バスターブレイダー(バスブレ)デッキ新ルール回し方・優勝デッキレシピ構築論
「バスターブレイダー(バスブレ)」デッキとは
バスターブレイダー(バスブレ)デッキとは「バスターブレイダー」モンスターと「破壊剣」カードを使って、戦っていくデッキ。
「バスターブレイダー」モンスターは、2015年10月発売の「ブレイカーズオブシャドウ」で手札・墓地にいる時に「バスターブレイダー」として扱う《破壊剣の使い手バスターブレイダー》が登場して、「バスターブレイダー」モンスター主軸に据えてデッキとして回していけるデッキテーマとなった。
デッキテーマとして「バスターブレイダー」デッキの回し方の特徴はロックコントロール型。初代遊戯王DMの遊戯が使用する「バスターブレイダー」だが、その実戦略はなかなかしぶとい戦い型をするのが特徴。
「バスターブレイダー(バスブレ)」デッキ回し方
勝ち筋はロック型
バスターブレイダーデッキの回し方で一番重要なことは勝ち筋をであるロックコンボを決めることである。
バスターブレイダーは、《破壊剣の使い手バスターブレイダー》《バスターブレイダー》を主軸として融合・シンクロなどを使って戦っていくテーマ。単純に攻撃力が2600あるのでステータスとしても強いのでロックコンボを決めていき、相手の動きを封じながら盤面コントロールをしてく。
バスターブレイダーデッキのロック手段は2種類。
- 相手エクストラ封じ
- 相手モンスター効果を発動できなくする
それぞれを解説して行きます。
エクストラ封じ
まずはエクストラ封じロックの回し方から。
基本的に使うカードは、《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》の②効果。
《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 400/守 300
「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに自分フィールドの「バスター・ブレイダー」1体を対象として発動できる。自分の手札・フィールドからこのモンスターを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
(2):このカードが装備されている場合、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが装備されている場合に発動できる。装備されているこのカードを特殊召喚する。
フィールドの「バスター・ブレイダー」1体に装備することで、相手のエクストラデッキからの特殊召喚を封じる効果を持っている。このコンボを決める条件は、
- 「バスターブレイダー」がフィールドにいること
- 《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》を装備すること。
《破壊剣士の揺籃》を使うことで、コストで《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》を墓地に送り《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》を特殊召喚できるので、
《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻1200/守2800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):相手フィールドのモンスターは、このカードが表側表示で存在する限りドラゴン族になる。
(2):自分フィールドに「バスター・ブレイダー」モンスターが存在しない場合、1ターンに1度、自分の墓地の「バスター・ブレイダー」1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(3):相手ターンに1度、自分フィールドの「バスター・ブレイダー」モンスター1体を対象として発動できる。自分の墓地の「破壊剣」モンスター1体を装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。
フィールドに「バスターブレイダー」がいれば、相手ターンに《破壊剣士の揺籃》発動→《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》出し、③効果を相手ターンに発動で墓地の《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》を装備することですぐにロック盤面を作ることができる。
このルートであれば《破壊剣士の揺籃》は②効果として墓地除外から、フィールドの「破壊剣」カードに破壊耐性をつけることができるので、フィールドのカードを破壊する効果からも守り抜くことができる。そのためこのコンボが決まれば強力なエクストラ風じロックコンボになる。
エクストラ封じメタが刺さるデッキ相手であれば、バスターブレイダーを出すことと、破壊剣士の揺籃などから《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》を出すことを目的に回して行けば良い。罠カードが充実しているのもあり、《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》効果は相手ターンにも使えるので布陣を揃えて、相手スタンバイフェイズなどにこのコンボを揃えれば良い。
モンスター効果封じ
次は、モンスター効果を発動できなくするロックコンボの回し方。
このコンボは《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》③と《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》の相手フィールドのモンスターをドラゴン族にする効果を使っていく。
《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》
融合・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2800/守2500
「バスター・ブレイダー」+ドラゴン族モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードは直接攻撃できない。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、相手のフィールド・墓地のドラゴン族モンスターの数×1000アップする。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのドラゴン族モンスターは守備表示になり、相手はドラゴン族モンスターの効果を発動できない。
(4):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》の①永続効果で、相手フィールドモンスターを全てドラゴン族にして、《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》の効果を使い守備表示と効果発動をできないを強制していくコンボ。
さらに《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》は貫通効果と、相手フィールド墓地のドラゴン族で攻撃力で攻守をアップする効果を持っているので、このコンボから相手のライフを削っていくこともできる。
ただし、《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》は融合モンスター、《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》はシンクロモンスターなので、この2枚をフィールドに揃えるには、リンクモンスターでリンクマーカーを使っていく必要がある。
バスブレデッキキーカードである2枚の罠カード《破壊剣士の揺籃》から《破戒蛮竜-バスター・ドラゴン》を、《破壊剣士の追憶》から《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》を出していけるが、それぞれ出してしまうと片方が使えないという新ルールの制約を受けてしまうのはバスブレデッキの難点である。
《リンクリボー》が登場したことによって、《破壊剣士の伴竜》からリンクリボーを立てるルートを使っていけるので、《リンクリボー》のリンク先に1枚出し、《リンクリボー》何かしらでどかしてEXモンスターにもう一枚を出す、みたいな感じでやることはできる。
だが、やはりこのコンボは、リンクモンスターを使わないといけない分、盤面アド消費が激しいので、この布陣を作るために全力を尽くしてしまうと、突破された後の後続展開ができなくなりアドを失い続けた展開になってしまう。
しかもそのロック性能もあくまでモンスター効果の発動をできなくし、攻撃を封じることだけなので(しかもフィールドのモンスターのみ)、手札墓地のモンスター効果、魔法罠カードなどに対してはなんら対策を作れないので、そこまで労力を使ってやるべきかは悩みどころ。
とはいえ勝ち筋はやはりここなので、
いずれの場合でも、状況に合わせて「エクストラ封じ」「モンスター効果封じ」のどちらかのロックコンボをすることで盤面コントロールをして、勝ち筋に持っていくのがバスターブレイダーデッキの回し方になるので、相手のデッキタイプに合わせて、デュエル中に調整していくことが重要になるだろう。
まとめ
「バスターブレイダー(バスブレ)」大会優勝デッキレシピ構築紹介・回し方解説をしてまいりました。
新ルール少しコンボを決めにくくなった印象がありますが《リンクリボー》などのリンクモンスターも登場していますし、よりリンク召喚をしやすい環境になれば環境メタテーマとしてなかなか面白い戦い方ができるテーマでしょう。
うまくコントロールしていくことで戦えるデッキなので、状況次第では環境でも地雷デッキとしてワンチャンいける可能性はゼロじゃないかも。
というわけで今回はこれで以上です!