サイバーダークデッキ(裏サイバー流)回し方・大会優勝ガチデッキレシピ構築論【遊戯王OCG】
サイバーダークデッキ(裏サイバーデッキ)とは、サイバーダークと名のついた「機械族・闇属性モンスター」を中心とした回し方をするデッキ。遊戯王OCGでは10期に入り「デュエリストパック レジェンドデュエリスト編」で強化されたテーマです。
遊戯王GXの「丸藤亮(カイザー)」が使用するテーマだが、カイザーが扱うもう一つのデッキテーマである「サイバードラゴン」デッキとは構築が違う。
そんなサイバーダークデッキ(裏サイバー流)デッキの回し方・デッキレシピ構築論を紹介します。
表サイバーデッキの回し方はこちら↓
「サイバードラゴン」デッキ新規入り回し方展開方法・優勝デッキレシピ構築論
サイバーダークデッキ(裏サイバー)デッキ回し方・デッキレシピ構築論
「サイバーダーク」に戦闘破壊耐性をつけていくビートダウン
サイバーダークモンスターは、《サイバー・ダーク・エッジ》《サイバー・ダーク・キール》《サイバー・ダーク・ホーン》の3体のレベル4機械族のサイバーダークモンスターと、《サイバー・ダーク・カノン》《サイバー・ダーク・クロー》の2体のレベル3ドラゴン族のサイバーダークモンスターが存在する。
レベル4機械族サイバーダークの3体は、以下の共通効果を持つ。
①効果として、召喚特殊召喚成功時に、墓地のレベル3以下のドラゴン族モンスターを装備カードとして装備する召喚成功時効果、②効果は装備モンスターの攻撃力分だけ攻撃力をあげる永続効果、③効果は固有効果で、④効果は戦闘で破壊される場合、装備モンスターを破壊するという身代わり効果を持っている。
一方で、レベル3ドラゴン族のサイバーダークモンスター《サイバー・ダーク・カノン》《サイバー・ダーク・クロー》の効果は以下の通り。
《サイバー・ダーク・カノン》《サイバー・ダーク・クロー》のレベル3ドラゴン族サイバーダークモンスターは、能動的に手札から墓地に行く効果を持っている。
そのため、レベル3ドラゴン族サイバーダーク効果で墓地→レベル4機械族サイバーダークモンスターを召喚して、墓地のレベル3サイバーダークを装備という風に動けば、
その時点で、攻撃力2400の1度だけの戦闘破壊耐性を持っているモンスターが登場することになる。
ダメージ計算時にデッキ・EXデッキからモンスターを墓地に送れる
レベル3サイバーダークモンスターである《サイバー・ダーク・カノン》《サイバー・ダーク・クロー》は装備されている場合、
装備モンスターが戦闘を行ったダメージ計算時に《サイバー・ダーク・カノン》はデッキからモンスターを墓地に送ることができ、《サイバー・ダーク・クロー》はEXデッキからモンスターを墓地に送ることができる。
この効果でデッキやEXデッキから「サイバーダーク」モンスターを墓地に送ることで、墓地にサイバーダークモンスターを増やすことができる。
墓地にサイバーダークモンスターが増えることは、後述するが《オーバーロードフュージョン》や《サイバーダーク・インパクト!》からのサイバーダーク融合モンスターへの融合召喚への布石にもなるので非常に相性が良い。
また、《サイバー・ダーク・カノン》《サイバー・ダーク・クロー》の効果は、墓地に送られることで力を発揮する《捕食植物キメラフレイア》《旧神ヌトス》《超電磁タートル》などをデッキやEXデッキに採用して、効果発動を狙っていくのも良い。
《サイバーダーク・インフェルノ》で、さらに対象耐性・効果破壊耐性をつける
レベル3サイバーダークモンスターを装備した、レベル4サイバーダークモンスターは、1度限りの戦闘破壊耐性を持った2400打点になるが、
そこに、さらにサイバーダークデッキの専用フィールド魔法である《サイバーダーク・インフェルノ》を発動しておけば、サイバーダークモンスターに対象耐性と効果破壊耐性までつけることが可能。
《サイバーダーク・インフェルノ》は、①効果として、サイバーダークモンスターに効果対象耐性・効果破壊耐性を付与する効果を持っている。
そのため、《サイバーダーク・インフェルノ》がフィールドに存在すれば、レベル4サイバーダークモンスターの戦闘破壊の身代わり効果と合わせて、戦闘・効果・対象の耐性という非常に強力な耐性持ちサイバーダークモンスターを作り上げることができる。
さらに、《サイバーダークインフェルノ》の②効果を利用すれば、フィールドのサイバーダークモンスターを手札に戻して、その後にサイバーダークモンスターを1体召喚できる。
そのため、一度戦闘破壊の際に墓地に送られた装備カードのレベル3サイバーダークモンスターを再度装備し直すことができる。
このように《サイバーダーク・インフェルノ》は、①効果でさらなる耐性強化をサイバーダークモンスターに付与しつつ、②効果で剥がれた装備モンスターを再度装備し直すという保険の効果を持っている。
最後に《サイバーダークインフェルノ》の③効果は、相手がこの《サイバーダークインフェルノ》の効果を嫌い、このカードを除去すると発動できる誘発効果がある。
《サイバーダークインフェルノ》は相手の効果で破壊された場合にデッキから「融合」魔法カードか「フュージョン」魔法カードをサーチできる。
そのため、さらなる強力なサイバーダーク融合モンスターの融合召喚を狙うための「オーバーロードフュージョン」をサーチしてくることが可能になる。
「サイバーダーク」融合モンスターの融合召喚を狙う
サイバーダークデッキのもう一つの強みは《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》と《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》という、強力なサイバーダーク融合モンスターが存在することだ。
《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》は、特殊召喚成功時に墓地のドラゴン族モンスターを装備できる①効果を持っていて、攻撃力が装備モンスターと墓地のモンスターの数に応じて上がる②効果、戦闘破壊の際の身代わり③効果を持っている。
墓地にモンスターの数が多い場合に、攻撃力をかなり高くすることができるカードなので、下級サイバーダークモンスターが苦手とする高打点モンスターを倒すことができる。
《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》は、特殊召喚成功時に墓地の機械族もしくはドラゴン族を装備できる①効果と、装備モンスターの攻撃力分打点アップ②効果と、相手の魔法罠モンスター効果の発動を、自分フィールドの装備カードを墓地に送って無効破壊できる③効果を持っている。
特に強力なのは、③効果の装備カードを送って、魔法罠モンスター効果の発動を無効破壊できる効果。装備カードならこのカードに装備されているカード以外でも可能な上に、ターン制限がないので、装備カードが続く限り無効効果を使える。
《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》と《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》の2枚とも、融合素材に3枚以上が指定されているので、通常の「融合」を使って、手札・フィールドから融合召喚をしていくのは難しいし、かなりアド損になってしまう。
そのため、融合召喚には墓地ソースを利用できる《サイバーダーク・インパクト!》《オーバーロードフュージョン》の2枚を使っていく。
《サイバーダークインパクト!》は、《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》の融合召喚にしか対応していないが、融合素材を手札・フィールド・墓地から選ぶことができる上に、サイバーダーク魔法カードなので、《サイバーダーク・クロー》からのサーチに対応しているという強みがある。
《オーバーロードフュージョン》は、フィールド・墓地から素材にすれば《鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン》と《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》のどちらも融合召喚が可能。また、フュージョンカードなので《捕食植物キメラフレシア》などからのサーチにも対応している。
このようにサイバーダークデッキは、序盤は下級モンスターでビートしつつ、墓地にサイバーダークがたまってきた中盤〜終盤にかけて墓地融合からサイバーダーク融合モンスターを展開していくというデュエルをするデッキになる。
サイバーダークデッキ大会優勝デッキレシピ構築論
まずは、実際に大会優勝しているデッキレシピを見てみましょう。
本日の遊戯王非公認大会終了しました(*^ω^*)
優勝者は むぎ さんです(*≧∀≦*)
写真とコメントをいただいたので掲載させていただきます(๑╹ω╹๑ )『プニキが最強です』#王の洞窟jr.#遊戯王pic.twitter.com/8tkMEhQynU
— TCG@王の洞窟Jr一宮22号バイパス店 (@odbypass_TCG) 2018年3月29日
《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》とも相性が良い
《破壊剣-ドラゴンバスターブレード》は、レベル1ドラゴン族なので、レベル4サイバーダークの装備効果で墓地から装備カードとして装備ができる。
またこのカードが装備カードとして装備されている場合、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できなくなるので、相手の動きを封じることができる。
また、装備を解除して特殊召喚でき、このカード自体はレベル1チューナーなので、レベル4サイバーダークモンスターと合わせて、レベル5シンクロを作ることができる。
https://yugiou-djmikun.com/2017/02/13/post-2521/
再融合なども相性が良い
また少し変わったギミックとしては《再融合》なども相性が良い。
《再融合》 | |
《再融合》 装備魔法 (1):800LPを払い、自分の墓地の融合モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。このカードが破壊された時にそのモンスターは除外される。 |
正規融合召喚された《鎧獄竜-サイバーダークネスドラゴン》を墓地から蘇生できる。
《鎧獄竜-サイバーダークネスドラゴン》に関しては③効果によって、装備カードを墓地に送ることで、相手のカードを止めることができるので特に相性が良い。
《鎧獄竜-サイバーダークネスドラゴン》③効果は、1ターンに1度の制限がついていないため、装備カードがある限りなんども効果を使うことができる。そのため、装備カードを1枚増やせるということは、このカードにとってはメリットがある。
また、コストは破壊ではなく墓地送りして発動なので、《再融合》の「このカードが破壊された時に装備モンスターを除外する」という効果を受けないのもいい。
まとめ
サイバーダーク(裏サイバー流)デッキは、墓地のレベル3サイバーダークとレベル4サイバーダークのコンビネーションが非常に重要で、いかにサイバーダークモンスターを強化していけるのかが回し方のポイントになります。
なので、初動としては、なるべく《サイバーダーククロー》《サイバーダークカノン》でサーチ&墓地肥やしをして足並みを揃えたいところ。
墓地にサイバーダークを送りつつ、いかに強力なサイバーダークモンスターを並べられるのか、墓地融合から《鎧黒竜-サイバーダーク・ドラゴン》《鎧獄竜-サイバーダークネス・ドラゴン》を融合召喚できるのかが勝敗の鍵を握ります。
是非、構築の参考にして頂ければと思います!