真紅眼(レッドアイズ)デッキ回し方・大会優勝ガチデッキレシピ構築論【遊戯王OCG】
真紅眼(レッドアイズ)デッキとは、真紅眼の黒竜(レッドアイズブラックドラゴン)を中心としたビートダウンデッキ。
真紅眼デッキの基本的な回し方を紹介します。
9期には「クラッシュオブリベリオン」や「インベイジョンオブヴェノム」などで強化され、10期には「デュエリストパック レジェンドデュエリスト編」で強化されたテーマで、原作人気により、末長く今後も強化が続くことが予想されるテーマでもあります。
今回は個人的に感じているレッドアイズデッキの強さも含めて紹介します。
真紅眼(レッドアイズ)デッキ回し方
《真紅眼融合》からの《流星竜メテオブラックドラゴン》の初動が本当に強い
レッドアイズデッキの動き方として、《真紅眼融合(レッドアイズフュージョン)》から《流星竜メテオブラックドラゴン》を出す流れがかなり強いです。
《真紅眼融合》は、発動するターン、このカード効果以外では召喚・特殊召喚ができなくなってしまうが、手札・フィールド・デッキから融合召喚ができる。
デッキ融合ができるので、1枚から攻撃力3500の《流星竜メテオブラックドラゴン》を出せるというわけデッキパワーは凄まじい。
融合素材にするのは、
レベル7「レッドアイズ」モンスター+レベル6ドラゴン族モンスター
ということでレベル7レッドアイズモンスターとして、《真紅眼の黒竜》《真紅眼の黒炎竜》
また、レベル6ドラゴン族モンスターとして、《魔晶龍ジルドラス》《ライトパルサードラゴン》などを墓地に落とすことでデッキ融合をすることが多い。
《魔晶龍ジルドラス》や、《ライトパルサードラゴン》は、ともに墓地で発動できる効果を持っているのでデッキ融合で、墓地にいってもその効果を使って、その後の展開をしていくことができる。
特に《魔晶龍ジルドラス》は、《鎖付き真紅眼牙》や《真紅眼の鎧旋》などのフィールドに残る永続罠カードや装備カードが多いレッドアイズデッキには非常に相性が良い1枚ということもあり、
《魔晶龍ジルドラス》はレベル6ドラゴン族モンスターという「コスト」としての役割以上に、レッドアイズデッキの動き方に大きな利益をもたらしてくれる。
勝ち方は、サポートカードを使い、レッドアイズをフィールドに揃えてビートしていく
真紅眼(レッドアイズ)デッキの展開の特徴として、レッドアイズモンスターを特殊召喚することができるカードが多い。
特に墓地からの特殊召喚ルートが強いことがあげられる。
墓地蘇生カードとしては《真紅眼鎧旋(リターンオブレッドアイズ)》《レッドアイズスピリッツ》《復活の福音》などがある。
もともと《真紅眼融合》や《レッドアイズインサイト》などで、墓地にレッドアイズがいくことが多いので、
真紅眼デッキは、回しているだけで自然と「レッドアイズ」モンスターが墓地に増えていく。その点をうまく活用して、墓地蘇生を使って、2400打点レッドアイズをフィールドに供給していき、ビートを加速していくい戦い方になる。
特に任意のレッドアイズモンスターを墓地におくれる《レッドアイズインサイト》《流星竜メテオブラックドラゴン》であれば、制限カードの《レッドアイズダークネスメタルドラゴン》を墓地に送れる。
墓地に落ちた場合でも、レッドアイズモンスターを蘇生する《レッドアイズスピリッツ》や《死者蘇生》《リビングデッドの呼び声》あたりであれば、レダメもフィールドに展開していくことができる。
他にも、
墓地に《伝説の黒石》と「レッドアイズ」モンスターがいれば、デッキにレッドアイズを戻して《伝説の黒石》の効果で、黒石自身を手札に戻して、
《伝説の黒石》回収→《伝説の黒石》通常召喚→《リンクリボー》をリンク召喚というような流れが使える。
このように墓地にレッドアイズがあることで、いろいろな動きを使って、フィールドにレッドアイズモンスターを安定的に供給し続けて、盤面有利に持ち込むことがこのデッキの回し方で重要になるポイント。
複数体の「レッドアイズ」モンスターが並ぶことで打点で押し切ることもできるし、
相手の盤面や状況に合わせて「ランク7エクシーズ」を使って状況を突破したりすることができる。
《伝説の黒石》と《闇黒の魔王ディアボロス》のコンボ
真紅眼デッキの強力なコンボとして、《伝説の黒石》と《闇黒の魔王ディアボロス》を使ったコンボがある。
《闇黒の魔王ディアボロス》は、手札墓地にある時に、自分フィールドの闇属性モンスターがリリースされた場合に発動できて、自身を特殊召喚できる誘発効果を持っている。
《伝説の黒石》は自身をリリースして、レッドアイズモンスターをデッキから特殊召喚できる効果を持っているのが、《伝説の黒石》は闇属性モンスターなので、この効果の処理後に《闇黒の魔王ディアボロス》の誘発効果を発動することができる。
つまり、《伝説の黒石》《闇黒の魔王ディアボロス》の2枚があれば、フィールドにレッドアイズとディアボロスの2体の展開が可能。
2400と3000打点が並ぶことを考えても末恐ろしい。また、ディアボロスやレッドアイズは墓地にいったとしても、その後も墓地蘇生を使ってどんどん展開できるので、レッドアイズとディアボロスが出せてしまえばかなり有利にゲームを進めることができる。
また《闇黒の魔王ディアボロス》は、闇属性モンスターがリリースされた場合ということが条件なので、相手ターンでも効果を使用することができるので、
《リンクリボー》が墓地にいる時にも、
自分フィールドにいる《黒鋼竜》《伝説の黒石》などのレベル1モンスターをリリースして、《リンクリボー》の蘇生効果を発動→
《リンクリボー》蘇生の処理後に、闇属性の《黒鋼竜》《伝説の黒石》がリリースされたことで《闇黒の魔王ディアボロス》を手札・墓地から特殊召喚という感じで展開していくことができる。
相手ターンに使えることもあり、相手の除去札にチェーンしたり、バトルフェイズ中に効果を使ったりして、相手のバトルを回避したりなどトリッキーな動きもできる
このように《闇黒の魔王ディアボロス》はレッドアイズデッキにとってかなり入れ得なカード。
ディアボロスが登場した以降の「レッドアイズ」デッキの回し方は、「レッドアイズ」と《闇黒の魔王ディアボロス》をフィールドと墓地をぐるぐるさせて、ビートしていくという回し方・展開方法を取ることが多くなった。
真紅眼(レッドアイズ)デッキの構築・弱点
妨害要素が少ない
「レッドアイズ」デッキやテーマカードの特徴として、相手のカードに干渉していくような妨害札がほとんどない。
強いていえば罠カードの《鎖付き真紅眼牙》で多少の妨害ができる程度。
フリーデュエル向きと言われれば、それまでだがやはり全く妨害なしだときついだろうし、大会用やガチデッキなら考えなくてはいけないポイント。
その点、レッドアイズデッキは罠カードを多めに採用して妨害をする構築が多い。
特に、レッドアイズと相性が良いカードは《スキルドレイン》だ。
「レッドアイズ」デッキに採用しているモンスターは、
基本的に、フィールドに出てしまえばほぼバニラと同じように扱うことが多く、効果を持っているモンスターも「墓地に送られた場合に発動できる」「リリースして発動できる」という感じなので、スキルドレインの無効化を受けずに済むのが特徴。
そのため《スキルドレイン》は3積みされているデッキが多い。
また、除去札として《激流葬》などの採用も良いだろう。
自分のモンスターが巻き込まれても、墓地蘇生で再度展開が可能で、フィールドをリセットできる強力なカードになる。
カオス要素を入れるかどうか
レッドアイズデッキの構築で大きな分かれ目になるのが、カオス要素を入れるのかどうかという点。
《真紅眼融合》からデッキから落とす「レベル6ドラゴン族」モンスターとして《ライトパルサードラゴン》を採用するデッキもある。
だが《ライトパルサードラゴン》は、デッキに光属性モンスターと闇属性モンスターがいることではじめて効果が活きるモンスター。
そのため《ライトパルサードラゴン》を採用するなら、光属性と闇属性をデッキ構築に必要になるが、レッドアイズデッキのモンスターはほとんどが闇属性モンスター。
なので、《ライトパルサードラゴン》を採用するなら光属性モンスターをメイン採用する必要があり、そこで少し構築が別れるのもポイント。
最近であれば光属性である《インスペクトボーダー》などのメタビ寄りカードを採用するケースも増えてきた。
モンスター効果対策になるが、これも《スキルドレイン》を採用する理屈と似たような感じ。
いずれにせよ、光と闇を入れることで《カオスソルジャー開闢の使者》を採用する構築もできたりするので、光要素を入れるのかどうかという点でデッキ構築が分かれる。
まとめ
真紅眼(レッドアイズ)デッキは、展開補助カードが非常に多く、フィールドにどんどんレッドアイズや上級ドラゴン族モンスターを並べることに長けたデッキです。
2400打点という打点の低さはあるものの、ランク7エクシーズ、融合軸などを使って、うまく相手の盤面を崩してライフを削っていくことが大切。
いずれにせよ、初代遊戯王の真紅眼デッキは、これからも強化が続くことが予想できるので、是非デッキを作ってみてもいいと思います!
同じく初代DM原作テーマである「ブラックマジシャン」デッキとは強化の方向性が違うのもレッドアイズデッキのまた面白いところ。