【ヴァレットデッキ】デッキレシピ構築・回し方展開例などを紹介
今回は6月22日に「ストラクチャーデッキ‐リボルバー‐」で強化された【ヴァレットデッキ】についてデッキレシピ・回し方展開例などを紹介していきます。
ヴァレット新規カードについて
今回のストラクチャーデッキで登場した新規カードについて簡単に紹介していきます。
《シルバーヴァレット・ドラゴン》
直接アドバンテージを稼ぐような効果はありませんが、相手のエクストラデッキを確認して1枚除外できるため、相手からしてみれば非常に厄介なカード。
先行でこのカードを使って重要な相手のカードを除外してしまえば痛手を負わせられます。
《ヴァレット・トレーサー》
今回の新規カードで一番強力と言っても過言では無いカード。
フリーチェーンで効果を発動できるため、通常魔法や通常罠を発動した時にチェーンしてそれを破壊しつつデッキからヴァレットモンスターをリクルートできるので非常に使い勝手が良いです。
デメリットこそありますが、闇属性を中心にエクストラデッキをくむので、そこまで辛いデメリットでもありません。しいて言うなら、守護竜展開で風属性である《ドラグニティナイト-ロムルス》や光属性である《天球の聖刻印》が出せないのが少し辛いでしょう。
このカード自体がチューナーモンスターであるので、闇属性以外のシンクロモンスターを採用し辛くなりますが、それを補うほどの強さがある為、3枚採用したいところです。
《アブソルーター・ドラゴン》
効果モンスター 星7/闇属性/ドラゴン族/攻1200/守2800 このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドに「ヴァレット」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。 (2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ヴァレット」モンスター1体を手札に加える。 |
このカード自体はヴァレットではないため、ヴァレットのサポートを受けることができませんが、非常にシナジーがある為、《ヴァレット・トレーサー》とともに3枚入れたいカードです。
《竜の霊廟》などで墓地へ送ってしまえば、効果で《ヴァレット・シンクロン》をサーチ、あちらを召喚してこのカードを蘇生しつつレベル8モンスターもシンクロ召喚できるのが単純かつ強力な動き。
リンク素材にもしやすいため【ヴァレット】では非常に重宝するでしょう。
《エクスプロードヴァレット・ドラゴン》
効果よりも注目したいのが、《クイック・リボルブ》からリクルートできるレベル7モンスターである、ということです。
《ヴァレット・シンクロン》や、《ツイン・トライアングル・ドラゴン》からの蘇生、またその他サポートを受けることができます。
《ヴァレット・リチャージャー》
受動的ですが、《ヴァレルロード・F・ドラゴン》の効果や、単純に相手に破壊されたときのリカバリー効果として運用できます。守備力も高く、《ヴァレット・トレーサー》でデッキからリクルートして使うのがいいかもしれません。
《ラピッド・トリガー》
速攻魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):融合モンスターカードによって決められた自分フィールドの融合素材モンスターを破壊し、 その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターはEXデッキから特殊召喚されたモンスターしか攻撃できず、 EXデッキから特殊召喚された他のモンスターが発動した効果を受けない。 |
ヴァレットというより、融合のサポートカードです。
《置換融合》のように、フィールドのモンスターしか、融合できませんが、融合素材モンスターを破壊するのが注目ポイント。
ヴァレットモンスターや《月光虎》の効果を活かせるのがこのカードの強い点で、また融合先のモンスターも特に決められていないところが使いやすいです。また、速攻魔法なので、バトルフェイズ中に追撃できるのも好ポイント。
《ヴァレル・サプライヤー》
永続魔法 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドに「ヴァレル」リンクモンスターが存在する場合、 自分・相手のスタンバイフェイズに自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。 |
発動条件こそありますが、毎ターンモンスターを蘇生できるのが強いです。
「ヴァレル」リンクモンスターで蘇生したヴァレットモンスターを対象にとれば、そちらの効果も生かせるので、アドバンテージを取りにいきやすいカードになっています。
《ゼロ・デイ・ブラスター》
通常罠 (1):自分フィールドの闇属性リンクモンスター1体をリリースし、 そのリンクマーカーの数だけフィールドのカードを対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 |
対象には取ってしまうものの、相手フィールドのカードを複数枚破壊できる罠カード。
このカード+リリースするリンクモンスターが必要なのでできれば3枚以上破壊できる、リンク3またはリンク4のモンスターをコストにしたいところ。
サクリファイス・エスケープができるカードとして使っていきましょう
《ヴァレルロード・F・ドラゴン》
《ラピッド・トリガー》から出せる融合モンスターです。
相手ターンでも発動できる、《スクラップ・ドラゴン》のような破壊効果があるため、自身・あるいはヴァレットモンスターを破壊して効果を使いたいところ。
墓地効果も、高リンクモンスターを出すのに使いやすい効果なので、この融合モンスターは積極的に活用していきたいですね。
《ソーンヴァレル・ドラゴン》
ヴァレットモンスター2体から作れるリンクモンスターで、ヴァレットモンスターを対象にして効果を発動することもできます。
また、普通にモンスターを破壊できますし、リンクモンスター破壊すれば蘇生効果も活用できます。使い勝手がいいモンスターなので1枚は挿しておきたいところ。
《トポロジック・ゼロヴォロス》
新たなトポロジックリンクモンスターです。除去効果は一級品なのでヴァレット以外でも活躍が見込めます。
デッキ構築
ヴァレットの構築は大きく分けて2つ存在すると考えています。
【守護竜入りヴァレット】と、【守護竜なしヴァレット】です。
今回は守護竜入りヴァレットを紹介します。
モンスター23枚
- 混源龍レヴィオニア
- 亡龍の戦慄-デストルドー
- 嵐征竜-テンペスト
- エクスプロードヴァレット・ドラゴン
- アブソルーター・ドラゴン×3
- シルバーヴァレット・ドラゴン×3
- 暗黒竜 コラプサーペント×1
- 輝白竜 ワイバースター×3
- マグナヴァレット・ドラゴン×3
- エクリプス・ワイバーン
- ヴァレット・トレーサー×3
- オートヴァレット・ドラゴン
- ヴァレット・シンクロン×2
魔法11枚
- ハーピィの羽根帚
- 竜の霊廟×2
- おろかな埋葬
- 死者蘇生
- 竜の渓谷
- クイック・リボルブ×3
- リボルブート・セクター×2
罠 6枚
- 大捕り物×3
- 王宮の勅命
- レッド・リブート×2
エクストラデッキ15枚
- 琰魔竜 レッド・デーモン・アビス
- ヴァレルロード・S・ドラゴン×2
- ヴァレルロード・ドラゴン
- ヴァレルソード・ドラゴン
- スリーバーストショット・ドラゴン
- ブースター・ドラゴン
- ソーンヴァレル・ドラゴン
- ドラグニティナイト-ロムルス
- 天球の聖刻印
- 守護竜アガーペイン
- 守護竜ピスティ
- 守護竜エルピィ
- ストライカー・ドラゴン×2
似たようなデッキに、ヴァレット型ドラゴンリンクもありますが、今回はあくまでヴァレットデッキとしてエクストラデッキもヴァレルモンスターを多めに入れました。
守護竜は入っていますが、先行では下手に展開するより《シルバーヴァレット・ドラゴン》の効果を活用しましょう。
守護竜を入れない場合だと、エクストラデッキを圧迫しないのでエクストラデッキにかなり余裕が生まれますが、爆発力が低くなります。極限まで安定性を目指したい場合は入れない構築の方がいいかもしれません。
展開例
ヴァレットモンスター+(《シルバーヴァレット・ドラゴン》or《アブソルーター・ドラゴン》)
ヴァレットモンスターを召喚(なんでもいいですが、《ヴァレット・トレーサー》がベスト)して、《ストライカー・ドラゴン》をリンク召喚→効果で《リボルブート・セクター》をサーチ→そのまま発動し手札から《シルバーヴァレット・ドラゴン》を特殊召喚→《ストライカー・ドラゴン》の効果で《シルバーヴァレット・ドラゴン》を対象→《シルバーヴァレット・ドラゴン》の効果で、リンクモンスターに対象になったので破壊し相手のエクストラデッキを除外
という動きが基本になります。
ちなみに、《ヴァレット・トレーサー》と破壊するカードでもおなじような展開は可能です。
また、このように、《ストライカー・ドラゴン》の効果処理時に対象となったモンスターがフィールドにいない場合、破壊する処理、回収する処理はどちらも行いません。
一方で、《ヴァレルソード・ドラゴン》の効果をヴァレットモンスターを対象に発動し、そのヴァレットモンスターの効果を発動した場合、チェーン1《ヴァレルソード・ドラゴン》、チェーン2ヴァレットモンスターとなり、ヴァレットモンスターは破壊され、《ヴァレルソード・ドラゴン》で守備表示にする処理は不発になりませんが、攻撃を2回行うことができます。
守護竜展開
《ヴァレット・トレーサー》召喚、《アブソルーター・ドラゴン》特殊召喚→《ヴァレット・トレーサー》で《ストライカー・ドラゴン》をリンク召喚し、デッキから《リボルブート・セクター》をサーチ→《ストライカー・ドラゴン》で《アブソルーター・ドラゴン》を対象にして破壊し、墓地から《ヴァレット・トレーサー》を回収→《アブソルーター・ドラゴン》の効果で、デッキから《シルバーヴァレット・ドラゴン》をサーチ→《リボルブート・セクター》をサーチし、手札から《ヴァレット・トレーサー》と《シルバーヴァレット・ドラゴン》を特殊召喚→《シルバーヴァレット・ドラゴン》と《ストライカー・ドラゴン》で《ドラグニティナイト-ロムルス》をリンク召喚し、デッキから《竜の渓谷》をサーチ→《ヴァレット・トレーサー》の効果で、《リボルブート・セクター》を破壊しデッキからレベル4以下ヴァレットモンスターを特殊召喚→《守護竜エルピィ》と《守護竜ピスティ》をリンク召喚→《竜の渓谷》を発動しデッキから《エクリプス・ワイバーン》を墓地へ送り、効果でデッキからドラゴンを除外→《守護竜エルピィ》効果でデッキから《嵐征竜-テンペスト》を特殊召喚→《嵐征竜-テンペスト》と《ドラグニティナイト-ロムルス》で《守護竜アガーペイン》をリンク召喚…….
といったように守護竜展開が可能です。
最終盤面はいろいろできるので皆さんの好きなようにアレンジしてください。
まとめ
ストラクチャーデッキにより、1テーマとしてしっかりしたデッキが組めるようになったヴァレットデッキ。
アニメテーマであり、これからも新規が追加される可能性は十分あります。この機会にストラクチャーデッキでデッキを組んでみてもいいかもしれませんね。