【遊戯王】「魔導獣」優勝デッキレシピ・回し方・出張セットの解説
「魔導獣(マジックビースト)」デッキとは
魔導獣(マジックビースト)デッキとは、「魔導獣」と名のついたモンスターを中心にしたペンデュラムテーマ。スケールは全て4で統一されているので、テーマ内のギミックだけでは基本的にペンデュラム召喚できない。なのでペンデュラム召喚を行っていくのには、他のPテーマを採用してスケールを揃えていく必要がある。
相性が良いデッキテーマとしては「魔術師」「セフィラ」「覇王門」デッキなどがスケールの兼ね合いや、シナジーを考えても良いだろう。
「魔導獣(マジックビースト)」デッキレシピ構築
魔導獣(マジックビースト)大会優勝デッキレシピを取り上げます。
「魔導獣トリックスター」デッキ
本日の遊戯王公認大会
優勝はK介さんの「魔導獣」でした#遊戯王 #魔導獣 #プレイズpic.twitter.com/6QSozPgGx3— プレイズ西尾シャオ店 (@P_nishiosyao) 2017年10月15日
「魔導獣」デッキ回し方・出張ギミック
《魔導獣マスターケルベロス》出張
「魔導獣」デッキは、《魔導獣マスターケルベロス》を召喚権を使わずにフィールドに出していくコンボがある。しかも《魔導獣マスターケルベロス》1枚から、展開可能なので手札消費はわずかに1枚でいける。
【以下展開ルート】
《魔導獣マスターケルベロス》Pスケールセット。
→P効果を使って自身を破壊して、《魔導獣キングジャッカル》をサーチ。
→《魔導獣キングジャッカル》をPスケールにセットから、P効果を発動。
→キングジャッカルを破壊して、EXデッキの《魔導獣マスターケルベロス》を特殊召喚。
最終局面:フィールドにマスターケルベロス・EXデッキにキングジャッカル
《魔導獣マスターケルベロス》は攻撃力2800打点というだけでかなり強い。
そして、魔法カードを自分・相手が発動するたびに魔力カウンターを2つ載せることができ、4つ以上あれば破壊耐性がつき、起動効果として4つ取り除き相手モンスターを除外除去ができる。単純に手札1枚からの召喚権を使わずこの攻撃力・制圧力を持っているモンスターを出せるのは普通に強い。
魔力カウンターをためるカードの不採用、他の魔導獣カードの不採用の場合でも、
《チキンレース》や《成金ゴブリン》《テラフォーミング》《盆回し》実質アドを失わないカードも多くメイン採用されているので、単純に出張するだけでもデッキによっては機能するこよも多い。
「魔導獣」デッキはマスターケルベロスの存在によって、もちろん専用デッキもいけるし、単純に出張デッキのような形の構築にすることもできる。
先の述べた「魔導獣トリックスター」デッキが良い例だ。
「魔導獣」デッキの構築
「魔導獣」デッキはスケールが全て4なので、ペンデュラム召喚が自身テーマ内ではできない。なので、他のPテーマと組み合わせたり、Pモンスターを採用する必要がある。
セフィラ
まず相性が良いのは「セフィラ」デッキだ。
「セフィラ」はモンスターはPスケールとしてセットしてしまうと、セフィラモンスターしかペンデュラム召喚できなくなってしまう。
しかし《智天の神星龍》であれば、セフィラモンスター以外もペンデュラム召喚できる上、《セフィラシウゴ》を効果でEXデッキに落とせば、スケール7とすることができるので、スケール4の魔導獣と合わせてレベル6のキングジャッカルやセフィラシウゴをペンデュラム召喚できる。
さらに、
「セフィラ」デッキは《盆回し》《テラフォーミング》《セフィラの神託》《セフィラの神意》などの魔法カードも多いので、セフィラ展開で2枚〜3枚程度の魔法発動になるので魔力カウンターをためやすい。
トリックスター
次にあげるのは「トリックスター」デッキ。
トリックスターデッキも魔導獣と相性が良い。
魔法カードとして《トリックスターライトステージ》もあるので魔力カウンターを乗せられる。《トリックスターライトステージ》→《トリックスターキャンディナ》通常召喚から《トリックスターライトステージ》張り替えで、魔法カード2枚を発動できるルートにもなる。
又、トリックスターの弱点である打点・突破力を魔導獣モンスターでケアできる。
なるべく召喚権はトリックスターに使いたいが魔導獣は《魔導獣マスターケルベロス》展開において召喚権を使わないですむのでその点も相性が良い。
「魔導獣」デッキの難点・構築ポイント
《魔導獣マスターケルベロス》と《魔導獣キングジャッカル》のコンボはかなり強力だ。
しかし、難点があるとすれば、
- 《魔導獣キングジャッカル》を採用しないといけないこと
- 《魔導獣マスターケルベロス》をサーチする手段がないこと
ということ。
《魔導獣キングジャッカル》は、出張デッキの場合もそうだし、「魔導獣」専用デッキの場合だとしても、EXデッキの魔導獣Pモンスターがいないと素引きすると腐る。
「魔導獣」デッキの場合、
後攻《魔導獣ガルーダ》で相手の魔法罠を割って自身破壊からEXデッキに持っていくか、魔導獣モンスターを通常召喚からPスケール《魔導獣ジャッカル》で効果で魔力カウンターをおいて自身破壊でEXデッキに持っていくしかない。
積極的に魔導獣PモンスターのP効果をつかて、魔導獣をEXデッキに送っていくことが必要だが、その魔導獣P効果は割と条件付きが多い。
さらに出張デッキの場合、魔導獣がほとんど採用されていないため、《魔導獣キングジャッカル》を単体で引くとマジで悲惨。
そのため《魔導獣キングジャッカル》を素引きするリスクをある程度考慮した構築にする必要がある。手札コストカードを採用したり、他のPテーマと組み合わせてペンデュラム召喚をしていったりなど。
又、キーカードの《魔導獣マスターケルベロス》は引ければ強いが、このカード自身をサーチする手段がないのが難点。
もちろん《魔導獣ジャッカル》からデッキリクルートしていくのでも良いのだが、
3つの魔力カウンターをためる必要がありその過程で魔法カードを消費してまうので肝心の《魔導獣マスターケルベロス》に魔力カウンターをおけなくなってしまう。
そのためなるべく手札に持ってきてなんぼなのが《魔導獣マスターケルベロス》。
というわけで、「魔導獣」デッキを混合デッキとして構築するポイントとしては
- 魔導獣キングジャッカルの素引きリスクにもある程度対応できる
- 魔法カードの採用が一定数ある
というのが魔導獣デッキを組める条件になるだろう。
とはいえ、やはり《魔導獣マスターケルベロス》1枚から召喚権を使わず、マスターケルベロスを展開できるルートはかなり強いし、汎用性が高い。
今後、打点が低いデッキや、魔法カードを多用するデッキなどに、他のペンデュラムデッキなどのこの「魔導獣」出張セットの活躍が見られるかもしれない。
まとめ
「魔導獣(マジックビースト)」デッキ構築・回し方解説をしてまいりました。
単純に純正の構築も面白いですし、出張ギミックとしても使えそうですね。
同じくエクストリームフォースに収録された「機界騎士(ジャックナイツ)」も出張テーマとして使えそうですし、
https://yugiou-djmikun.com/2017/10/13/post-8083/
これらの出張ギミックが増えていくのは面白いのではないでしょうか。
今回はこれで以上です!