【遊戯王】「誘発サブテラー」デッキ回し方・大会入賞デッキレシピ構築
「誘発サブテラー」デッキとは、サブテラーデッキに手札誘発モンスターを採用するデッキです。この「誘発サブテラー」デッキの回し方・大会優勝・入賞デッキレシピ構築などを解説しています。コンボルートなど強い理由に関しても記事内に。
「誘発サブテラー」デッキとは
「エクストラパック2017」に収録された「サブテラー」デッキ。
同じく海外組の同期である「SPYRAL」が活躍しておりすでに大会環境を染め上げている。そんなスパイラルの影目に不遇な思いをしているであろう「サブテラー」デッキ。
そんな「サブテラー」デッキだが、今期、管理人はこのサブテラーデッキを好んで使用している。
理由は、「サブテラー」デッキの回し方が面白いからだ。
Vジャンプ11月号新規サブテラーカード《サブテラーの導師》が発売され、純サブテラーデッキ含め、サブテラーデッキが強化されたかのように思えているが、いざ蓋を開けてみると、純構築のサブテラーデッキとの噛み合わせはイマイチという声も聞く。
そんな管理人もテストプレイ、実践と繰り返してみたが、やはり同じような結果に。
少しがっかりしつつ、どんな構築にしようかといろいろと構築を考えていた。
そんな中「SPYRAL」デッキの大会優勝が続いている大会環境において、優勝こそしていないが、とある大会でサブテラーデッキ上位入賞していた。
それが「誘発サブテラー」デッキ。
「誘発サブテラー」デッキとは、上級モンスターの「サブテラーマリス」と《サブテラーの戦士》を採用せず、
《サブテラーの導師》《サブテラーの妖魔》をメインに使って、残りの枠に手札誘発モンスターを大量採用するデッキ構築。
管理人も上記デッキレシピに加えて、
今期SPYRAL対策として注目されている《応戦するg》《ドロール&ロックバード》を採用デッキを組んでいる。
今期は、SPYRAL対策としても、先攻展開を封じるために、手札誘発は超重要。
同じく環境上位テーマである「HERO」はデッキの枠的に手札誘発を採用できる余裕があるため、SPYRALに対抗できているといっても良いだろう。
「SPYRAL」デッキの対策についてはこちらの記事を参考に↓
https://yugiou-djmikun.com/2017/09/19/post-7863/
「誘発サブテラー」デッキの回し方
手札1枚から動く
サブテラーに限らず、手札誘発カードを大量に採用したデッキというのは今も昔も存在していた。
そんな「誘発〇〇」デッキが存続できるための条件は下記が上げられる
- デッキの枠に余裕があること
- 初動として1枚〜2枚の少ない枚数でも動けること
一つ前の環境において「誘発召喚獣トリックスター」デッキというデッキが大会優勝していたが、この誘発をふんだんに使い、後攻から巻き返しをするデッキだった。
https://yugiou-djmikun.com/2017/07/14/post-7047/
このデッキが存続できた理由として、基本的に「召喚獣」はアレイスター1枚もしくは暴走魔法陣orテラフォーミング1枚から動けるという点。十二獣が壊れだった理由もそれ。
アレイスターさえ握ってしまえば、初手他の4枚が全て手札誘発でも1ターン目で動ける。だからこの「誘発召喚獣トリックスター」デッキは成立しえた。
では今回の「サブテラー」はどうか。
《地中界シャンバラ》1枚から→
《サブテラーの導師》サーチ。
からのフィールドにセット。《地中界シャンバラ》②効果を使って、《サブテラーの導師》のリバース効果。
で《サブテラーの妖魔》をデッキからサーチ。
ということで、《地中界シャンバラ》1枚から、
- フィールドにサブテラーの導師とシャンバラ
- 手札にサブテラーの妖魔
という布陣を作り上げることができる。
このルートであれば《サブテラーの導師》がフィールドに表側表示になっているので《サブテラーの妖魔》の手札誘発①効果を使うための条件である「サブテラー」モンスターがフィールドにいるという条件をクリアできる。
なのでそれ以降、モンスター効果・魔法・罠という広い誘発効果としての適応範囲を持った妨害をすることができるこの動きがマジで強い。
このように、サブテラーマリス、サブテラーの戦士を採用せず、《サブテラーの妖魔》の妨害と《サブテラーの導師》のアド取りをメインにした「誘発サブテラー」という構築も一つ、サブテラーデッキの魅力といえよう。
トライデントドラギオンのルート
最後に、「サブテラー」デッキでキル打点を作れるルートを紹介する。
使うカードは《トライデントドラギオン》というレベル10のシンクロモンスター。
展開に必要な札
- サブテラーの妖魔
- 竜の渓谷orデストルドー
- サブテラーの導師(フィールドor墓地)
【以下展開ルート】
今回は便宜上、《サブテラーの妖魔》《竜の渓谷》《サブテラーの導師》の3枚が手札にあるとして説明します。
《竜の渓谷》発動→導師を捨てて、デストルドーをデッキより墓地へ。
《サブテラーの妖魔》通常召喚→サブテラーの妖魔対象にデストルドー墓地で発動。レベル6になりデストルドー蘇生。
《サブテラーの妖魔》効果を発動。自身を裏にして、墓地より《サブテラーの導師》を蘇生。
《サブテラーの導師》と《デストルドー》で《トライデントドラギオン》をシンクロ召喚。
トライデントドラギオンの効果で、裏の《サブテラーの妖魔》と《竜の渓谷》を破壊して、このターンのバトルフェイズ中に3回攻撃できるようになり、3000打点の3回攻撃ができる。
このルートが強い理由は、このルートに必要な札が普通に全て「サブテラー」デッキに広く採用されているカードたちだから。
なのでエクストラデッキの枠1枚にこの《トライデントドラギオン》を採用するだけでこのコンボが完成できる
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管理人自身、大会などでこのルートで、最後のキル打点を作りあげて勝負を何度も決めている。
なかなか《サブテラーの導師》と《サブテラーの妖魔》だけだと打点もあげられず、エクシーズなどにも頼りにくい点もあるので、こういうでかい打点を一気にあげることができるコンボは非常にありがたい。
いずれにせよこの「誘発サブテラー」デッキは、今後の環境動向次第で注目されても良いデッキかもしれませんね。
まとめ
今回は「誘発サブテラー」デッキ回し方・大会優勝デッキレシピ構築の紹介をしてきました。
サブテラーは、リバーステーマということで昨今ではなかなか見ない面白いテーマ。しかも特殊召喚の多用をしないデッキ構築でもあるため、特殊召喚メタが効きにくいという利点もある。
是非、サブテラーデッキを作っている人は、参考にしていただけたら嬉しいです。
というわけで、今回はこれで以上!