【ギミック・パペットデッキ】新規カード解説・戦い方・デッキレシピ構築を紹介

2019年6月7日2019年6月9日

今回は、2019年6月8日発売「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編５」で新規が登場する、ギミック・パペットデッキについて書いていきます。

ギミックパペットデッキ新規カード紹介

ギミック・パペット－ビスク・ドール

効果モンスター 星８/闇属性/機械族/攻1000/守1000 (1)：このカードは手札の「ギミック・パペット」モンスター１体を捨てて、手札から特殊召喚できる。 (2)：墓地のこのカードを除外して発動できる。 このターン、自分フィールドの「ギミック・パペット」モンスターは相手の効果の対象にならない。

トレード・インのコストにできるのが幸い。ギミック・パペットは基本的にランク８エクシーズで攻めるテーマなので、特殊召喚効果を持つこのモンスターはぜひ採用したいところ。ただ、手札にギミック・パペットモンスターが存在しないと腐ってしまうため、採用枚数などには気を付けたいところです。

ギミック・パペットレベル8モンスターは、このカード含め6種類のモンスターがいますが、使いやすいのがこの《ギミック・パペット－ビスク・ドール》《ギミック・パペット－マグネ・ドール》《ギミック・パペット－ネクロ・ドール》の3種類のみです。

《ギミック・パペット－ネクロ・ドール》は、ギミック・パペットエクシーズモンスターの素材にしかできないため、この《ギミック・パペット－ビスク・ドール》はギミック・パペット以外のエクシーズモンスターを出すのに非常に使いやすい1枚になります。

墓地効果は、直接アドバンテージを取れるような効果ではありませんが、安全に攻めるためには必要な効果なので活用していきましょう。

ギミック・パペット－テラー・ベビー

効果モンスター 星４/闇属性/機械族/攻 500/守 0 (1)：このカードが召喚に成功した時、「ギミック・パペット－テラー・ベビー」以外の自分の墓地の「ギミック・パペット」モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。 (2)：墓地のこのカードを除外して発動できる。このターン、自分の「ギミック・パペット」モンスターの効果の発動に対して相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

ギミックパペットデッキは、後攻を取ってライフを削りに行くテーマなため、1ターン目にリンクモンスターである《ギミック・パペット－キメラ・ドール》を出したり、召喚時に、墓地からギミック・パペットモンスターを蘇生できます。

一方で、手札からの特殊召喚効果を持つ《ギミック・パペット－ハンプティ・ダンプティ》は特殊召喚にも対応しており、デュエル序盤(後攻1ターン目など)にも使いやすいため、両者の配分はよく考えましょう。

手札にある《ギミック・パペット－ネクロ・ドール》も特殊召喚できる《ギミック・パペット－ハンプティ・ダンプティ》の方が使いやすいといえるでしょう。

ただ《ギミック・パペット－テラー・ベビー》は、《ギミック・パペット－ビスク・ドール》のコストにしたモンスターや、ギミック・パペットエクシーズモンスターも蘇生できるため、機転の利くモンスターになっています。

また、次に紹介する《ギミック・パペット－ギガンテス・ドール》をこれ1枚から出せるため1発逆転のカードにもなりえます。

ステータスに注目してみると《機械複製術》にも対応しているため、《機械複製術》も腐りにくくなりました。

後半効果は、《ギミック・パペット－ビスク・ドール》と一緒に併用するといいでしょう。

ギミック・パペット－ギガンテス・ドール

エクシーズ・効果モンスター ランク４/闇属性/機械族/攻 0/守2000 レベル４ 「ギミック・パペット」モンスター×２ このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。 (1)：このカードのＸ素材を２つ取り除き、 相手フィールドのモンスターを２体まで対象として発動できる。 そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。 この効果を発動したターン、自分は「ギミック・パペット」モンスターしか特殊召喚できず、 Ｘモンスターでしか攻撃宣言できない。 (2)：このカードをリリースして発動できる。 自分フィールドの全てのモンスターのレベルはターン終了時まで８になる。

ギミック・パペットモンスターしか特殊召喚できず、エクシーズモンスターでしか攻撃ができなくなる制約効果つきですが、非常に強力なのでぜひ採用しましょう。

対象にとる必要はありますが、相手モンスター2体のコントロールを得る、という強力な効果を持っているエクシーズモンスターです。

⑵の効果により、ランク８ギミック・パペットエクシーズモンスターが出せるので、これ1枚に一発逆転できる可能性が秘められています。

素材としては、《ギミック・パペット－テラー・ベビー》、《ギミック・パペット－ハンプティ・ダンプティ》、《ギミック・パペット－ギア・チェンジャー》らへんを使うことになるでしょう。

パフォーム・パペット

永続魔法 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。 (1)：自分の墓地から「ギミック・パペット」モンスター１体を除外して発動できる。 自分フィールドの全てのモンスターのレベルはターン終了時まで、 除外したモンスターと同じレベルになる。 (2)：自分フィールドの表側表示の「ギミック・パペット」モンスターが 戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合、 除外されている自分の「ギミック・パペット」モンスター１体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。

墓地リソースを削ってギミック・パペットモンスターのレベルを合わせる効果をもっています。ただ、このカードがなくてもレベル合わせは容易であり、レベル合わせのためだけに墓地リソースを削るのは少々勿体ないです。

⑵の効果も受動的なため、相手に真っ先に破壊されてしまうでしょう。

傀儡葬儀－パペット・パレード

通常罠 このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。 (1)：相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、その差の数までデッキから「ギミック・パペット」モンスターを特殊召喚する（同名カードは１枚まで）。自分のＬＰが相手より２０００以上少ない場合、さらにデッキから「ＲＵＭ」通常魔法カード１枚を選んで自分の魔法＆罠ゾーンにセットできる。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「ギミック・パペット」モンスターしか特殊召喚できない。

罠なのが惜しいですが、効果は非常に強力です。

《ギミック・パペット－ギア・チェンジャー》はデッキから出せない制約があるため、このカードでは出せませんが、それ以外のギミック・パペットモンスターは特殊召喚できるため、逆転の1枚になりうるでしょう。発動条件こそありますが、発動タイミングは特に指定されていないため、防御札としても使用できます。

また、RUMもデッキからセットできるため、《ＲＵＭ－アージェント・カオス・フォース》や、《ＲＵＭ－ヌメロン・フォース》などをセットして、次ターンにCNoを出すことが可能になりました。

もともと撃たれ弱かったギミック・パペットにとっては、うまく弱点を補強してくれるカードだといえるでしょう。

ギミック・パペット－キメラ・ドール

リンク・効果モンスター リンク２/闇属性/機械族/攻1500 【リンクマーカー：左下/右下】 機械族モンスター２体 このカード名の効果は１ターンに１度しか使用できない。 (1)：このカードがリンク召喚されている場合に発動できる。デッキから「ギミック・パペット」モンスター１体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。自分フィールドのモンスターが「ギミック・パペット」モンスターのみの場合、さらに手札から「ギミック・パペット」モンスター１体を特殊召喚できる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族ＸモンスターしかＥＸデッキから特殊召喚できない。

機械族2体と素材が緩く、出しやすいカードです。

効果もデッキからギミック・パペットモンスターをサーチor墓地送りするという、単純かつ強力なもの。手札のギミック・パペットを特殊召喚できるためサーチしてきたモンスターをそのまま場に出すこともできてしまいます。

効果使用後は、機械族エクシーズモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できませんが、ギミック・パペットモンスター以外にも、《宵星の機神ディンギルス》や攻撃力4000で攻撃できる《廃品眼の太鼓竜》などがいるためデメリットもあまり気になりません。

ギミックパペットデッキレシピ構築

※赤文字は下で説明しているカード、青文字は今回のパックの新規カードです

モンスター 22枚

• デスペラード・リボルバー・ドラゴン×２
• 機巧蛇－叢雲遠呂智
• 海亀壊獣ガメシエル×２
• 護封剣の剣士
• ギミック・パペット－マグネ・ドール×３
• ギミック・パペット－ビスク・ドール×２
• ギミック・パペット－ネクロ・ドール×３
• ギミック・パペット－テラー・ベビー×２
• ギミック・パペット－ハンプティ・ダンプティ×３
• ギミック・パペット－ギア・チェンジャー×３

魔法 13枚

• ハーピィの羽根帚
• トレード・イン
• 機械複製術×２
• ジャンク・パペット×２
• 死者蘇生
• おろかな埋葬
• ＲＵＭ－アージェント・カオス・フォース×２
• ＲＵＭ－ヌメロン・フォース
• コズミック・サイクロン×２

罠 5枚

• トラップトリック×２
• 傀儡葬儀－パペット・パレード×３

エクストラデッキ　15枚

• Ｎｏ.７７ ザ・セブン・シンズ
• Ｎｏ.８４ ペイン・ゲイナー
• ＣＮｏ.４０ ギミック・パペット－デビルズ・ストリングス
• ＣＮｏ.１５ ギミック・パペット－シリアルキラー
• Ｎｏ.３８ 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー
• Ｎｏ.４０ ギミック・パペット－ヘブンズ・ストリングス×２
• 神竜騎士フェルグラント
• 宵星の機神ディンギルス
• Ｎｏ.１５ ギミック・パペット－ジャイアントキラー×２
• ギミック・パペット－ギガンテス・ドール
• ギミック・パペット－キメラ・ドール×２
• 見習い魔嬢

ギミックパペットデッキの戦い方

基本的に後攻を取ります。

純構築は先行をとってもやることがほとんどないためです。(やれることはありますが安定してやるのが難しいです。)

先行を取った場合は《Ｎｏ.３８ 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》や《神竜騎士フェルグラント》のような制圧力のあるモンスターを立てておきましょう。

(先行だと《ギミック・パペット－マグネ・ドール》の特殊召喚条件を満たせないため、《ギミック・パペット－キメラ・ドール》を絡めずに、《ギミック・パペット－ビスク・ドール》と《ギミック・パペット－ギア・チェンジャー》のみでエクシーズをしなければならないのでかなり難しいですが)

後攻を取ることができた場合、《Ｎｏ.１５ ギミック・パペット－ジャイアントキラー》で相手モンスターを破壊したり、

《ギミック・パペット－ギガンテス・ドール》で相手モンスターのコントロールを奪ったりすることを心掛けて展開していきましょう。

《ＣＮｏ.４０ ギミック・パペット－デビルズ・ストリングス》を立てて、相手モンスターを破壊することができればなおよしです。

1ターンで勝負を決めることは少し難しいため、

返しのターンは、《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》や《機巧蛇－叢雲遠呂智》、《傀儡葬儀－パペット・パレード》でしのぎましょう。

採用する相性の良いカード

デスペラード・リボルバー・ドラゴン

効果モンスター 星８/闇属性/機械族/攻2800/守2200 (1)：自分フィールドの機械族・闇属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。 (2)：１ターンに１度、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。 コイントスを３回行う。 表が出た数までフィールドの表側表示モンスターを選んで破壊する。 ３回とも表だった場合、さらに自分はデッキから１枚ドローする。 この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。 (3)：このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。 コイントスを行う効果を持つレベル７以下のモンスター１体をデッキから手札に加える。

ギミック・パペットはすべて闇属性・機械族であるためあちらの破壊がトリガーになって特殊召喚が可能です。

バトルフェイズ中に自身の攻撃を放棄することで、表の数だけ、相手モンスターを破壊する効果を持っています。対象を取らない、フリーチェーンの除去のため非常に強力。

相手ターン中の妨害がしづらいギミック・パペットにとってはありがたいカードです。

機巧蛇－叢雲遠呂智

効果モンスター 星８/闇属性/機械族/攻2450/守2450 このカード名の(1)(2)の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。 (1)：このカードが手札・墓地に存在する場合、 自分のデッキの上からカード８枚を裏側表示で除外して発動できる。 このカードを特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (2)：自分のＥＸデッキからカード３枚を裏側表示で除外し、 フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。

《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》と相性がいいことで有名なカードです。オルフェゴールとも相性がいいため知っている方も多いと思います。

相手ターンに特殊召喚でき、レベル8でもあることから、相手ターン中の守りとこちらのターンの攻め(エクシーズ素材につかったり、そのまま攻撃したり)につかえるカードです。

コストが少し重いですがそれに見合った働きをしてくれます。

機械複製術

《機械複製術きかいふくせいじゅつ/Machine Duplication》  通常魔法 (1)：自分フィールドの攻撃力５００以下の機械族モンスター１体を対象として発動できる。デッキからその表側表示モンスターの同名モンスターを２体まで特殊召喚する。

《ギミック・パペット－ネクロ・ドール》や、《ギミック・パペット－テラー・ベビー》、《ギミック・パペット－ハンプティ・ダンプティ》をリクルートできます。

爆発力はなかなかのものですが、上記モンスターが場にいないと発動できないのが難点。

ただ、《ギミック・パペット－キメラ・ドール》のおかげで展開力も少し向上されたので、欠点も少しは改善されました。

地獄の暴走召喚

速攻魔法 (1)：相手フィールドに表側表示モンスターが存在し、 自分フィールドに攻撃力１５００以下のモンスター１体のみが特殊召喚された時に発動できる。 その特殊召喚したモンスターの同名モンスターを 自分の手札・デッキ・墓地から可能な限り攻撃表示で特殊召喚し、 相手は自身のフィールドの表側表示モンスター１体を選び、 そのモンスターの同名モンスターを自身の手札・デッキ・墓地から可能な限り特殊召喚する。

爆発力は確かにありますが、《機械複製術》で物足りるかな、といった感触。使用する際は４枚目以降の《機械複製術》として採用しましょう。

ネジマキシキガミ

特殊召喚・効果モンスター 星８/闇属性/機械族/攻 100/守 100 このカードは通常召喚できない。 自分の墓地のモンスターが機械族モンスターのみの場合に特殊召喚できる。 (1)：１ターンに１度、相手フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで０になる。

ギミック・パペットはランク８エクシーズで戦っていくテーマなので、容易に特殊召喚できるレベル8モンスターであるこのカードと相性がいいです。効果も優秀なので採用圏内です。

ただ、手に入れづらいのが難点。なくても十分回せるため妥協してもいいかもしれません。

掃射特攻

永続罠 (1)：１ターンに１度、自分フィールドの機械族ＸモンスターのＸ素材を任意の数だけ取り除き、その数だけフィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。 (2)：このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの機械族Ｘモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、自分の墓地からこのカードと機械族Ｘモンスター１体を除外して発動できる。除外したモンスターのランク×２００ダメージを相手に与える。

相手ターン中の妨害ができるため採用してもいいと思います。

墓地効果で安定して１６００ダメージを与えに行けるのも魅力。

今回のレシピでは採用されていませんが、これは、魔法・罠除去をするために《コズミック・サイクロン》を採用したためです。展開する前に相手の魔法・罠を除去したかったため、罠であるこのカードは泣く泣く不採用にしました。

ちなみに、今回は採用していませんが、このカードと《ＣＮｏ.８８ ギミック・パペット－ディザスター・レオ》で特殊勝利が狙えますが、特に狙う必要もないのでおまけ程度に考えておきましょう。(特殊勝利を狙うよりそのまま攻撃した方が早いことが多いため)

３．まとめ

今回はギミック・パペットデッキについて解説していきました。

出た当初から根強い人気があったこのテーマですが、今回の強化で新しく組む人も多いのではないでしょうか？

楽しいデッキなのでぜひ組んでみてください！

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