『魔導』デッキレシピ構築・回し方・大会入賞デッキ考察
『魔導』デッキとは
『魔導』デッキとは2013年頃の環境で活躍していた魔法使い族の「魔導モンスター」とサポート魔法カード「魔導書」からなるデッキである。
2013年には世界大会でも活躍したがその強力さゆえに、キーカードである《魔導書の神判》が禁止カードになり一気に弱体化したという過去を持つ。
基本的にはメインモンスターゾーンで魔導モンスターが活躍するため、EXゾーン新設による「EXモンスターは1体のみ」という制限環境下ではあまり大きな制約を受けることなく戦うことができるテーマでもある。
魔導デッキはエースモンスターが3枚あり、そのエースモンスターの採用によって3つのデッキ構築軸が分かれている。《魔導法士ジュノン》《魔導天士トールモンド》《魔導冥士ラモール》の3つのエースモンスターによる軸がそれにあたる。
『魔導』ジュノン軸デッキ回し方
《魔導法士ジュノン》を出す
効果モンスター
星7/光属性/魔法使い族/攻2500/守2100
手札の「魔導書」と名のついた魔法カード3枚を相手に見せて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。また、1ターンに1度、自分の手札・墓地の「魔導書」と名のついた魔法カード1枚をゲームから除外して発動できる。フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
とにもかくにもエースモンスターである《魔導法士ジュノン》を出すことがまずは重要。
ジュノンは「手札の魔導書3枚を相手に見せることで手札から特殊召喚できる」というかわった効果を持っている。レベル7の正規アドバンス召喚ルートでも召喚は可能だが、効果での特殊召喚の方がアド的に得ということもあり、なるべく効果で出したいところ。
ジュノンの出し方としては、《魔導教士システィ》経由でデッキより《ジュノン》と「魔導書」をサーチしていく方法が一般的。
召喚方法が魔導書を3枚見せる必要があることから、必然的に「魔導書」カードの採用が多めになる。魔導書を多めに採用して採用して魔導書の効果でモンスターをサポート&展開補助をすることがデッキの回し方になる。
魔導書カードは各自固有の効果を持っており、特に万能サーチカードでもある《グリモの魔導書》は優秀。デメリットも特にないため基本3積みが基本。
《グリモの魔導書》は、墓地に魔導書カードが肥えることで真価を発揮する《魔導書院ラメイソン》などに対して、コンボカードの発動条件にもなることもできる。
又、基本的には、魔導デッキに置いて召喚権を使わないことも多いため《魔導書士バテル》経由でも良い。
《グリモの魔導書》発動→《魔導書士バテル》サーチ→そのまま《魔導書士バテル》通常召喚→効果でデッキより《ラメイソン》サーチといった展開。
このように「魔導書」魔法カードを中心にデッキをぐるぐるさせ、切り札である《魔導法士ジュノン》を出してバーンしていく戦い方になる。
妨害罠カードの採用
「ジュノン軸」の魔導デッキは、手札に魔導カードを3枚揃える必要があり、デッキ構築の段階で妨害要素が少ないため一気に攻め込まれてしまう。
そのため罠カードとしては《一回休み》や《強制脱出装置》などを採用するケースが多い。またフィールドをリセットできる《激流葬》なども《魔導書士バテル》召喚時に使って魔導書サーチ&フィールドリセットを一気にやっても良い。
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『新マスタールール』下での魔導デッキ
魔導デッキは前述しましたが、魔導デッキはエクストラ依存は少ないため比較的『新マスタールール』環境による悪影響は少ない方だ。むしろ総体的に周囲が弱体化するため戦いやすくはなっている。
しかし、実際問題、高速化している9期以降の環境の中で、過去テーマが生き残るのはきついのも事実だ。
とはいえ、今後魔導新規が来る可能性も限りなくゼロに近いがゼロではない!
下記に「新マスタールール・リンク召喚」関連の記事をまとめました。合わせて考察にどうぞ!
リンク召喚とは→『リンク召喚』詳細!「新マスタールール」内容解説
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リンク召喚で使えそうなカード→『リンク召喚』環境下で使えそうなカードまとめ
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