「エクゾディアデッキ」デッキレシピガチ構築・回し方解説・大会優勝を狙うには【遊戯王OCG】
エクゾディアデッキとは、エクゾディアパーツ5枚を揃えて特殊勝利を狙うデッキ。エクゾディアパーツの5枚はすべて制限カードなので、40枚中5枚しか採用できない。他の35枚にどういうカードを採用するのかがエクゾディアデッキの構築の鍵になる。
エクゾディアパーツ5枚を手札に揃えるだけだが、エクゾディアデッキには、いろいろな構築の型がある。
主に今回紹介するのは以下の3つ。
- 図書館エクゾディア
- 召喚神エクゾディア軸
- レベル10軸エクゾディア
それぞれどういうデッキなのか、という点も含めて、デッキ構築や回し方の解説をしていきます。
エクゾディアデッキのデッキ構築・回し方
図書館エクゾディアデッキ
《王立魔法図書館》 | |
《王立魔法図書館》 効果モンスター 星4/光属性/魔法使い族/攻 0/守2000 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。 (2):このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。 |
このデッキは《王立魔法図書館》と魔法カードを大量に採用して、デッキ回転・デッキ圧縮をハイスピードで回していくことで、5枚のエクゾディアパーツを手札に揃えることを目的としたデッキ。
採用されるカードはキーカードである《王立魔法図書館》3枚と大量の魔法カード。《王立魔法図書館》の②のドロー効果はターン制限がついていないので、魔力カウンターさえ貯まれ何回でもドロー効果を使うことできる。
採用される魔法カードの大半が、ドローソース系カード、デッキ圧縮ができるカードなどになる。
ざっとあげただけでも採用数が多いのは以下のカード等。
- 一時休戦
- 打ち出の小槌
- 強欲で謙虚な壺
- 黄金色の竹光
- テラ・フォーミング
- トゥーンのもくじ
- 成金ゴブリン
- 魔力掌握
- 無の煉獄
- 手札断殺
- 妖刀竹光
- 魔法石の採掘
- 闇の量産工場
- 暗黒界の取引
- カップ・オブ・エース
- トゥーン・ワールド
- チキンレース
- 擬似空間
- 魔法都市エンディミオン
これらのドローや手札入れ替えを駆使して、どんどんデッキ圧縮をしてエクゾディアパーツを引き込むことを目的としている。
早い段階から出しておくとどんどん魔力カウンターを蓄積できるので、なるべく早い段階で《王立魔法図書館》を引けることがかなりのキーポイント。
《王立魔法図書館》への対策としての手札誘発系だと、《幽鬼うさぎ》や《エフェクトヴェーラー》《ドロール&ロックバード》などが刺さりやすい。
特殊勝利を狙っていくために高回転させるデッキ構築としては、この「図書館エクゾディア」デッキ構築がもっとも主流になっているであろう。
《召喚神エクゾディア》を使ったビート構築
《召喚神エクゾディア》は、「封印されし」モンスターをリリースした場合でしか特殊召喚できないモンスターだが、
《召喚神エクゾディア》は、②効果で「他のカード効果を受けない」という超強力な耐性を持っているので、戦闘破壊やリリース除去など限られた手段でしか対処できないモンスターになり、このカードをメインにしてビートしていくデッキ。
《召喚神エクゾディア》は、墓地の「封印されし」モンスターの数だけこのカード×攻撃力1000をアップするので墓地肥やしが重要になる。墓地にエクゾディアパーツが増えれば増えるほど、最大5000ポイントまで攻撃力をあげることができる。
自分エンドフェイズに強制効果として、墓地のエクゾディアが手札に戻ってしまい攻撃力が下がってしまうが、次のターンにパーツ召喚→《リンクリボー》を出すなどして、パーツを再び墓地に送れば、また攻撃力をあげることができる。
またパーツがどんどん手札に戻ることは、特殊勝利の条件としての相手への牽制にもなるので後半戦になればなるほど有利になってくる。
この《召喚神エクゾディア》を扱うキーポイントは、手札でもフィールドでも墓地でもいいので、まずはデッキよりエクゾディアパーツを引っ張ってくること。
手札にあれば相手への牽制にもなり《召喚神エクゾディア》の特殊召喚の条件をいつでも満たすことができ、仮に戦闘破壊された場合でも④効果でさらにドローを狙っていくことができる。もちろん、墓地にあれば《召喚神エクゾディア》の攻撃力をあげることができる。
エクゾディアパーツをいかにデッキより引っ張ってこれるのかが勝利のキーになる。
そのため、《おろかな埋葬》などで墓地送りをしたり、《予想GUY》や《ワンフォーワン》などで直接リクルートを狙うことも良い。
またエクゾディアデッキのテーマカードでもある《魔神火炎砲(エクゾード・フレイム)》は、デッキからパーツを墓地に落とせる上、相手のモンスター除去もできるので、《召喚神エクゾディア》構築との相性はかなり良い。
《希望皇ホープザライトニング》などで、戦闘破壊をされそうな場合でも、このカードのバウンス効果を使うことで、戦闘破壊から免れることができる。
さらに同じ理屈で、戦闘破壊対策として《威嚇する咆哮》や《和睦の使者》などのカードを採用するのも良いであろう。
戦闘対策は《召喚神エクゾディア》を守るだけではなく、パーツが手札や墓地に揃うまでの時間稼ぎができる。
このように、このデッキの構築は《召喚神エクゾディア》を中心としたビートデッキ。相手には特殊勝利への警戒をさせつつエクゾディアでビートしていくという戦い方をする。
レベル10軸エクゾディア
レベル10モンスターを中心としてた「LV10軸 エクゾディア」デッキもある。
《召喚神エクゾディア》がレベル10であり、《究極封印神エクゾディア》もレベル10モンスターということで、他のレベル10モンスターも採用して、ランク10エクシーズを狙ったりして、戦っていく構築。
《召喚神エクゾディア》も《究極封印神エクゾディア》も、ともに特殊召喚モンスターなので、条件さえ揃えば召喚権を使わずに手札から特殊召喚することができるので、レベル10モンスターが2体が並びやすくなる。
これを使ってランク10エクシーズで強力なエクシーズモンスターを展開していくこともできる。
採用されるレベル10モンスターでいうと、やはり召喚条件もゆるい「時械神」デッキが採用候補に上がるだろう。
「時械神」モンスターは、
相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
もしくは、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
ということで、条件が揃えば、リリースなしでレベル10モンスターを召喚できる。
さらに「このカードは戦闘・効果では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。」という戦闘・効果破壊耐性を持っているのでパーツが揃うまでの壁として時間稼ぎをしていくれる。
さらに《時械神ミチオン》《時械神サンダイオン》を使えば、かなり大ダメージを与えたり、ワンキルまですることも可能。詳しくはこちら↓
https://yugiou-djmikun.com/2018/05/13/post-9334/
その「時械神」とも相性がよく、レベル10モンスターを使えるという派生から、
「サイバーエンジェル」や「デミスルイン」などの儀式テーマも、レベル10モンスターということでシナジーを作り出すこともできなくはない。
どちらもレベル10モンスターを起点にして、「時械神」デッキとは相性がよかったりするので、これらも組み合わせて、レベル10軸のエクゾディア構築をするのも面白いかもしれない。
https://yugiou-djmikun.com/2018/04/22/post-9133/
https://yugiou-djmikun.com/2017/02/28/post-3261/
いずれにせよ、レベル10を軸に《召喚神エクゾディア》と《究極封印神エクゾディア》を採用して、回していく戦い方になる。
まとめ
昨今はいろいろな特殊勝利デッキが出てきましたが、エクゾディアデッキは、初代DMから存在する特殊勝利デッキ。手札に5枚揃えばデュエルに勝利するという、非常にシンプルでかつ大胆な効果に魅了されるデュエリストは今なお絶えない。
他の「遊戯王デュエルモンスターズ」の初代テーマである「青眼(ブルーアイズ)」「ブラックマジシャン」「真紅眼(レッドアイズ)」などと同様、エクゾディアデッキもことあるごとに何かと強化をもらう可能性があるテーマでしょう。
環境に挑むのよし、友人や交流会でのフリー用として楽しむのもよし。
エクゾディアデッキは、いつの時代もデュエリストをワクワクさせる要素が満載なのだ!