TGデッキ回し方・展開方法・新規リンクモンスター等の解説
TGデッキ(テックジーナスデッキ)とは、遊戯王5D`s期に登場したシンクロテーマです。遊戯王VRAINS 10期に「サベージストライク」で大幅に強化され、シンクロモンスターだけじゃなくて、シンクロリンクモンスターも登場しました。
そんなテーマ「TGデッキ」ですが、デッキの回し方・展開方法・優勝デッキレシピ構築論などを解説していきたいと思います。
TGデッキ回し方・展開方法例
新規レベル5シンクロモンスター《TG・スターガーディアン》が起点
TGデッキの起点になるカードは間違いなく新規カードの《TG・スターガーディアン》になることでしょう。
《TGテックジーナス スター・ガーディアン》 シンクロ・チューナー・効果モンスター/星5/光属性/戦士族/攻 100/守2200 チューナー+チューナー以外の「TG」モンスター1体以上 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「TG」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。 (2):自分メインフェイズに発動できる。手札から「TG」モンスター1体を特殊召喚する。 (3):相手メインフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。 |
《TG・スターガーディアン》は、レベル5シンクロチューナーです。
⑴効果によって、特殊召喚成功時に墓地の「TG」モンスターを回収できます。また、⑵効果で、その回収した「TG」を特殊召喚できるので、S召喚すれば墓地のTGを間接的に特殊召喚できるということになりますので、フィールドにさらなる素材を揃えて、そこからS召喚やリンク召喚を狙っていくことができるようになります。
ちなみに《TG・スターガーディアン》自分自身はチューナーなので《水晶機巧ハリファイバー》を特殊召喚する条件を満たすことができます。(水晶機巧ハリファイバーを出すことのメリットについては後述します。)
いずれにせよ、TGモンスターを2体を揃えて、レベル5シンクロをつくることが重要ということになります。ちなみに、レベル5シンクロを作る組み合わせは以下の通りです。
- 《TGワーウルフ》+《TGストライカー》
- 《TGカタパルトドラゴン》+《TGジェットファルコン》
- 《TGサイバーマジシャン》+《TGラッシュライノ》
リンクモンスター《TG トライデント・ランチャー》の出し方
《TG・スターガーディアン》を経由することで、《水晶機巧ハリファイバー》を出すことができます。《水晶機巧ハリファイバー》は、特殊召喚成功時にデッキからレベル3以下のチューナーを特殊召喚することできます。
TGデッキで言えば、《TGサイバーマジシャン》《TGストライカー》《TGタンクラーヴァ》《TGジェットファルコン》の4枚のどれかを特殊召喚することができます。
すると、《水晶機巧ハリファイバー》と「TGチューナー」がフィールドに揃うので、リンク3モンスターである《TG トライデント・ランチャー》をリンク召喚することができます。
《TGテックジーナス トライデント・ランチャー》 リンク・効果モンスター/リンク3/地属性/機械族/攻2200 【リンクマーカー:左下/下/右下】 「TG」チューナーを含む効果モンスター2体以上 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「TG」モンスターをそれぞれ1体ずつ選んで、このカードのリンク先となる自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「TG」モンスターしか特殊召喚できない (2):相手はこのカードのリンク先の「TG」モンスターを効果の対象にできない。 |
《TG トライデント・ランチャー》は、右下・下・左下の3つのリンクマーカーを持つリンク3モンスターですので、リンク先にさらなるシンクロ召喚を図っていくことができます。
リンク召喚成功時に、手札・デッキ・墓地から「TG」モンスターを1体ずつ(合計3体)を特殊召喚できます。
特殊召喚するモンスターは、墓地の《TG・スターガーディアン》と、レベル合計がレベル5になるように手札・デッキからTGチューナーモンスターと、非チューナーモンスターを特殊召喚すると良いでしょう。
すると、レベル5シンクロで《TGパワーグラディエーター》を出せるので、《TGパワーグラディエーター》と《TG スターガーディアン》を揃えることができます。
「SモンスターのチューナーとSモンスター」を素材にするSモンスターを出す
上記展開をすると、フィールドに《TG トライデント・ランチャー》《TGパワーグラディエーター》と《TG スターガーディアン》を揃えることができます。
《TGパワーグラディエーター》と《TG スターガーディアン》は、レベル5シンクロモンスターと、レベル5シンクロチューナーモンスターなので、レベル10シンクロをすることができます。しかも、「SモンスターのチューナーとSモンスター」なので、素材縛りが厳しいシンクロモンスターもシンクロ召喚することができます。
TGデッキのシンクロモンスターで言えば、《TGブレードガンナー》を出すことができます。
ただし、注意点としては、リンクモンスターの《TG トライデント・ランチャー》は、効果を使ったターンのエンドフェイズまで、TGモンスターしか特殊召喚できなくなってしまいます。そのため、そのターンはTGシンクロモンスターしか出せなくなってしまいます。
ですが、《TG・スターガーディアン》は、相手ターンでもシンクロ召喚できる効果を持っているので、次の相手ターンに、TGシンクロモンスター以外のレベル10シンクロモンスターを出すこともできます。
TGシンクロモンスター以外の、レベル10シンクロモンスターとしてオススメなのは、《スターダスト・ウォリアー》などが非常に強力でしょう。
TGデッキのデッキ構築・強みポイント
サーチカードをたくさん入れられる!
TGデッキの強みとしては、キーカードになるTGメインモンスターをサーチするカードがたくさんあるという点です。なぜなら、TGメインモンスターの属性や種族がバラバラであるため、それぞれの種族サーチカードに対応しているからです。
戦士族《TGストライカー》は《増援》に対応しており、恐竜族の《TGブースターラプトル》は《化石調査》に対応していて、獣戦士族の《TGワーウルフ》は《炎舞天キ》に対応しています。
そのため、キーカードを引っ張ってくることができる上に、デッキ圧縮が可能なので、コンパクトなデッキ構築をしていくことができるようになります。
レベル5シンクロを狙うため恐竜を入れるのも
まずは、レベル5シンクロの《TG・スターガーディアン》のシンクロ召喚を狙っていくため、何としてもレベル5シンクロを作ることが大切になります。
レベル5シンクロといえば、おきまりの恐竜族出張で《魂喰いオヴィラプター》→《幻創のミセラサウルス》→《ジュラックアウロ》の流れです。
サーチカードの《化石調査》もTGモンスターと共有できるということで、恐竜族を採用するというケースも考えられるでしょう。
終末デストルドーからの展開もできそう
また、シンクロデッキと言えば、《終末の騎士》→《デストルドー》展開の採用率は高いです。そのまま水晶機巧ハリファイバーにつなげることもできますし、レベル7シンクロを狙っていくこともできます。
また、恐竜族を採用しているのであれば、《オーバーテクスゴアトルス》を落として《究極進化薬》→《究極伝導恐獣》という流れも作ることができます。
TG罠は《TG1-EM1》が強い
《TG1-EM1》 通常罠 相手フィールド上に存在するモンスター1体と、自分フィールド上に表側表示で存在する「TG」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターのコントロールを入れ替える。 |
《TG1-EM1》は、相手フィールドの任意のモンスターのコントロールを奪うことができるカードです。《強制転移》とは違い、自分でモンスターを選択できるので、強力なモンスターのコントロールを奪うことができる。
しかも、TGメインモンスターは「フィールドのこのカードが破壊されて墓地に送られる」と、エンドフェイズにデッキから「TG」モンスターをサーチするカードが存在します。
なので、これらのカードを相手に送りつけて、そのモンスターを戦闘破壊したり、効果破壊することでこちらのアドを稼ぐこともできます。
なかなか強いので、TGデッキの罠カードとしては非常に採用率も高い1枚です。
まとめ
今回はTGデッキの回し方・デッキ構築などを解説してまいりました。
TGデッキはやりたいことが非常にシンプルで、デッキ構築自体もサーチカードやメインモンスターが少ないので、非常にコンパクトにまとめることができます。
リンクモンスターによって、非常に強力な展開することも可能なので、ぜひ一度構築をしてみると良いでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。
【サベージストライク】
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