【大会考察】ペンデュラムテーマは「後攻が不利」な理由
【遊戯王】なぜペンデュラムテーマの後攻不利はなぜ?
現在、環境で活躍中ペンデュラムテーマの《魔術師》《メタルフォーゼ》。
それぞれ独自の展開方法があり、かなり強力です。ペンデュラム召喚は1ターンに多数のモンスターを展開できX・F・Sなど多方面の召喚方法への展開可能です。
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と、環境でも活躍中の《魔術師》《メタルフォーゼ》などのペンデュラムテーマですが、現在の環境下では「後攻だと」かなり不利になんです。その不利になってしまう理由を紹介します。
ペンデュラムテーマの展開方法
まず、ペンデュラムテーマには大なり小なり事故が存在します。もちろん他のテーマも事故が起こることはありますが、非ペンデュラムテーマに比べ、サーチ手段があったとしてもペンデュラムテーマの事故率は高いです。
その理由はペンデュラム召喚には「少なくとも2枚以上のペンデュラムモンスター」が必要だからです。さらに言えば、スケールの関係もあるので、最低でも3、4枚は手札に確保しておきたいんです。
もちろん《慧眼の魔術師》や《虹彩の魔術師》等で優秀なサーチ効果持ちも多くいますが、こいつらだけではダメで、大量展開をするにはやはりあと2枚程度はPモンスターを引く必要があります。
現環境でペンデュラムテーマ後攻が不利な理由
先行で十二獣がいる
先行で手札5枚の場合に比べ、手札6枚からスタートできるため事故率が下がりそうな気がしますが、現環境でペンデュラムの後攻はかなり不利です。その理由は何なのか。
それは十二獣環境である現在、先行1ターン目にほぼ相手の場に「十二獣ドランシア」がいるからです。つまり、スケール破壊のリスク要因が先行で揃えられてしまう。
ペンデュラムテーマの一番の弱点は「ペンデュラム召喚できない」ことです。ペンデュラム召喚できなければただの下級モンスターで、今のインフレ化した環境ではすぐやられてしまう。そのため、ただでさえPゾーンのペンデュラムスケールを気にしながら展開しないといけない中で、フリチェ1枚破壊の《ドランシア》がいつもスケール破壊を睨ませられるのはかなりやりにくいわけです。
しかも最近は《コズミックサイクロン》《ツインツイスター》《神の通告》《次元障壁》など除去系カード採用や、召喚獣など妨害系テーマ構築も増えていますので、そのためやっとのことでドランシアを突破しても、後ろにあったこれらのカードでペンデュラム召喚を封じられるケースが多々あります。
そういった妨害の中で1ターン目にペンデュラム召喚ができず、次のターンで《ホープザライトニング》や《ガガガザムライ》などで押し切られ、そのまま負けてしまうパターンが多いんです。
汎用・妨害罠カード
ペンデュラムテーマは相手カードの破壊にしろ、妨害にしろ、打撃にしろ「とりあえずまずはペンデュラム召喚してから」です。つまり、なるべくペンデュラムテーマのPモンスターカードを多く入れ、安定的に手札6枚の中に3、4枚は確保できる構築にしないといけない。
とはいえ、《次元障壁》《神の通告》など妨害・汎用罠カードなども構築上何枚か入れる必要あります。でないと相手を自由にさせすぎてしまう。
けれどそうなると手札6枚のうち数枚の枠をそれらに取られてしまう。そうするとPスケールが揃わなかったり、十分なPモンスターの枚数を引けないことも考えられます。《ハーピィの羽根箒》や《ブラックホール》など後攻用の除去系や汎用系カードが引ければまだ良いですが《次元障壁》や《神の通告》などは罠カードなので、先行ならまだしも、後攻で引いてしまったら最後、相手の動きを止めるにはあまりにも遅すぎる。
あっちを取ればこっちが立たずで、ペンデュラムテーマはとにかく先行をとりペンデュラム召喚してからX・S・Fなどを狙い、展開先のカードで妨害や除去カードを出していく必要があります。
そういった意味で、後攻はかなり動きが遅くなってしまうので、ペンデュラムテーマは後攻が不利なわけなんです。
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まとめ
と、ここまでペンデュラムテーマの後攻不利説を唱えてまいりましたが、依然魔術師メタルフォーゼなどのペンデュラムテーマは強いです。
必ずしも後攻であるとは限らないし、何よりサイドデッキを駆使し、後攻でも十分戦えるような布陣を揃えることである程度は対策することができます。
今月にはマキシマムクライシスが発売されますし、まだまだ《魔術師》などペンデュラムテーマは強化されていきます!引き続き、環境を追っていきます!
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