「召喚獣」デッキ回し方・大会優勝構築・新マスタールールで使い方

2019年1月2日

「召喚獣」デッキとは

《召喚獣》デッキとは、召喚獣と名のついた「融合モンスター」を中心にしており、キーカードである《召喚師アレイスター》を使い、融合召喚していく融合モンスターテーマ。

2016年11月に発売した『フュージョンエンフォーサーズ』に新規に収録。

「召喚獣」融合モンスターは、全部で7枚あり、それぞれ「火」「水」「風」「土」「光」「闇」の6大属性に対応した召喚獣がおり、「召喚師アレイスター×◯属性モンスター」という融合素材でそれぞれ対応した召喚獣を出していく。

唯一《召喚獣エリュシオン》のみが、

「召喚獣モンスター×エクストラデッキから特殊召喚されたモンスター」という特殊な融合素材を取るが、基本は《召喚師アレイスター》とそれに対応した属性のモンスターで融合召喚を使って展開するテーマ。

この記事では、新マスタールール施行以降の「召喚獣デッキ」に関して、抽象的な観点から考察していくことにする。

「召喚獣」大会優勝デッキレシピ構築(新ルール環境)

発売当初は、《十二獣召喚獣》というデッキタイプで、十二獣と組み合わせたランク4エクシーズと召喚獣融合モンスターで戦うデッキが大会で活躍していた。

しかし、《十二獣》が規制され、新ルールの「新マスタールール」が施行された環境で召喚獣は、他のテーマとの構築で大会環境で活躍するようになっている模様。

新マスタールール基本的なデッキタイプは「真竜」「芝刈」あたりと組み合わせる形が多い。

(※考察はこちら)→「真竜召喚獣」新環境回し方・デッキ構築考察

「召喚獣」デッキ回し方(新マスタールール環境)

「召喚獣」デッキ構築の基本

「召喚獣」テーマ内のメインデッキに入れるモンスターは《召喚師アレイスター》のみ。

なので、必然的に「召喚獣」は単体でのデッキ構築は考えにくく、他のデッキテーマとの混合タイプがデッキ構築の基本になる。

その際に、一緒に組み合わせるデッキテーマに合わせ、そのテーマと親和性のある属性の召喚獣モンスターをエクストラに採用する形でエクストラデッキの召喚獣を構築する。

特に、召喚獣の中でも、上記2枚《召喚獣メルカバー》《召喚獣メガラニカ》が強く、「光属性」か「地属性」デッキテーマに召喚獣は採用されることが多い。

さらに言えば、

《召喚師アレイスター》は召喚獣融合魔法である《召喚魔術》をサーチできる。

で、このアレイスターのサーチ効果は「召喚・リバース成功時」であるため《召喚獣》デッキはなるべく《召喚獣アレイスター》に召喚権を使いたい。

そのため、召喚権を《アレイスター》に取られると困るテーマは親和性があるとは言えない。

逆に特殊召喚テーマや、エクストラデッキ依存するテーマや、その他の召喚方法を駆使できるテーマであれば、召喚権をアレイスターに残してあげることができるため相性は良い。

具体的には《芝刈デッキ》《WW》《AF》《真竜》などがあげられる。

「召喚獣」融合召喚のルート

「召喚獣」は《召喚魔術》という召喚獣専用の融合カードで融合していく。

《召喚魔術》は、

(1):融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを手札から墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。「召喚獣」融合モンスターを融合召喚する場合、自分フィールド及び自分・相手の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。

上記テキストにより、「召喚獣」モンスターを融合召喚する場合は、自分・相手墓地モンスターも除外することで融合素材にできる。

そのため《召喚師アレイスター》を墓地に送るギミックがあるとこのデッキは回りやすい。というか、その部分でアドを取っていく形が召喚獣のメリットになる。

具体的には《フォトンスラッシャー》などと合わせてランク4エクシーズを作り素材を取り除く形でアレイスターを墓地に送ったり、

《ドラゴニックD》《ワンダーワンド》などのコストとすることで、《召喚師アレイスター》を能動的に墓地に送り、アドを取るのも戦い方の一つと言えるだろう。

さらに言うと、

組み合わせるテーマに「墓地肥やし要素があるのかどうか」も重要な要因になる。

《召喚獣》融合召喚は、墓地のカードも除外して素材にできる。

組み合わせるテーマが、回して展開する過程で墓地にモンスターが増え、それを素材に使える状態が整えば、それを素材として召喚獣モンスターの融合素材にできる。

その点、「WW(ウィンドウィッチ)」などは特殊召喚連打で、シンクロをすることで墓地にモンスターが肥え、且つ、その墓地ソースをテーマ内で再利用するようなギミックはないため、墓地ソースはまるっきり召喚獣の融合に使うことができる。

このように、デッキテーマとしてそのテーマを回す過程で墓地が肥え、その墓地ソースをテーマ内で使用する必要がないようなテーマであれば召喚獣と相性が良いと言えるだろう。

「真竜召喚獣」の新マスタールール環境での活躍

ここまでは抽象的な概念や大枠を説明してきましたが、実際に大会等で活躍している「真竜召喚獣」デッキについて軽く触れます↓

https://yugiou-djmikun.com/2017/03/20/post-4136/

上記記事で考察をしていますが、基本的には《真竜剣皇マスターP》と《召喚師アレイスター》で《召喚獣メルカバー》を立てられる構築になっています。

ハンド2枚からこの展開をでき、アレイスター回収効果も使えるので実質手札1枚消費でメルカバーが立つのはなかなか強い。

「リンク召喚」をうまく活用していきたい

前にも触れたが「召喚獣」は、他のテーマと組みあわせる必要があるテーマ。

それにもかかわらず、融合モンスターのギミックなので「EXモンスターゾーン」の使用枠を召喚獣に割く必要があるため、同じく「EXモンスターゾーン」を利用するテーマとEXゾーンの奪い合いになってしまうこともある。

アドバンス召喚の真竜や、リンクモンスターやランク4を立てる芝刈デッキなどとは相性が良いものの、他のデッキテーマと組み合わせるためには、リンクモンスターでリンクマーカーを広げた上で展開していきたい。

幸い、アレイスターをリンク素材にできてしまえば、そのまま《召喚魔術》を使い墓地から融合していくことができる。

そのため、召喚獣デッキの今後の活躍は、より汎用性が高いリンクモンスターが登場した時に、リンクマーカー先にEXモンスターを展開していくのが良いのではないだろうか。

いずれにせよ、より親和性の高いテーマが今後登場する可能性もあり、

幸い、《暴走魔法陣》《召喚師アレイスター》《召喚魔術》などの強力なテーマカードは全く規制がかかっていないのは見逃せないポイント。10期のどこかで再度息を吹き返す可能性も大いにある。

個人的には、9期テーマもうまい具合に10期の環境で活躍できるようなゲームバランスが続くと良いなぁと思っている。

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