ゴキボールデッキ(ゴキブリデッキ)回し方展開方法・ガチデッキレシピ構築論【遊戯王OCG】

2018年8月23日

ゴキボールデッキとは「ゴキブリデッキ」「Gデッキ」をモチーフにした昆虫族モンスターを中心にビートしていくデッキ。2018年7月発売の「ソウル・フュージョン」で強化カードが登場して、昆虫族モンスターデッキとしてさらにデッキを強化して作れるようになった。

そこで、今回はこのゴキボールデッキの回し方・展開方法・デッキレシピ構築等を解説していきます。

「ゴキボール」デッキのサンプルデッキレシピ

今回は「Vジャンプ2018年8月号」に掲載されたゴキボールのデッキレシピをご紹介します。

  • 究極変異態・インセクト女王×2
  • 超装甲平気ロボ ブラックアイアンG×1
  • デビルドーザー×2
  • 甲虫装甲騎士×3
  • 応戦するG×2
  • ゴキボール×3
  • G戦隊 シャインブラック×1
  • 代打バッター×3
  • 共振虫×3
  • ゴキポール×3
  • 寄生虫パラノイド×3
  • ゴキポン×2
  • 増殖するG×3
  • G・ビールパーク×3
  • 超進化の繭×3
  • ツインツイスター×2
  • 蝕みの鱗粉×2
  • N0.38 希望魁竜タイタニックギャラクシー×1
  • No.70デッドリー・シン×2
  • トロイメア・ユニコーン×1
  • アカシックマジシャン×1
  • 甲虫装機 ピコファレーナ×3
  • トロイメア・ケルベロス×1
  • トロイメア・フェニックス×1
  • ペンテスタッグ×2
  • ミセス・レディエント×2
  • リンクスパイダー×1

「ゴキボール」デッキ回し方

《G・ボールパーク》がガチ強い。1枚で、最大6000打点を作る

《G・ボールパーク》
《G・ボールパーク》
フィールド魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):ダメージ計算時に発動できる。その戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージを0にし、自分のデッキからレベル4以下の昆虫族モンスター1体を墓地へ送る。この効果で通常モンスターが墓地へ送られた場合、さらにその同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から任意の数だけ選んで特殊召喚できる。
(2):自分フィールドのモンスターが相手の効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分の墓地から昆虫族の通常モンスター1体を選んで特殊召喚する。

フィールド魔法《G・ボールパーク》の①効果は、ダメージ計算時に発動できる効果で、デッキからレベル4以下の昆虫族モンスターを墓地に送れる効果で、通常モンスターを墓地に送った場合、さらにその同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から任意の数だけ選んで特殊召喚できる。

なので、《G戦隊シャインブラック》や《甲虫装甲騎士》など昆虫族通常バニラモンスターを手札・デッキ・墓地から最大3体まで出して、バトルフェイズ中なので、そのまま追撃攻撃ができる。

特殊召喚したモンスターへの攻撃制限はないので、《G戦隊シャインブラック》を3体展開できれば6000打点。《甲虫装甲騎士》の場合は5700打点を作ることができる。

一気に相手のライフを削ったり、盤面を崩したりすることが可能になる。

そのままメインフェイズ2に移行したら、それらをリンク素材やエクシーズ素材に使ったりして展開していくことも可能。

メインフェイズ2で《甲虫装機ピコファレーナ》をリンク召喚

《G・ボールパーク》によって、フィールドに3体展開された昆虫族モンスターは、メイン2でリンク素材やエクシーズ素材などにしていくことができる。

特に「昆虫族モンスター×2体」でリンク召喚ができる《甲虫装機インゼクター ピコファレーナ》は相性が良い。

《甲虫装機インゼクター ピコファレーナ》
《甲虫装機インゼクター ピコファレーナ》
リンク・効果モンスター リンク2/闇属性/昆虫族/攻1000
【リンクマーカー:左下/右下】
昆虫族モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨て、このカード以外の自分フィールドの昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。デッキから昆虫族モンスター1体を選び、攻撃力・守備力500アップの装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。
(2):自分の墓地の昆虫族モンスター3体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。

展開ルートとしては、

昆虫族通常モンスター3体のうち、2枚を素材に《甲虫装機ピコファレーナ》をリンク召喚→成功時に手札1枚コストに、残り1枚昆虫族通常モンスターを対象に①効果を発動→デッキよりそのモンスターに昆虫族モンスターを装備

装備するモンスターは《共振虫》や《ゴキポール》が候補にあげられる。

ピコファレーナで《共振虫》を装備させ《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》を展開する

《共振虫レゾナンス・インセクト》
《共振虫レゾナンス・インセクト》
効果モンスター星4/地属性/昆虫族/攻1000/守 700
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキからレベル5以上の昆虫族モンスター1体を手札に加える。(2):このカードが除外された場合に発動できる。デッキから「共振虫」以外の昆虫族モンスター1体を墓地へ送る。

【展開例】

《甲虫装機ピコファレーナ》の効果で《共振虫》をデッキより、残り1体のフィールドの昆虫族モンスターに装備。2体で《トポロジックトゥリスバエナ》などのリンク3モンスターをリンク召喚→墓地に送られた《共振虫》の効果でデッキよりレベル5以上の昆虫族モンスターをサーチ。

ということで、《共振虫》の効果によってレベル5以上の昆虫族モンスターをデッキサーチできるので、《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》《接触するG》などをサーチすることができる。

《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》
《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》
効果モンスター
星8/地属性/昆虫族/攻2400/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地に昆虫族の同名モンスターが3体存在する場合、その内の任意の数だけ対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、対象のモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの効果で装備しているモンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。墓地へ送ったそのカードの攻撃力以上の攻撃力を持つ、相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

この状態なら、墓地に昆虫族通常モンスターの同名カードが3枚存在することになるので、《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》を特殊召喚する条件を満たすことができる。

そのまま《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》を特殊召喚して、《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》の②効果によって、高打点モンスターを中心に一掃することが可能。

ピコファレーナで《ゴキポール》を装備させ、リンク4モンスターを展開する

《ゴキポール》 
《ゴキポール》 
効果モンスター星3/地属性/昆虫族/攻1000/守1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキからレベル4の昆虫族モンスター1体を手札に加える。この効果で通常モンスターを手札に加えた場合、さらにそのモンスターを手札から特殊召喚できる。その後、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つ、フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。

【展開例】

《甲虫装機ピコファレーナ》効果で、フィールドの昆虫族モンスターにデッキより《ゴキポール》を装備。《甲虫装機ピコファレーナ》とそのモンスターでリンク3モンスターをリンク召喚→墓地に行った《ゴキポール》の効果を発動して、デッキより昆虫族通常モンスターをサーチ&そのまま特殊召喚で、そのモンスターとリンク3モンスターでリンク4モンスターをリンク召喚

ちなみに、この場合リンク素材になるのが「リンク3モンスターと、通常モンスター」になるので、モンスター2体でリンク召喚できる《ファイアウォールドラゴン》や《トロイメアグリフォン》などのリンク4モンスターはそのままリンク召喚ができるが、効果モンスターの素材指定がある《トポロジックボマードラゴン》は出すことができないのは注意が必要。

効果モンスター指定があるリンク4モンスターにしていくためには、《リンクスパイダー》などを経由することで、リンク召喚するのが良いだろう。

フィールド魔法サーチカードの採用はほぼ必須

ゴキブリデッキは、特に《G・ボールパーク》がイラストのコミカルさに似合わずかなり強力な効果を持っています。

そのため、《G・ボールパーク》をいかに初手で持ってこれるのかが重要なので、《テラ・フォーミング》や《盆回し》などの採用は必須になるでしょう。

また、《G・ボールパーク》はダメージ計算時であれば相手ターンでも利用できるので、《メタバース》の採用も相性が良いでしょう。

相手攻撃宣言時に《メタバース》を発動して《G・ボールパーク》を発動すれば、そのままダメージ計算時に効果を使っていくことができます。

相手ターンに複数体展開することで、壁になることができます。

《寄生虫パラノイド》と《超進化の繭》のコンボで上級モンスターを出せる

《寄生虫パラノイド》
《寄生虫パラノイド》
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 300
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターは種族が昆虫族になり、昆虫族モンスターを攻撃できず、昆虫族モンスターを対象として発動した装備モンスターの効果は無効化される。この効果は相手ターンでも発動できる。(2):装備カード扱いのこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。手札からレベル7以上の昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
《超進化の繭》
《超進化の繭》
速攻魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備カードを装備した自分・相手フィールドの昆虫族モンスター1体をリリースし、デッキから昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。

《超進化の繭》は、装備カードを装備した自分・相手フィールドの昆虫族モンスターをリリースして手札からレベル7以上の昆虫族を出せる速攻魔法。

相手モンスターもリリースすることができるので、《寄生虫パラノイド》の効果を使って、相手モンスターに装備して、その相手モンスターをリリースしていくことができる。

リリースによる除去なので、厄介な耐性持ちモンスターなどを除去しつつ、自分は上級モンスターを展開することができるようになる。しかも、《寄生虫パラノイド》は相手ターンにも使用することができる。

なので、《寄生虫パラノイド》を手札に持っておき、速攻魔法の《超進化の繭》をセットしておけば、

相手ターンで、相手が動く→《寄生虫パラノイド》の効果を発動し相手モンスターに装備→処理後にセットしておいた《超進化の繭》を発動し《寄生虫パラノイド》を装備している相手モンスターをリリースして、デッキより昆虫族モンスターを召喚条件を無視してリクルート。(さらに《寄生虫パラノイド》の効果で手札からレベル7以上の昆虫族がいれば、そのカードも特殊召喚することが可能。)

という流れが使える。

《超進化の繭》を使って手札から出していく昆虫族モンスターの候補としては、レベル7《究極変異体インセクト女王》や、レベル8《デビルドーザー》《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》などが候補に上がる。

《共鳴虫》から《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》を展開して、相手モンスターを一掃する

《共鳴虫ハウリング・インセクト》
《共鳴虫ハウリング・インセクト》
効果モンスター星3/地属性/昆虫族/攻1200/守1300
このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、デッキから攻撃力1500以下の昆虫族モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。その後デッキをシャッフルする。

《共鳴虫》は戦闘破壊されることでデッキから攻撃力1500以下の昆虫族モンスターを特殊召喚できる効果を持っている。このカードの特徴は同名モンスターを呼べるという点。

そのため、相手モンスターへ《共鳴虫》で自爆攻撃→効果で《共鳴虫》リクルート。また自爆攻撃して破壊され→また《共鳴虫》をリクルートし攻撃で破壊→次に《共振虫》をリクルートして、このカードでも攻撃し破壊され墓地に送られ、デッキより《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》をサーチ。メインフェイズ2に入り、墓地の共鳴虫3枚を対象にして、《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》を特殊召喚からの《共鳴虫》を装備からの効果で装備カードの《共鳴虫》を1枚墓地に送って相手フィールドの攻撃力1200以上のモンスター全てを破壊。

という感じのルートを使える。

1度《共鳴虫》3枚が墓地に送られれば、第二、第三の《超装甲兵器ロボ ブラックアイアンG》を出していくのも容易になる。

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まとめ

今回は、ゴキボールデッキ(別名:ゴキブリデッキ・Gデッキ)の回し方・デッキレシピ構築を紹介してきました。

ゴキブリデッキは、フィールド魔法の《G・ボールパーク》を起点に、多くの昆虫族通常モンスターを採用することで、デッキを回していくのが回し方・動き方の特徴になります。うじゃうじゃ展開してくる感じがまさに昆虫っぽい動きなので、使っていて爽快かもしれないですね。

個人的には「〇〇するG」シリーズも構築として入れていき、ゴキブリの再現度をあげたデッキ構築をするのも面白いと思います。

是非、ゴキブリデッキのデッキ構築やプレイングの参考にしていただければ幸いです。

【関連記事:Gシリーズモンスターまとめ】

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