もし人工知能が遊戯王したらどんなデッキ作り、デュエルでCSガチ勢に勝てるのか

人工知能(AI)と戦略ゲーム

みなさま、人工知能(AI)というものをご存知でしょうか。

人工知能とは何か。

管理人もわからない。

 

ただおそらくだが、人工知能(AI)とは、

人間の脳が行っている複雑な作業を模したコンピューターソフトやシステムのことなのだろう。

現在、日本社会に限らず世界中で様々な社会シーンで開発され、実践され、応用されている人工知能。人型ロボットなどコミュニケーションを取ることも可能なほどに人間の脳の働きに近いプログラムが作られる時代になっているという。

さて、

ことエンターテイメントに視点を移すと、将棋やチェスなどの戦略系のゲームで、人間が人工知能に負けるというニュースが以前話題になっていた。

もはや、人工知能の知能レベルは人間のそれをうわまっており、人間は戦略を立てるという点において、人工知能に勝てないのではないだろうかと。実際にそう思っている方も多いのではないだろうか。

ただ、ここで管理人は一つ疑問を持った。

チェスも将棋もすべてコマが決まっている。なので、想定できる範囲やその応用には限りがあるのではないか。つまり遊戯王で当てはめると、ストラクチャーデッキをお互いに買って、そのデッキでデュエルするのが将棋やチェス。

それと違い、遊戯王に限らずTCG(トレーディングカードゲーム)は、デッキを組むこと、つまりコマを作りあげることから始める必要がある

もし遊戯王のカードプールのすべてを人工知能に覚えさせて、それでデッキを組ませたら一体どんなデッキになり、そしてそのデッキを使って、ガチプレイヤーとデュエルしたらどちらが勝つのか。

遊戯王のデュエリストなら一度は思ったことがある疑問なのではないだろうか。

人工知能はどんな遊戯王デッキを構築するのか

普段、当ブログは大会環境デッキの考察なども行っている。

環境における遊戯王のデッキ構築には、制限改訂によって3ヶ月という周期で、環境デッキの構築の最適解が解明されていき、ある程度のところまでいくと、大会で優勝する環境デッキレシピはだいたいが似たような構築なっていく。

デッキ構築の最適解という点においては、やはりそういったもっとも強い構築に収斂していくのはある種自然の流れなのだが、もしここに人間の知能をうわまったとされる人工知能がデッキを組んだらどうなるのだろうか

思いがけないような構築になるのか、それとも大会優勝デッキレシピ構築と同じになっていくのか。

みなさまはどう思われますか?

人工知能が作る遊戯王デッキは弱い説

さて、最後に管理人の考えを述べたい。

見出しにもある通り、管理人の意見的には人工知能が作る遊戯王デッキは弱くて、そして環境ガチ勢のデッキに勝てない、というのが考えだ。

それはなぜか。

それは、人工知能には相手の手の内を読む能力がないから、だ。

 

遊戯王の対戦において重要なのは、もちろん自分のデッキを丁寧に回すことも重要だが、

  • 相手がどんなデッキを構築しているのか
  • そして、その相手がどういう動きをしてくるのか

つまり、相手デッキがどういう構築なのか、当たりをつけることが重要だ。

この作業は、将棋やチェスや囲碁などには必要ない。というよりは、コマはすべて同じなのですべて手の内がバレている状態でスタートする。

だが、遊戯王はそうじゃない。

相手のデッキに何が入っているのかが完璧にはわからない。だからこそ、相手の動き方、表情、ニュアンス、態度など、プレイマット上の盤面以外の部分で判断することも重要だったりする。

つまり、完全なるロジックに基づいた戦略性だけでなく、感覚的、直感的な勘が遊戯王において重要なのだ。

そしてその「読み」は、プレイ中だけでなく、デッキを組みあげる時点で始まっている。「今の環境はこれが強くて、だからこういった対策がされるから、このデッキにはこのカードを入れて、、、、、」みたいな。

つまり、「デッキ構築から始まり〜プレイイングまで」、遊戯王プレイヤー独自による勘みたいなものがデュエルで勝利するには必要になる。

そういった「読み」というか、感覚的な嗅覚のようなものは、おそらく人工知能にはなく人間だけが有しているものではないだろうか。

相手の手の内がバレているチェスや将棋であれば、ロジックに基づいた戦略性がよりモノをいうだろうが、遊戯王は相手の手の内すべてがわからない。だからこそ、遊戯王などのTCGは、いわゆる「勘や読み」というものが重要であり、かつそれが勝敗を左右したりする。

だからこそ、遊戯王は面白い戦略ゲームであり、人工知能は人間に遊戯王のデュエルで勝てないというのが管理人の意見だ。

結論、何が言いたいのか

結論、こんな記事を書いて何が言いたいのか。

別に人工知能における科学的な最先端について専門的な話がしたいわけではない。

この記事を通じて、遊戯王をガチでやることの面白さという点を述べたかった。

 

カジュアル的な遊び方も面白いし管理人も身内どうしてではワイワイやったりしている。

が、大会などでガチでやるのも面白い。というより、「違う」楽しみ方。

ガチだからと言って必ずしも殺伐としているのでなく、与えられたルール環境下でまっとうに戦うからこそ面白い。あのヒリヒリした感覚が面白いというのは間違いなくあるだろう。

管理人は昔から野球が好きでずっと野球部だったのですが、真剣勝負だからこそ楽しめる部分と、身内でおじさんたちで草野球的にワイワイやる楽しさ両方あると思う。

遊戯王もそれと同じで、どちらが良いとかではなくそれぞれの楽しみ方がある。

 

環境でのデュエルは、デッキを組む、プレイイングする、相手との駆け引きをする。

単純な話でなく、様々なことに配慮する必要があり、そしてその1つ1つが面白いのだ。

そして、勝ち続けるためには、ロジックや戦略だけじゃなく経験や分析による「読み」や「感覚」が重要になると思っている。

デッキ構築もそうだろう。どういうカードを使って、どういうカードを何枚採用するのか、その絶妙な塩梅は各プレイヤーによって感覚が違う。これが勝敗を左右し、大きく勝率に影響を与える。

1回や2回の対戦なら運で勝ったりり負けたりあるだろうが、対戦回数が多くなっていけば、いずれ大数の法則として合理的に導き出される勝率へと収斂していく。

だからこそ、感覚を研ぎ澄ませて、どうやったら勝利できるのか、ということを真面目に考えれば考えるほど奧が深く、最終的には感覚や読みが重要になるのであろう。

最後に

このようにいろいろな要素が組み合わさる戦略ゲームとしての遊戯王は非常に面白い。だからこそ、エンターテイメントとして長年にも渡って、世界中のプレイヤーに愛され続けてきたのであろう。

そして、そんなエンターテイメント・娯楽は、唯一人間のみに許されたものであり、今後もこの娯楽として楽しむという点においては、人工知能が人間の完成に勝ることはないだろう。

人工知能に知性はあったとしても、それを楽しむ感覚的な右脳的な感覚、人間的な感覚はないはずだ。

だからこそ、そんな遊戯王をめいいっぱい楽しめば良い。というのが私の意見。

こんな冗長な記事に、最後まで付き合ってくださいましてありがとうございました。

というわけで「管理人は遊戯王が大好き」シリーズでした。

今回はこれで以上です。