【遊戯王】「閃刀姫」デッキ回し方・優勝デッキレシピ構築解説
「閃刀姫(せんとうき)」デッキとは「デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ」で登場した、リンク召喚テーマのデッキテーマです。
《閃刀姫レイ》とリンクモンスターの「閃刀姫」を中心に、「閃刀」魔法カードを駆使して展開をしていくテーマです。
今回はそんな「閃刀姫」デッキの回し方・優勝デッキレシピ構築を紹介していきます。
「閃刀姫」大会優勝デッキレシピ構築
「閃刀姫」デッキの大会優勝デッキレシピの構築を紹介します。
「閃刀姫召喚獣」デッキ
【#遊戯王】
本日の遊戯王公認大会の優勝は「Bracky」さんで【閃刀姫召喚獣】でした!
おめでとうございます! pic.twitter.com/OJginlRiXz— カードラボ八王子店 (@hachiouji_labo) 2018年2月24日
「純構築閃刀姫」デッキ
本日の17時から開催しました遊戯王商品券大会の優勝はくろさんの純閃刀姫でした!
コメントは「スザクさんを引退に追い込んだデッキです」
次は木曜日の17時から開催です!#遊戯王pic.twitter.com/Hy7sIKQqHd
— カードナイト (@card__shop) 2018年2月26日
「閃刀姫」デッキ回し方
勝ち筋は、アドの大量確保
「閃刀姫」デッキの勝ち筋は、アド確保で「閃刀」魔法を手札に揃えていく戦い方です。
アド確保は、リンクモンスターの《閃刀姫シズク》《閃刀姫カガリ》と、サーチカード《閃刀起動エンゲージ》と、カガリシズクにつなげるトークン生成カード《閃刀機-ホーネットビット》の4枚をメインに使っていきます。
特に初手では、とにかもかくにも《閃刀起動-エンゲージ》もしくは《閃刀機-ホーネットビット》を引きたい。
《閃刀起動-エンゲージ》は、1ターンに1度のターン制限がない「閃刀」魔法カード。なので、1ターンのうちに数回使用が可能。《閃刀姫カガリ》は特殊召喚時に墓地の「閃刀」回収効果、《閃刀姫シズク》はエンドフェイズに「閃刀」魔法カードのサーチ効果。
特に強い動きが、
《閃刀起動-エンゲージ》発動→
《閃刀機-ホーネットビット》サーチからの発動。
《閃刀姫カガリ》リンク召喚→
効果で《閃刀起動-エンゲージ》を再度墓地回収からの発動→「閃刀」カードサーチ。
カガリを素材にシズクをリンク召喚→エンドフェイズに「閃刀」カードサーチ。
という流れがマジで強い。
結果的に《閃刀起動-エンゲージ》1枚から下記の最終盤面になれる。
- 場に《閃刀姫シズク》
- 「閃刀」カード2枚サーチ
- 墓地に《閃刀起動-エンゲージ》《閃刀機-ホーネットビット》《閃刀姫カガリ》
ついでに、墓地に3枚以上の魔法カードがあればさらに2回分のドロー。《閃刀起動-エンゲージ》1枚爆アドの塊のようなカードだ。
このように1枚で動ける《閃刀起動-エンゲージ》を軸に使って、高回転でデッキを回していき、アドを確保していくのが「閃刀姫」デッキの回し方であり勝ち筋になる。
妨害カードの大量採用
「閃刀姫」デッキの強みは《閃刀起動-エンゲージ》など、少ない枚数で動いていくことができる。そのため手札誘発や罠カードなどの汎用カードはじめ、大量の妨害カードを採用できるのもこのデッキの利点。
むしろメインモンスターゾーンにモンスターがいると起動できない弱点があるので、いかに相手に展開させない「妨害をしていくかか」というのが回し方のキーポイントになる。
「閃刀」カードの妨害札には、速攻魔法の《閃刀機-ウィドウアンカー》通常魔法の《閃刀術式-アフターバーナー》あたりが汎用性も高く相手への干渉も可能。
速攻魔法の《閃刀機-ウィドウアンカー》は「閃刀」カードの中では唯一、相手ターンに相手の動きを止めることができるカードでもある。
なので《閃刀起動-エンゲージ》などで積極的にサーチしていきたい。
このように《閃刀起動-エンゲージ》などの少ない枚数から一気にアドを稼ぎ、妨害札(相手の展開を止めるカード)をいかに確保していけるのかが、このデッキの勝ち筋になる。
墓地の魔法カード肥やしカード
「閃刀」デッキの採用カードとして、他にも《成金ゴブリン》や《トゥーンのもくじ》《おろかな副葬》などのデッキ圧縮ができて、墓地へ魔法カードの供給ができるカードの採用も多い。
アドを失わない《成金ゴブリン》の採用はほぼ必須で、《トゥーンのもくじ》《おろかな副葬》などの事故につながる可能性があるカードを採用するか否かは、デッキタイプや個人的好みなどで別れるだろう。
そもそも「閃刀姫」デッキは、アドを確保できる高回転デッキではあるが、キーカードの《閃刀起動-エンゲージ》や《閃刀機ホーネットビット》などを引けないと話にならない。
《閃刀起動-エンゲージ》や《閃刀姫シズク》からのサーチ対応だからこそ「閃刀」魔法カードは強いのであって、そもそもメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合にしか発動できない「閃刀」魔法カードは単体ではそこまで強すぎるということはない。
なのでむしろ、初手での事故率がそこそこあるのは「閃刀姫」デッキの弱点の一つであろう。
墓地に3枚以上魔法がある状態であれば《閃刀起動-エンゲージ》の1枚で2枚確保できる効果はかなり強いが、そもそも《閃刀起動-エンゲージ》を初手で引けていれば、墓地に魔法カード3枚があろうが、なかろうが強い。
その分、アドを失う可能性がある《トゥーンのもくじ》や《おろかな副葬》などの採用は、ハマればかなりのアドを取れるが、そもそも《閃刀起動-エンゲージ》や《閃刀機ホーネットビット》を引けないという弱点に対応したカードではないのは注意したい。
個人的には《閃刀起動-エンゲージ》の1ドロー効果は、おまけ程度で考えて使っていく方が良いだろうと思う。
《閃刀姫レイ》の動き
ちなみに《閃刀姫レイ》からでも《閃刀姫》リンクモンスターになれるが、
《閃刀姫カガリ》だと、SS成功時効果で墓地の「閃刀」魔法カードの回収効果なので、あまりこのルートでリンク召喚することは少ない。
《閃刀姫カガリ》は、やはり《閃刀起動-エンゲージ》もしくは《閃刀機-ホーネットビット》から動いていくべき。
むしろ《閃刀姫レイ》からは《閃刀姫シズク》になる方が強い。だがサーチ効果自体は、エンドフェイズなので、そのターンにカード自体を発動・セットしていけないのも難点。
なので、《閃刀起動-エンゲージ》もしくは《閃刀機-ホーネットビット》からの始動よりも、《閃刀姫レイ》始動の展開スピードは欠ける点もあり《閃刀姫レイ》の採用枚数は1枚〜2枚採用のデッキも多い。
「閃刀姫」デッキの弱点
《閃刀姫》デッキは、メインモンスターゾーンにモンスターがいると動きにくいという性質上、どうしてもモンスターの展開力に欠けてしまう。
なので、《閃刀機-ウィドウアンカー》や《閃刀術式-アフターバーナー》で対処できない、耐性持ち高打点モンスターなど大型モンスターへの対処が難しいのが弱点。
モンスターで主力になるカードは《閃刀姫カガリ》か《閃刀姫シズク》になるので、《閃刀姫カガリ》は攻撃力上昇効果があるが、《閃刀姫シズク》は耐性持ち相手に対しては部が悪い。
「閃刀姫」デッキの場合、「そもそもそれらのカードを展開させない」妨害をしていくことでこれらの高打点モンスターへのケアをしていく形になる。
「閃刀召喚獣」デッキ
「閃刀姫」デッキの火力不足を補う意味でも「召喚獣」デッキと組み合わせた「閃刀姫召喚獣」デッキという構築も多い。
融合テーマの召喚獣は、メインモンスターゾーンではなく、EXモンスターゾーンへ融合召喚していけるので「閃刀」魔法カードとの兼ね合いもOK。
又、回収効果を使い終わった《閃刀姫カガリ》を融合素材やリンク素材にできるのも良い。
《閃刀姫カガリ》と《召喚師アレイスター》からはいくつかの展開ルートがある。
【パターン1】メルカバー展開
《閃刀姫カガリ》と《召喚師アレイスター》で《LANフォリンクス》リンク召喚→《召喚魔術》発動で《LANフォリンクス》と《アレイスター》で《召喚獣メルカバー》
【パターン2】後攻ワンキル展開
《閃刀姫カガリ》と《召喚師アレイスター》で《暴走召喚師アレイスター》リンク召喚→《召喚魔術》発動でカガリアレイスターを素材に《召喚獣プルガトリオ》→《暴走召喚師アレイスター》効果で、手札1枚コストで《法の聖天(メガラニカになる用)》をサーチ→《召喚魔術》効果で墓地アレイスター回収。これでバトルフェイズで、8100打点を作れる(1800+2300+3000+1000)
このように「召喚獣」を採用することで、「閃刀姫」デッキの弱点でもある打点不足・決定力不足を補うことができる。
《盆回し》で《暴走魔法陣》と《閃刀空域エリアゼロ》の採用できるのも相性が良い。
大会優勝しているデッキレシピの構築を見てみても、「純閃刀姫」と「閃刀姫召喚獣」が多いことからもやはり「召喚獣」との相性の良さは否定できないだろう。
『ディアボロス閃刀姫』デッキ
「ストラクチャーデッキR闇黒の呪縛」で収録されている《暗黒の魔王ディアボロス》を組み合わせた「ディアボロス閃刀姫」デッキというのもある。
この《ディアボロス》は闇属性である《閃刀姫レイ》が①効果でリリースされた場合に、手札・墓地から特殊召喚することができる。
そのため、相性がかなりよく、リリース耐性・効果対象耐性を持った3000打点を簡単に出せる。「閃刀」カードのデメリットである「自分メインモンスターゾーンにカードが存在しない場合」という条件も、《ディアボロス》の③起動効果で自身をリリースすることができるので、メインモンスターゾーンを空けることも可能。
さらにドラゴン族をいかして《竜の渓谷》を採用できるので《閃刀空域エリアゼロ》と《盆回し》の採用ができる。
デッキ構築は、「閃刀姫デッキ」に《暗黒の魔王ディアボロス》を2枚〜3枚程度採用するだけでできるという点も、出張カードとしての性能が高い。
まとめ
「閃刀姫」大会優勝デッキレシピ構築紹介・回し方解説をしてまいりました。
「閃刀姫」デッキは、圧力で相手の盤面を押し切るプレイングではありません。
小さな妨害を積み重ねていき相手の動きを止めつつ少しずつビートしていく、メタビートっぽい動きをするタイプのデッキだ。
大会環境でもかなり使われているデッキで、《閃刀起動-エンゲージ》の汎用性にも注目が集まっています。今後も環境テーマの1つとして対処していくことが求められるテーマになることでしょう。
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