魔妖EXモンスター解説!シンクロ&リンクモンスター効果考察【遊戯王OCG】
魔妖(まやかし)デッキのEXデッキのモンスターを解説します。魔妖デッキのEXモンスターには、シンクロモンスターとリンクモンスターが存在するので、それぞれの効果を見ていきたいと思います。
ちなみに、魔妖シンクロモンスターはレベル3・レベル5・レベル7・レベル9・レベル11のモンスターが存在し、魔妖リンクモンスターはリンク2のモンスターが存在します。
それでは一つずつ効果を見ていきたいと思います。
魔妖シンクロモンスター
レベル3シンクロ《轍の魔妖-朧車》
《轍の魔妖-朧車》 シンクロ・効果モンスター/星3/地属性/アンデット族/攻 800/守2100 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):「轍の魔妖-朧車」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。(2):このカードが墓地に存在し、元々のレベルが5の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このターン、自分のモンスターは戦闘では破壊されない。 |
《轍の魔妖-朧車》は、レベル3シンクロモンスター。《翼の魔妖-波旬》と《麗の魔妖-妲姫》とでシンクロ召喚をしていく場合に採用に通るシンクロモンスターになる。
《墓穴の指名者》や《増殖するG》をチェーンされた場合にこのカードで展開が止まってしまう可能性もあることを考えて、このカードのシンクロ召喚は守備表示で行いところ。
攻撃力が800だが、守備力が2100あるので一応壁として機能は果たしてくれる。
墓地から蘇生された場合の効果は、そのターン戦闘で破壊されなくなる効果。
レベル5シンクロ《毒の魔妖-土蜘蛛》
《毒の魔妖-土蜘蛛》 シンクロ・効果モンスター/星5/地属性/アンデット族/攻2000/守1800 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):「毒の魔妖-土蜘蛛」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。(2):このカードが墓地に存在し、元々のレベルが7の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。お互いのデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。 |
《毒の魔妖-土蜘蛛》はレベル5シンクロモンスター。
攻撃力2000、守備力1800ということで、ステータスとしては微妙なところ。
墓地から特殊召喚された場合の効果も、お互いのデッキトップ3枚を墓地に送るという地味な効果になるので、あくまでレベル7シンクロへの中継役になるだろう。
レベル7シンクロ《翼の魔妖-天狗》
《翼の魔妖-天狗》 シンクロ・効果モンスター/星7/風属性/アンデット族/攻2600/守1500 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):「翼の魔妖-天狗」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。(2):このカードが墓地に存在し、元々のレベルが9の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。 |
《翼の魔妖-天狗》は、レベル7シンクロモンスター。
まず攻撃力2600になるので、だいぶ攻撃力が高くなる。
墓地から特殊召喚された場合の効果は、相手フィールドの魔法罠カードを1枚選んで破壊する《サイクロン》効果。「選んで破壊」なので、対象を取らない除去である点も注目ポイント。
レベル3・レベル5シンクロの2体が「地属性」であるのに対して、このカードは「風属性」である。
レベル9シンクロ《麗の魔妖-妖狐》
《麗の魔妖-妖狐》 シンクロ・効果モンスター/星9/炎属性/アンデット族/攻2900/守2400 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):「麗の魔妖-妖狐」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。(2):このカードが墓地に存在し、元々のレベルが11の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。 |
《麗の魔妖-妖狐》は、レベル9シンクロモンスター。
攻撃力2900という非常に高い数値であり、炎属性のシンクロモンスターである。
墓地から特殊召喚した場合の効果は、相手のフィールドのモンスター1体を選んで破壊するという効果。こちらも「選んで破壊」ということで、対象を取らない破壊である。
次につながるレベル11シンクロモンスターである《骸の魔妖-餓者髑髏》は、魔妖デッキのエースモンスターであるので、《骸の魔妖-餓者髑髏》が破壊された場合に、墓地のこのカードが出てくることを考えると、このカードを出す場面というのは少なくないだろう。
レベル11《骸の魔妖-餓者髑髏》
《骸の魔妖-餓者髑髏》 シンクロ・効果モンスター/星11/闇属性/アンデット族/攻3300/守2600 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):「骸の魔妖-餓者髑髏」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。(2):このカードが墓地に存在し、自分のリンクモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このターン、表側表示のこのカードは他のカードの効果を受けない。 |
《骸の魔妖-餓者髑髏》は、レベル11モンスター。
この【魔妖】デッキのエースモンスターにして攻撃力3300打点のアタッカー。ドクロだけあって、属性は闇属性モンスターになっている。
墓地から特殊召喚した場合の効果は、このターン他のカードの効果を受けないという耐性をつける効果。
「リンクモンスターが戦闘効果で破壊された場合に発動できる」ということなので、リンクモンスターであればどんなカードが破壊された場合でも墓地から特殊召喚できる点は非常に汎用性が高いといえる。
この《骸の魔妖-餓者髑髏》と《麗の魔妖-妲姫》で、最終到達点としてリンク2モンスターである《氷の魔妖-雪女》まで持っていくこともできるが、《氷の魔妖-雪女》は、攻撃力1900ということで打点が下がってしまう。
そのため、この《骸の魔妖-餓者髑髏》を、連続シンクロの展開の最終到達点にすることも多くなるだろう。
魔妖リンクモンスター
リンク2《氷の魔妖-雪女》
《氷の魔妖-雪女》 リンク・効果モンスター/リンク2/水属性/アンデット族/攻1900【リンクマーカー:左下/右下】 「魔妖」モンスター2体 このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):「氷の魔妖-雪女」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。(2):このカードのリンク先にSモンスターが存在する限り、相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。(3):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで半分になる。 |
《氷の魔妖-雪女》は、魔妖リンクモンスター。
リンク2モンスターということで、連続シンクロ展開からは、《骸の魔妖-餓者髑髏》と《麗の魔妖-妲姫》からリンク召喚できるので最終到達点になることもできる。
《氷の魔妖-雪女》の効果としては、リンク先にSモンスターが存在する場合に相手はこのカードを攻撃対象に選択できない②効果や、自分のSモンスターが戦闘効果で破壊された場合に、フォールドのモンスターの攻撃力守備力を半分にする③効果などがある。
攻撃力1900ということで戦闘突破もされやすく、相手盤面を崩す突破力にもかけてしまうので、やはりこのカードを出していく上ではシンクロモンスターと一緒に出していきたいところ。
③効果のおかげで攻撃力が3400以上ステータスが高いモンスターも、シンクロモンスターで自爆攻撃をして、その後に効果発動して、破壊されたシンクロモンスターに対応したレベルの「魔妖」シンクロモンスターを墓地から蘇生して、そのまま追撃という使い方もできる。
とはいえ、やはりこのカードを素材としたリンク3「魔妖」モンスターが欲しくなってしまうのは正直な感想だろう。
まとめ
今回は、魔妖シンクロモンスター・魔妖怪リンクモンスターの効果解説&考察をしてまいりました。
魔妖モンスターは総じてイラストアドも高く、連続シンクロを楽しめるという利点はありますが、やはり相手依存の効果に対して、少しもの足りないという印象を持つ方は多いでしょう。
ですが、ここまで展開力があるテーマなので、この程度の効果に抑えるのが妥当というのも一つの意見としてあるでしょう。
とはいえ、私自身この【魔妖】デッキ自体は非常に可能性があるテーマだと感じているので、是非、この機会に構築をしてみるのもいいかもしれませんね。