【六武衆デッキ】新規リンク入り回し方/展開方法・デッキレシピ構築解説
六武衆デッキは、遊戯王OCG 6期に登場した戦士族テーマです。非常に人気度も高く、強い展開が可能ということで、愛用者も多いテーマの一つです。
遊戯王OCG10期「リンクヴレインズパック2」で新規リンクモンスターも登場したため、さらなる強化を遂げました。
そんな六武衆デッキの回し方/展開方法・デッキレシピ構築等を解説していきたいと思います。
六武衆新規リンクモンスター解説
「六武衆」モンスターを含む戦士族モンスター2体でリンク召喚できる六武衆リンクモンスターです。
《六武衆の軍大将》⑴効果で、サーチできるカード一覧は以下の通りです。
- 紫炎の荒武者
- 六武の門
- 六武衆の結束
- 六武院
- 六部式風雷斬
- 紫炎の道場
この中でサーチ先として有用なのが《六武の門》と《紫炎の道場》でしょう。
特に《六武の門》をサーチできるようになったことは大きく、今までの六武衆は「六武の門が引けなくても、リンクモンスターの展開に持っていくのが得意」と、言った感じでした。
なので、リンクモンスターであるこのカードを出せば、1デュエル中にかなりの確率で《六武の門》にアクセスすることができ、そこから、ワンキル、もしくはエクストラリンクのような強固な盤面を狙っていくことが可能です。
《六武衆の軍大将》の⑵効果は、このカード自身も武士道カウンターを載せる効果を持っています。したがって、このモンスター+《六武の門》が存在する場合に、このモンスターのリンク先に六武衆を出せば、このカードに1つ、六武の門に2つで、合計3つの武士道カウンターが乗ることになります。
《六武衆の軍大将》の⑶効果は、打点が1000しかないこのカード打点補助効果になります。
しかし、このカードは(1)(2)の効果を活用したらリンク召喚に使ってしまう方が強いことが多いので、あくまでおまけ程度の効果と考えておきましょう。とはいえ、《六武衆の荒行》でデッキから六武衆モンスターを呼びやすくなったので、うまく活用するのもありでしょう。
六武衆デッキ回し方・戦い方
六武の門へとアクセスする
六武衆デッキの動き方・回し方は、《六武の門》を発動してソリティアをして、ワンキルを狙いに行く、といった戦い方になります。
《六部の門》は、フィールドに「六武衆」モンスターが召喚・特殊召喚される度に、武士道カウンターを2つ置き、武士道カウンターを取り除いた数で、効果を適用できる永続魔法です。
この《六部の門》の最も優れているポイントは、効果使用にターン制限がないことです。そのため「六武衆」モンスターを特殊召喚する度に、武士道カウンターを載せることができ、その度に効果を使って、展開に使っていくことができます。
このカードにいかにアクセスできるのか、ということがこのデッキにおいて非常に重要になってきます。
《M.X‐セイバーインヴォーカー》の活用
《M.X-セイバー インヴォーカー/M-X-Saber Invoker》 エクシーズ・効果モンスター/ランク3/地属性/戦士族/攻1600/守 500 レベル3モンスター×2 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 デッキから、戦士族または獣戦士族の地属性・レベル4モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。 |
《M.X‐セイバーインヴォーカー》は、レベル3モンスター2体でエクシーズ召喚することができるエクシーズモンスターです。
素材を取り除くことで、デッキから戦士族または獣戦士族の地属性・レベル4モンスター1体を守備表示で特殊召喚することができるので、レベル4の戦士族「六武衆」モンスターをリクルートすることができます。
このカード自体が、戦士族モンスターなので、リクルートしたモンスターとこのカードを使ってリンクモンスターであるリンク2《六武衆の軍大将》につなげて、《六武の門》をサーチすることが可能になります。
そのため、初動でレベル3モンスター×2体を目指して動いていくのを目指していくとその後の展開が進みやすくなります。
ちなみに、《M.X‐セイバーインヴォーカー》でリクルートする「六武衆」モンスターとして《影六武衆‐キザル》を出せば、サーチ効果を使うこともできるのでオススメです。
《トポロジックガンブラー・ドラゴン》先行ハンデスコンボ
- 必要札:《SR‐ベイゴマックス》+3枚(何のカードでもOKです)
- 消費エクストラ:13枚
SR‐ベイゴマックス特殊召喚、効果でデッキからSR‐タケトンボーグを手札に加え、特殊召喚→2体でM.X‐セイバーインヴォーカーをエクシーズ召喚→効果でデッキから影六武衆‐キザルを特殊召喚→効果でデッキから影六武衆‐ハツメを手札に加える→影六武衆‐キザルとM.X‐セイバーインヴォーカーで聖騎士の追想‐イゾルデをリンク召喚→効果でデッキから真六武衆‐カゲキをサーチ。その後②の効果でデッキから影六武衆‐フウマを特殊召喚→聖騎士の追想‐イゾルデと影六武衆‐フウマで六武衆の軍大将をリンク召喚し、効果でデッキから六武の門をサーチ(コストは真六武衆‐カゲキ)
→影六武衆‐ハツメを召喚し、効果で墓地の真六武衆‐カゲキと影六武衆‐キザルをコストに墓地から影六武衆‐フウマを特殊召喚→六武の門の効果でデッキから真六武衆‐キザンをサーチし特殊召喚(武士道カウンターは4つ)→真六武衆‐キザンと影六武衆‐フウマで水晶機巧‐ハリファイバーをリンク召喚→効果でデッキからBF‐隠れ蓑のスチームを特殊召喚→BF‐隠れ蓑のスチームと影六武衆‐ハツメで、彼岸の黒天使 ケルビーニをリンク召喚→BF‐隠れ蓑のスチームの効果でスチームトークンを1体特殊召喚→彼岸の黒天使 ケルビーニの効果でデッキからダンディライオンを墓地へ送り自身の攻撃力を300アップ→ダンディライオンの効果で綿毛トークンを2体特殊召喚→綿毛トークンと水晶機巧‐ハリファイバーでトロイメア・ゴブリンをリンク召喚→六武衆の軍大将と彼岸の黒天使 ケルビーニでファイアウォールドラゴンをリンク召喚
→スチームトークンをリリースして墓地からBF‐隠れ蓑のスチームを特殊召喚→BF‐隠れ蓑のスチームと綿毛トークンでトロイメア・フェニックスをリンク召喚→スチームトークンを特殊召喚し、トロイメア・フェニックスでトロイメア・マーメイドをリンク召喚。効果でデッキから夢幻崩界イヴリースを特殊召喚→六武の門の効果でデッキから六武衆の師範をサーチ→スチームトークン、夢幻崩界イヴリースでトロイメア・フェニックスをリンク召喚→墓地の夢幻崩界イヴリースの効果で、自身を相手フィールド上に特殊召喚→ファイアウォールドラゴン効果で墓地から影六武衆‐フウマと真六武衆‐キザンを回収し、効果で手札の六武衆の師範を特殊召喚
→真六武衆‐キザンを特殊召喚(この時点で武士道カウンターは4つ)→六武の門の効果でデッキから真六武衆‐エニシをサーチ→真六武衆‐キザンと六武衆の師範、トロイメア・ゴブリンでトポロジック・ガンブラー・ドラゴンをリンク召喚→ファイアウォールドラゴンの効果で影六武衆‐フウマを特殊召喚→トポロジック・ガンブラー・ドラゴンの効果で手札を2枚捨てて相手の手札を2枚ハンデス
→影六武衆‐フウマでリンクリボーをリンク召喚ファイアウォールドラゴンの効果で手札から真六武衆‐エニシを特殊召喚→ファイアウォールドラゴンと真六武衆‐エニシでトロイメア・ケルベロスをリンク召喚→六武の門の効果でデッキから影六武衆‐ハツメをサーチして特殊召喚
以上のような展開が可能です。
相手はリンクモンスターしか特殊召喚できず、手札4枚からスタートすることになります。
ファイアウォールミズホシナイループ
六武衆は「ファイアウォールミズホシナイループ」というコンボがあり、フィールドに《六武の門》があるときに《ファイアウォールドラゴン》のリンク先に、《真六武衆‐ミズホ》か《真六武衆‐シナイ》を出して延々と相手の場を破壊する、といったコンボが可能です。
他にも先行で素材が5つ、あるいは7つの《No.86 H-Cロンゴミアント》を出す展開もあります。(六武の門は使いません)
エクストラリンクやハンデス、また先行ワンキルなども構築によっては可能であるのでぜひ自分に合った展開を考えてみてください。
「六武衆デッキ」デッキレシピ構築
今回は先ほど紹介した先行4ハンデス+エクストラリンクの盤面を目指す構築にしました
モンスター 25枚
- 六武衆の師範
- 真六武衆‐キザン×3
- 真六武衆‐エニシ
- 影六武衆‐キザル
- 六武衆の真影
- 影六武衆‐ハツメ×2
- 真六武衆‐カゲキ×3
- 影六武衆‐フウマ
- SR‐ベイゴマックス×2
- SR‐タケトンボーグ
- BF- 隠れ蓑のスチーム
- ダンディライオン
- サイコウィールダー
- 夢幻崩界イヴリース
- 増殖するG×3
- 灰流うらら×2
魔法12枚
- ハーピィの羽根箒
- 増援
- 紫炎の狼煙×3
- 墓穴の指名者×3
- 六武の門×3
- 月鏡の盾
罠 3枚
- 夢幻泡影×3
エクストラデッキ 15枚
- 真六武衆‐シエン
- M.X‐セイバーインヴォーカー
- トロイメア・フェニックス×2
- トロイメア・マーメイド
- トロイメア・ケルベロス
- トロイメア・ゴブリン
- 六武衆の軍大将
- 彼岸の黒天使 ケルビーニ
- リンクリボー
- 水晶機巧‐ハリファイバー
- 聖騎士の追想‐イゾルデ
- ヴァレルソード・ドラゴン
- トポロジック・ガンブラー・ドラゴン
- ファイアウォールドラゴン
今回意識したのが、《SR-ベイゴマックス》に頼りすぎない構築です。
ベイゴマックスが手札に来たときはいいのですが、初動で手札にないときの展開としては「六武衆」初動にして、そのままワンキル、あるいはそれに相当するダメージを与えられるように心掛けました。
レベル3モンスターが2体そろえば上に書いた展開に近いことができるので、《真六武衆‐カゲキ》、《紫炎の狼煙》を3枚ずつ積んであります。
これからの課題としては、レベル4六武衆が初動にならないのをどのようにして解決していくか、という点ですね。
まとめ
今回は、六武衆デッキの回し方・展開方法/デッキレシピ構築などについて解説してまいりました。
六武衆デッキ自体、かなり昔からあるテーマで人気のあるテーマですが、10期の「リンクヴレインズパック2」で登場したリンクモンスター《六武衆の軍大将》によってかなり強化されました。ここまでの強化が来たのは真六武衆や六武の門以来ではないでしょうか。
かなり自由度が高く、楽しいテーマなので皆さんもぜひ考えてみてください。