エレキデッキ回し方・戦術・優勝デッキレシピ構築論【遊戯王OCG】
今回はエレキデッキの回し方・強いガチ大会優勝デッキレシピ構築論を解説していきます。
エレキデッキとは、エレキと名のついた「雷族光属性」モンスターを中心としたテーマ。
エレキモンスターは、総じて攻撃力が低いが、その分【直接攻撃】や【戦闘ダメージを与えることで発動できる誘発効果】を持っているカードが多く、別名【エレキロック】デッキとも呼ばれていて、直接攻撃を巧みに使いながら相手のライフを削りつつ、有利な盤面に持っていくテーマです。
エレキデッキの回し方・戦術
エレキデッキは、直接攻撃ができるエレキモンスターを出し、それを全力で守るデッキ
エレキデッキの特徴は非常にシンプルで、直接攻撃ができるエレキモンスターをフィールドに展開しつつ、それ以外のカードでそれらのカードを守り、相手の動きを封じつつ、確実相手のライフを削っていくテーマ。
エレキデッキにおける直接攻撃が可能なモンスターは以下の3枚。
攻撃力がもっとも高いのは、攻撃力1200ポイント《エレキリン》
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手はこのターンのエンドフェイズ時まで魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事ができない。
という効果を持っているので、相手の行動を抑制する効果を持っている。
バトルフェイズが終わった後のメインフェイズ2などで、ドローソースなどの魔法カードを確実に使っていくことができる。
《エレキングコブラ》は、攻撃力1000ポイントだが、
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、自分のデッキから「エレキ」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
という効果を持っているので、後続のエレキモンスターをサーチしてくることができる。
《エレキリン》などをサーチしてくることができるので、次のターンにもエレキモンスターを確実に召喚していくことができる。
もっとも使いにくいのが《エレキジ》だが、
相手の厄介なカードを除外できるばかりか、少ない直接攻撃が可能なエレキモンスターなので、2枚〜3枚程度をデッキに採用するケースが多い。
打点補助カードの採用
多くのエレキデッキは、打点補助カードを採用しています。
直接攻撃が可能なエレキモンスターは1000・1200程度の攻撃力しかない。
そのため、相手へ与えるダメージが少ない上に戦闘突破もされやすいため、打点補強を他のカードで補う必要がある。
誘発系カードとして、光属性専用サポートカードである《オネスト》の採用だったり、1000打点をあげることができる《ジュラゲド》などの採用がされていることが多い。
また、装備カードを採用するデッキも少なくなく、
戦闘突破対策として《月鏡の盾》を採用したり、罠ビートによってセットカードが多くなるため《魔導師の力》などのようなカードを採用するケースもある。
戦闘対策カードの採用
エレキモンスターは、戦闘対策のために罠カードが多く採用されるケースも多い。
攻撃を防ぐことができる《威嚇する咆哮》や攻撃反応型の《砂塵のバリアダストフォース》など。特に、バリアフォース系の採用は多い印象。
https://yugiou-djmikun.com/2017/06/23/post-6164/
エレキモンスターを守るために、罠を使った戦略をとることが多いので、
《ハーピィの羽根箒》などで、罠カードを破壊されるとキツイので《大革命返し》《魔宮の賄賂》などの採用も少なくない。
また、ハーピィの羽根箒やツインツイスター対策としては《やぶ蛇》もいいだろう。
https://yugiou-djmikun.com/2018/05/01/post-9175/
「ソウルフュージョン」で新規に登場する《トラップトリック》なども、複数の罠カードを採用するならば、。エレキデッキとの相性が良いと言えるでしょう。
https://yugiou-djmikun.com/2018/07/01/post-10141/
雷族サポートカードの採用
サーチカードである《サンダーシーホース》や《Oniサンダー》などの採用が多い。
ともに「エレキ」モンスターをサーチできるカードとして、エレキデッキとは非常に相性が良い。
さらに《簡易融合》《雷神の怒り》を採用して、
エクストラデッキに《雷神龍-サンダー・ドラゴン》を入れるのも良いでしょう。
《雷神龍-サンダー・ドラゴン》は、《簡易融合》から出した《雷神の怒り》と手札の雷族モンスターを除外するだけで、EXデッキから特殊召喚することができるモンスターなので、非常にエレキデッキとの相性が良いカード。
《雷神龍-サンダー・ドラゴン》は、②効果によって墓地のカードを除外するだけでこのカードをフィールドに維持し続けることができますし、何よりエレキデッキの苦手な相手カードの除去が可能。
トリガーにするためにも、《雷源龍-サンダー・ドラゴン》を採用することで、雷族である「エレキ」モンスター」の打点補助ができつつ、《雷神龍-サンダー・ドラゴン》による除去効果のトリガーにしていくことができます。
このように「エレキ」デッキは「ソウルフュージョン」で強化された「サンダードラゴン」デッキテーマのカードを採用することで雷族テーマ同士のシナジーをうまく生かしてデッキを強化することができます。
エレキデッキのデッキレシピ構築
エレキロックに特化した罠中心のデッキ構築
直接攻撃ができるエレキモンスター3種類の採用と、直接攻撃とそれをサポートするオネストなどの戦闘補助カード、あとは罠カードを多めに採用して、相手の動きを止めることに特化したデッキ。
そのため、エレキモンスターは《エレキングコブラ》《エレキリン》《エレキジ》の3枚のみの採用をされることが多い。
特に《一回休み》《魔封じの芳香》《虚無空間》など完封系の罠カードをデッキに入れることも多い。
《エレキマイラ》を使うシンクロ型
《エレキマイラ》 | |
《エレキマイラ》 シンクロ・効果モンスター・星6/光属性/雷族/攻1400/守1200 「エレキ」と名のついたチューナー+チューナー以外の雷族モンスター1体以上 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手の手札をランダムに1枚デッキの一番上に置く。 |
エレキテーマのシンクロモンスターである《エレキマイラ》をEXデッキに採用して、エレキマイラの相手の手札をデッキトップに戻す効果を使って相手のアド損を狙っていく構築もある。
《エレキマイラ》も直接攻撃ができるモンスターで、直接効果で戦闘ダメージを与えた時に、相手の手札をデッキトップに戻す効果を持っている。
《エレキマイラ》はレベル6シンクロモンスターなので、「エレキ」モンスターや《Oniサンダー》や《サンダーシーホース》などのレベル4モンスターとシンクロしていくためには、レベル2チューナーが必要。
対応しているレベル2チューナーは、《エレキツネ》《エレキンギョ》の2枚。
このデッキ構築の場合、直接攻撃が可能な3枚のエレキモンスターに加えて、レベル2チューナーのモンスターをデッキに入れて、《エレキマイラ》のシンクロ召喚を狙っていくことができる。
またエレキモンスターで「レベル7シンクロ」には《エレキリム》がいる。
直接攻撃できるエレキモンスターの中では、攻撃力1500と最高打点だが、効果が《封印の黄金櫃》のようなサーチ効果なので、実用性は低いかもしれない。
また、エレキチューナーが素材指定されているので、レベル4エレキが主体なら、レベル3エレキチューナーである《エレキンメダイ》を採用する必要がある。
仮にどちらも採用したとしても、《エレキリム》を出すよりは、出しやすく効果も強い《エレキマイラ》のシンクロ召喚を狙うケースが多くなりそう。
いずれにせよ、エレキモンスターの攻撃力は総じて低いので、罠カードや戦闘補助カードを使って、エレキモンスターをサポートしていくという戦術はどのデッキ構築でも変わらないポイントだろう。
まとめ
今回はエレキデッキの回し方・デッキレシピ構築を解説してきました。
珍しい雷族テーマであり、古くからあるテーマということで、地味に昔からの愛用者が多いデッキでも有名です。
最近では「サンダードラゴン」デッキが2018年7月発売の「ソウルフュージョン」によって強化され、雷族テーマが全体的に強くなったこともエレキデッキには影響しているでしょう。
同じく、雷族テーマである「電池メン」デッキとは、同じ雷族テーマでもデッキコンセプトが違うのは面白いですよね。
ここ最近は雷族テーマの強化が熱いので、是非、この機会に構築してみてもいいでしょう。
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