【遊戯王OCG】ネフティスデッキ回し方展開方法・ガチデッキレシピ構築論・相性の良いテーマは?

ネフティスデッキの回し方・ガチデッキレシピ構築を解説していきます。

ネフティスデッキとは2018年8月発売「デッキビルドパック-ヒドゥンサモナーズ」で収録強化された儀式モンスターを中心として戦っていくテーマ。ネフティス自体は《ネフティスの鳳凰神》というカードが登場した当時からあったが、正式にカテゴリー化されたのはこのヒドゥンサモナーズからです。

そんなネフティスデッキの回し方・ガチデッキレシピ構築について述べていきたいと思います。

ネフティスデッキ回し方・戦い方のコツ考察

「破壊」によるリターンを大きくすることが重要

「ネフティス」デッキの特徴は「破壊をしていく」というテーマであるということ。

まず、下級「ネフティス」モンスター4種類は、手札1枚を破壊して起動する①効果と、自身が破壊された時に発動する②効果を持っている。効果は以下の通り。

《ネフティスの悟り手》 
効果モンスター星2/風属性/魔法使い族/攻 600/守 600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「ネフティスの悟り手」以外の自分の墓地のレベル4以下の「ネフティス」モンスター1体を対象として発動できる。手札を1枚選んで破壊し、対象のモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
《ネフティスの祈り手》
効果モンスター星2/風属性/魔法使い族/攻 0/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。手札を1枚選んで破壊し、デッキから「ネフティスの祈り手」以外の「ネフティス」モンスター1体を手札に加える。(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。デッキから「ネフティス」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
《ネフティスの語り手》
効果モンスター/星2/風属性/魔法使い族/攻 300/守1200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「ネフティスの語り手」以外の自分の墓地の「ネフティス」カード1枚を対象として発動できる。手札を1枚選んで破壊し、対象のカードを手札に加える。(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。自分の墓地から「ネフティスの語り手」以外の「ネフティス」カード1枚を選んで手札に加える。
《ネフティスの護り手》
効果モンスター/星2/風属性/魔法使い族/攻1400/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。手札を1枚選んで破壊し、手札から「ネフティスの護り手」以外のレベル4以下の「ネフティス」モンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。デッキから「ネフティスの護り手」以外の「ネフティス」モンスター1体を選んで破壊する。

ネフティスデッキの回し方を考える上で重要なポイントは「破壊によるリターン」です。

ネフティスデッキは、効果でカードを破壊して展開していくテーマ。なので、まずは破壊するカードと破壊されるカードを用意して「破壊」を介して盤面の展開を進めていくことになります。

ですが「ネフティス」モンスターの効果で、手札1枚破壊して1枚のアド回復をする場合、実質のアドは減りはしませんが増えもしません。

なので、基本的に、「ネフティス」デッキを回す上で重要になるのは、アドを確保していくというよりは、1枚破壊して得られるリターンを大きくすることが大切になります。

例えば、一つの例として、《ネフティスの鳳凰神》《炎王神獣ガルドニクス》のような攻撃力が高い上級モンスターを破壊して特殊召喚していくというもの。

これによってアドは増えもしないし減りもしないが、上級モンスターをフィールドに展開できるので、突破力を使ってゲームを有利に進めていくことができる。

 

また、もう一つの手段として、破壊によって起動できる他のデッキテーマと組み合わせて、そのテーマの展開の補助役になるというものも一つの手段。

後述するが【kozmo】【ユベル】【炎王】【真竜】といった、破壊によって強力なモンスター出したり、他の展開ができるテーマと組み合わせてデッキを回転させていったりするというようなもの。これによって、ネフティスデッキが、他のテーマの展開補助役になり、他のテーマの展開力を強める役割を担ってくれる。

どちらの場合も、破壊によってアド回復をしていくというよりは、いかに破壊によるリターンを大きくできるのかが重要になる戦い方です。

儀式軸「ネフティス」デッキの動き

今回の「ネフティス」デッキにおけるもう一つのコンセプトは、儀式モンスターを使った儀式テーマだということ。なので、その儀式軸を使って「ネフティス」デッキでアドを確保していくができます。

特に《儀式の下準備》からは、2枚のアドを確保していくことができる。

《儀式の下準備》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。そのカード2枚を手札に加える。

「ネフティス儀式魔法」である《ネフティスの輪廻》は、カードテキストの中に《ネフティスの祀り手》《ネフティスの蒼凰神》の2枚が明記されている。

そのため《儀式の下準備》1枚からネフティス儀式モンスター・ネフティス儀式魔法の両方を揃えることができる。

《ネフティスの輪廻》
儀式魔法
「ネフティス」儀式モンスターの降臨に必要。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「ネフティス」儀式モンスター1体を儀式召喚する。「ネフティスの祀り手」または「ネフティスの蒼凰神」をリリースして儀式召喚した場合には、さらにフィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
《ネフティスの祀り手》
儀式・効果モンスター星2/風属性/魔法使い族/攻1200/守1200
「ネフティスの輪廻」により降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ネフティス」モンスター1体を特殊召喚する。この効果を発動したターンのエンドフェイズにこのカードは破壊される。(2):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。手札の「ネフティス」カード1枚を選んで破壊し、このカードを墓地から特殊召喚する。
《ネフティスの蒼凰神》
儀式・効果モンスター星8/炎属性/鳥獣族/攻3000/守1000
「ネフティスの輪廻」により降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「ネフティス」カードを任意の数だけ選んで破壊する。 その後、破壊した数だけ相手フィールドのモンスターを選んで破壊する。(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。

また儀式を絡めることで2枚を回収できる《守護神ネフティス》もなかなか強い。

《守護神-ネフティス》
リンク・効果モンスター/リンク2/炎属性/鳥獣族/攻1200【リンクマーカー:下/右下】
「ネフティス」モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚している場合、以下の効果から1つ選択して発動できる。●デッキから鳥獣族・レベル8モンスター1体を手札に加える。その後、自分の墓地から儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える事ができる。●このカードのリンク先の「ネフティス」モンスター1体を選んで破壊し、そのモンスターと元々のカード名が異なる「ネフティス」モンスター1体を自分の墓地から選んで効果を無効にして特殊召喚する。

実質2枚消費で、戦闘効果破壊耐性持ち3600打点の《焔鳳神ネフティス》を作れる

《焔凰神-ネフティス》
リンク3 炎属性/ 鳥獣族・リンク/ ATK 2400【LINK-3:左下/下/右下】
儀式モンスターを含むモンスター2体以上
①:このカードは、このカードのリンク素材とした儀式モンスターの数によって以下の効果を得る。●1体以上:このカードは戦闘では破壊されない。●2体以上:このカードの攻撃力は1200アップし、効果では破壊されない。●3体:このカードの攻撃力は1200アップし、効果の対象にならない。②:このカードがEXモンスターゾーンに存在する限り、相手はメインモンスターゾーンの「ネフティス」モンスターを攻撃対象に選択できない。

儀式をからめた動きをすることで、実質手札2枚消費で、儀式モンスター2体を素材にした《焔凰神-ネフティス》を展開が可能。

【以下展開ルート】

【必要初手】《儀式の下準備》+レベル2以上のモンスター1体+破壊によってアドを得れるカード2枚(内一枚はネフティスカード)

儀式の下準備発動→デッキからネフティスの輪廻とネフティスの祀り手をサーチ。ネフティスの輪廻を発動して手札のレベル2以上のモンスターをリリースしてネフティスの祀り手を儀式召喚。ネフティスの祀り手の効果でデッキからネフティスの祈り手をリクルート。祈り手の効果で、手札の「破壊によってアドを得るカード」1枚を破壊し、デッキからネフティスの鳳凰神をサーチ。ネフティスの祀り手とネフティスの祈り手で、守護神-ネフティスをリンク召喚。守護神-ネフティス効果発動で、デッキからレベル8儀式モンスターであるネフティスの蒼凰神をサーチ&墓地のネフティスの輪廻回収。ネフティスの輪廻発動で手札のネフティスの鳳凰神をリリースしてネフティスの蒼凰神を儀式召喚。墓地のネフティスの祀り手の効果で手札の「破壊によってアドを得るネフティスカード」1枚を破壊して、墓地からネフティスの祀り手を蘇生。ネフティスの蒼凰神、ネフティスの祀り手、守護神-ネフティス3枚で《焔凰神-ネフティス》をリンク召喚。(3600打点&戦闘効果破壊耐性)
初手4枚からの最終盤面:《焔凰神-ネフティス》&破壊によりアドを得るカード2枚のアド回収

このように、儀式軸を絡ませることで、ネフティスデッキのエースモンスターである《焔凰神-ネフティス》を展開することができる。

このルートでは3体のモンスターを使って最終的に《焔凰神-ネフティス》を展開したが、状況次第では《ネフティスの蒼凰神》《ネフティスの祀り手》《守護神-ネフティス》3体でそのままビートしたり、もしくは《ネフティスの蒼凰神》の起動効果を使って、除去効果を使っていくのも良いだろう。

いずれにせよこの儀式軸ネフティスでは、《ネフティスの祀り手》を儀式召喚→効果でデッキからネフティスリクルート→2体で《守護神-ネフティス》をリンク召喚しアド回復、という動きは基本的な動き方にはなるでしょう。

ネフティスデッキのデッキレシピ構築

混合・出張タイプのデッキレシピ

【炎王】デッキ

破壊と相性が良い「ネフティス」との混合タイプのデッキを考える上で、【炎王】デッキの考察は欠かせないだろう。炎王デッキは、ネフティスデッキと同様に、破壊によって回るデッキです。

特に手札のカードを破壊できるフィールド魔法《炎王の孤島》と、破壊によって特殊召喚できる2700打点である《炎王神獣ガルドニクス》の2枚をネフティスデッキに採用するだけでも非常に大きな展開が可能になる。

下級ネフティス召喚→効果で手札の《炎王神獣ガルドニクス》を破壊→次のスタンバイフェイズに《炎王神獣ガルドニクス》蘇生で、フィールドのモンスターすべてを破壊→下級ネフティスが破壊される→次の自分スタンバイフェイズに下級ネフティスの②効果を発動。

という風に、2枚から《炎王神獣ガルドニクス》と「下級ネフティスの②効果によるアド回復1枚」という風に動くことができます。

【関連記事:炎王デッキ】

https://yugiou-djmikun.com/2018/07/28/fireking-deck/

【kozmo】デッキ

レベル5以上kozmoモンスターは、破壊されるとデッキから自身未満のレベルを持つkozmoモンスターをデッキからリクルートする効果を持っているので、破壊ギミックと相性が良いテーマです。

「kozmo」モンスターが破壊される場所は、手札で破壊された場合でもOKなので、手札を破壊できるネフティスモンスターは非常に相性が良いと言えます。

ちなみに、kozmoデッキのキーカードである《kozmoフォルミート》もレベル2モンスターなので、ランク2エクシーズを行って《ダイガスタフェニックス》などを狙っていくこともできます。

https://yugiou-djmikun.com/2017/03/07/post-3521/

ただし【kozmo】デッキには、《kozmoフェルブラン》などの召喚権を使いたいモンスターも多いので、その点は召喚権を食い合ってしまう恐れがあるので、採用カードには注意をしたいところ。

【関連記事:kozmoデッキ】

https://yugiou-djmikun.com/2017/02/02/post-2173/

【真竜皇】デッキ

こちらも破壊をテーマとのギミックとして有する【真竜皇】デッキとの相性も悪くないでしょう。

特にネフティスデッキが風属性モンスターと炎属性モンスターに属するところから、風属性を破壊できる《真竜凰マリアムネ》、炎属性を破壊できる《真竜皇アグニマズドV》などは相性が良いと言えるでしょう。

また真竜皇モンスターはレベル9モンスターということでレベルが高く、ネフティスモンスターの儀式素材になることができるのもポイントです。

【ユベル】デッキ

破壊された時に、後続のユベルモンスターを呼べる【ユベル】デッキとも相性が良いでしょう。

《ユベル》に関しても、手札で破壊された場合でも、効果を使っていくことができるので、手札のカードを破壊できる「ネフティス」モンスターとは相性が良いといえるでしょう。

ユベル以外のアタッカーモンスターの採用が必須であるという点も、ユベルデッキとネフティスデッキの相性が良いポイントとも言えるでしょう。

【関連記事:ユベルデッキ】

https://yugiou-djmikun.com/2018/07/25/yubel-deck/

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まとめ

今回はネフティスデッキの回し方動き方・デッキレシピ構築を解説してまいりました。

ネフティスデッキは、手札を破壊できるという強い「破壊ギミック」を持っているので、今後破壊と相性が良いテーマが登場した際に、一気に化ける可能性を秘めているテーマでもあります。

ぜひ、ネフティスデッキのデッキ構築の参考にしていただければと思います!

【関連記事:デッキビルドパック-ヒドゥンサモナーズ】

https://yugiou-djmikun.com/2018/08/04/mayakashi-deck/

https://yugiou-djmikun.com/2018/08/04/puran-kids-deck/