッキは、デッキ枠に余裕があり、手札誘発モンスターを積みやすい。
そのため、今期環境トップメタを貼る必要がある「SPYRAL」デッキへの対策としても、トリックスターデッキは手札誘発を入れる枠があるという利点がある。
もちろん《リンカーネイション》と《ドロール&ロックバード》の凶悪なハンデスコンボも存在するので、そういう意味でも相手の妨害も念頭に入れた構築になる。
https://yugiou-djmikun.com/2017/05/22/post-6001/
無限顔面パンチループコンボ
最後に、トリックスターに使われている「無限顔面パンチ」を紹介する。
これは最近、「トリックスター」デッキに多く採用されるようになった《スケープゴート》を利用したコンボ。
【以下コンボルート】
条件として、
- 相手フィールドに攻撃力1650以上のモンスターがいること
- フィールドに《ファイアウォールドラゴン》がいること
- 手札に《トリックスターリリーベル》《トリックスターマンジュシカ》がいること
相手エンドフェイズに《スケープゴート》発動→
リンク召喚でリンク4の《ファイアウォールドラゴン》リンク召喚。
《トリックスターリリーベル》通常召喚→
バトルフェイズで直接攻撃→
《トリックスターマンジュシカ》の効果で《トリックスターリリーベル》を手札に戻し、《マンジュシカ》を《ファイアウォールドラゴン》のリンク先に特殊召喚。
《マンジュシカ》で相手モンスターへ攻撃で自滅→リンク先にいた《マンジュシカ》戦闘破壊で《ファイアウォールドラゴン》②効果を発動→《トリックスターリリーベル》を手札から特殊召喚→直接攻撃で、効果を使い墓地のマンジュシカを回収→
《マンジュシカ》効果で《リリーベル》を戻しマンジュシカを再び《ファイアウォールドラゴン》のリンク先へ特殊召喚。
その後再度相手モンスターへ攻撃で自滅。その後《ファイアウォールドラゴン》②効果で、リリーベル特殊召喚で攻撃、、、(以下ループ)
ということで、自滅攻撃をするため、
こちらの残りライフポイント次第でこのコンボが成功するか否かは左右されてしまう点はあるものの、状況次第で相手のライフを削ることができるこの「無限顔面パンチ」ループコンボはすえおそろしい。
もともと、トリックスターはバーンデッキということで相手のライフが減っていることが多いので、このコンボで一気に相手のライフを削りきれることも多いだろう。
このコンボが決められる盤面になれば展開すれば良いだけなのでトリックスターデッキを構築する際は覚えておいて損はないかもしれない。
まとめ
「トリックスター」デッキ大会優勝デッキレシピ構築紹介・回し方解説をしてまいりました。
トリックスターは「SPYRAL」「HERO」と並び、2017年10月環境で大会優勝・入賞実績が多いデッキテーマでもあります。
アニメテーマということでもあるので今後も強化が続くことでしょうから、まだまだデッキテーマとしての進化も期待できる息が長いテーマになりそうですね!
というわけで、今回はこれで以上!