《ジャイアントレックス》が恐竜デッキでサイド採用されている理由【遊戯王OCG】

2019年1月2日

《ジャイアント・レックス》効果テキスト

効果モンスター

星4/地属性/恐竜族/攻2000/守1200

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは直接攻撃できない。

(2):このカードが除外された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力は、除外されている自分の恐竜族モンスターの数×200アップする。

《ジャイアント・レックス》の基本的な使い方

《ジャイアントレックス》は、通常召喚可能な、レベル4恐竜族モンスター。

  • ①効果で直接攻撃ができない効果と、
  • ②効果で除外されると特殊召喚ができ、攻撃力が除外されている恐竜族×200アップする効果を持っている。

「地属性・恐竜族」という既存の恐竜族デッキに相性が良く、除外による帰還能力を持っている。実際、多くの「恐竜」関連のデッキに採用されている。

《ジャイアントレック》の採用が増えている理由

《ジャイアントレックス》は、除外カードメタになり、②除外候補としても使えるから。

まず①の除外カードメタになるからという理由。

昨今はメタ構築として《マクロコスモス》などの除外メタカードが増えている。

特に恐竜デッキは、《プチラノドン》《ベビケラサウルス》などの破壊されて墓地に送られると効果を発揮するカードや、《幻創のミセラサウルス》や《魂喰いオヴィラプター》など墓地ソースを使ってアドをとっていくカードが多いため、《マクロコスモス》や《次元の裂け目》のような除外カードに対してめっぽう弱い。

また一緒に組み合わせる「竜星」デッキも除外に弱く、デッキメタとしてマクロコスモス・次元の裂け目がいずれにせよかなり刺さる。

また今後の環境で「メタファイズ」が登場することでメインデッキにマクロ次元を採用するケースが増えたりなど、除外カードに対する対策をしないといけないような環境になっていくことが予想される。

https://yugiou-djmikun.com/2017/06/22/post-6671/

そんな中《ジャイアントレックス》は除外されると帰還する能力を持つモンスター。

名称指定の1ターンに1度の縛りはあるが、どこから除外されるかのには指定がなく、攻撃力バンプアップのおまけ効果もついている。つまり除外カードへの切り返し札として使える

特に強いのが、1ターン目でマクロコスモスを打たれた時に《魂喰いオヴィラプター》通常召喚→デッキより《ジャイアントレックス》を墓地に落とし、そのまま特殊召喚という流れ。

これによって、《ジャイアントレックス》はレベル4恐竜族モンスターなので、《エヴォルカイザーラギア》や《深淵に潜む者》のような恐竜デッキおなじみのランク4エクシーズ制圧モンスターにアクセスすることができる。

 

次に、《ジャイアントレックス》採用上昇の理由としては除外候補として使えるから。

恐竜デッキには、ご存知の通り、《幻創のミセラサウルス》《究極伝導恐獣》などの墓地の恐竜を除外して効果を使えるカードがある。

この《幻創のミセラサウルス》《究極伝導恐獣》の、墓地除外効果を使う際に墓地のジャイアントレックスを除外して効果を使えばアドをとることができる。

又、恐竜デッキは終盤になると、墓地の恐竜が意外と少なくなりがち。その点《ジャンアントレックス》は、除外→特殊召喚ルートで破壊なり素材なりでなんども墓地にいくので再利用できる。

《ジャイアントレックス》がサイドデッキ採用な理由

そうは行っても、《ジャイアントレックス》はサイドデッキ採用が多い。

それは《ジャイアントレックス》が後攻用カードでありマクロ次元のメタ返しカードなので、こちらが先行だったり、相手のデッキテーマによっては初手で腐ることもあるからだろう。

ただ、今後マクロ次元がメイン採用されるようなデッキになればメイン採用される可能性もある。

いずれにせよ、今後も《ジャイアントレックス》の採用はある程度継続するでしょう。

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