【魔弾デッキ】回し方/戦い方・デッキレシピ構築における強み弱点等を解説
魔弾デッキとは、デッキビルドパックで登場した光属性悪魔族のテーマです。
リンクヴレイズパック2でエクストラデッキに入れられる新規リンクモンスターである《魔弾の射手マックス》が登場し強化されました。
そんな魔弾デッキの回し方/戦い方・戦術・デッキ構築における強み弱みなどを解説していきたいと思います。
魔弾デッキの回し方
《魔弾の射手カスパール》《魔弾の射手スター》を使ってアドをとる
魔弾デッキの特徴は、各「魔弾」モンスターが、このカードと同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合に発動できる効果を持っていることです。
そのため、魔弾デッキを回す上で重要なことは、魔弾モンスターを出して、それと同じ縦列で魔法罠カードを発動して、魔弾モンスターの効果を使っていくことです。
この効果を持っている魔弾モンスターは現状で下記の6体です。
- 《魔弾の射手 カスパール》
- 《魔弾の射手 ドクトル》
- 《魔弾の射手 ザ・キッド》
- 《魔弾の射手 ワイルド》
- 《魔弾の射手 スター》
- 《魔弾の射手 カラミティ》
その中で、特に重要なモンスターは、《魔弾の射手カスパール》《魔弾の射手スター》の2枚です。
《魔弾の射手カスパール》は、同じ縦列で魔法罠カードが発動した場合に「魔弾」カードをサーチできる効果、《魔弾の射手スター》は、同じ縦列で魔法罠カードが発動した場合に「魔弾」モンスターをデッキからリクルートすることができる効果を持っています。
同じ縦列で魔法罠カードを発動する度に、アドをとっていくことができるというカードになります。
発動するカードは、魔法罠カードならどんなカードでもOKなので、アドを減らすことがない《成金ゴブリン》《簡易融合》などを採用するケースが多くなっています。
魔弾デッキで重要なポイントは、この《魔弾の射手カスパール》《魔弾の射手スター》を使って、とにかくどんどんアドを取っていき、魔弾モンスターをデッキから出したり、汎用性が高い魔弾カードデッキからサーチしていく動きをすることです。
このように、魔弾デッキの回し方は非常にシンプルです。難しい回し方やソリティアがあるわけでも、展開ルートが複数あるわけでもなく、シンプルに魔弾モンスターと同じ縦列で、魔法罠カードを発動して、アドを確保していき、アド差で勝っていくという回し方になります。
《魔弾の射手ドクトル》《魔弾の射手 カラミティ》で墓地ソースを活用
《魔弾の射手ドクトル》は、同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合に、その発動したカードとカード名が異なる「魔弾」カードを墓地回収できます。《魔弾の射手 カラミティ》は、同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合、自分の墓地の「魔弾」モンスターを守備表示で蘇生できます。
《魔弾の射手カスパール》《魔弾の射手スター》は、デッキからサーチしたり、リクルートする効果でしたが、《魔弾の射手ドクトル》《魔弾の射手 カラミティ》は、墓地ソースを活用する効果を持っています。
デュエル序盤では、墓地に魔弾カードが少ないので、活躍する機会は多くないですが、デュエル中盤〜後半にかけては、墓地に魔弾カードが増えてくるので、長期戦になればなるほど重要になるモンスターになります。
《魔弾の射手スター》の効果によって、デッキから特殊召喚したりしていきたいモンスターということになりそうですね。
「魔弾」魔法罠カードで相手を妨害
各魔弾モンスターは、⑴効果によって、モンスターゾーンに存在する限り、自分・相手ターンに自分は「魔弾」魔法・罠カードを手札から発動できます。
そのため、魔弾デッキにおいては「魔弾」魔法罠カードをうまく活用することが非常に重要になります。
《魔弾-クロスドミネーター》は、相手モンスター攻守0と効果無効化、《魔弾-デスペラード》で相手の破壊、《魔弾デッドマンズバースト》で、魔法罠の発動を無効化、《魔弾-ダンシング・ニードル》は、お互いの墓地のカードを除外という効果を持っています。
このように、魔弾魔法罠カードは、相手へ干渉していく効果を持っているカードが多く、相手の妨害をしていくことができるテーマになります。
《魔弾の射手マックス》によって、後攻でも動けるようになった
魔弾デッキは基本的に、先行なら1ターン目で魔弾モンスターをだし、相手ターンに魔弾魔法罠カードを発動して、相手を妨害しつつ、アドを確保するという戦い方をすることが多いテーマでした。
そのため、後攻になってしまい、相手に盤面を固められてしまうと、非常に不利な状況からスタートしないといけないということでした。
ですが、リンクヴレインズパック2で登場した新規魔弾リンクモンスターである《魔弾の射手 マックス》の登場によって、後攻になった場合でも、戦っていくことができるようになりました。
《魔弾の射手 マックス》は、「レベル8以下の「魔弾」モンスター1体」でリンク召喚できるリンク1モンスターなので、魔弾モンスターを何か召喚すれば、すぐにリンク召喚の条件を揃えることができます。
リンク召喚に成功した時に、下記のどちらかを選んで発動することができます。
●相手フィールドのモンスターの数までデッキから「魔弾」魔法・罠カードを手札に加える(同名カードは1枚まで)。
●相手フィールドの魔法・罠カードの数までデッキから「魔弾」モンスターを特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
この効果によって、後攻になった場合でも、魔弾モンスターカードをサーチしたり、魔弾モンスターをリクルートすることができます。相手フィールドにカードがある場合の方が、アドを確保できるので、後攻の場合に活躍できるカードということになります。
キーカードである《魔弾の射手カスパール》《魔弾の射手スター》をリクルートしたり、相手の妨害として強い《魔弾-クロスドミネーター》《魔弾-デッドマンズバースト》などをサーチしてくることができます。
同名カードは1枚までしかサーチ/リクルートできないので、いくつかの魔弾カードを分散してデッキに採用することが大切になりますね。
魔弾デッキの強み・弱点
長期戦が得意だが、安定感が低い
魔弾デッキの強みは、長期戦で少しずつアドを確保していくことができることです。
《魔弾の射手カスパール》《魔弾の射手スター》で毎ターンアドをとっていくことで、魔弾モンスターと魔弾魔法罠カードのアドをどんどん確保していくことで、アド差で勝手いくことができるので、長期戦になればなるほど魔弾デッキに有利になっていきます。
特に、魔弾カードには、相手を妨害したり、相手の展開を止めるカードが多いので、相手に干渉するということは強みになります。
一方、魔弾デッキは初動の動きにおい《魔弾の射手カスパール》《魔弾の射手スター》に回し方の依存度が高くなってしまいます。
特殊召喚手段も限られており、しかも専用フィールド魔法などもなかったりするので、この2枚を引けないと、アドを確保できずなかなか厳しいゲーム展開になってしまいます。
そのため、1ターン目の安定性がかけてしまったり、ドローソースカードなどに依存してしまうため、初手で重要なキーカードが引けるか否かが、勝敗に大きく影響したりしたりするテーマでもあります。
後攻の場合《魔弾の射手 マックス》を止められるとつらい
魔弾デッキは、後攻をとった場合、リンクモンスターである《魔弾の射手マックス》を出していき、アドをとっていく動きをしていきます。
ですが、このカードに対して、妨害札を当てられてしまうと、その後の動きが難しくなってしまいます。
魔弾デッキは、特殊召喚手段が少ないので、モンスターを破壊されたり、妨害されてしまうと、その後の展開が難しくなってしまうという弱点があります。
なので、その点を意識しながら、相手の対策を考えていく必要があります。
魔弾デッキのデッキレシピ構築・相性の良いカード
《同胞の絆》を採用
魔弾デッキと相性の良いカードとして、《同胞の絆》があります。
同胞の絆は、同じ種族・属性・レベルのモンスターが複数種類デッキに存在する場合に強さを発揮するカードです。
魔弾モンスターはすべて、光属性悪魔族レベル3もしくはレベル4モンスターなので、このカードから魔弾モンスターを一気に展開することができます。
《簡易融合》の採用
《簡易融合インスタントフュージョン/Instant Fusion》 通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):1000LPを払って発動できる。レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。 |
アドを失わず、気軽に発動できる魔法カードということで、簡易融合の採用も多いのが魔弾デッキの特徴です。エクストラデッキの依存度も低いので、簡易融合用のレベル3・4モンスター融合モンスターなどを採用しておくことができます。
魔弾モンスターは、レベル3・4モンスターなので、ランク3・ランク4エクシーズなどを作ることもできます。
まとめ
今回は、魔弾デッキの回し方/戦い方・戦術や強み弱み等を解説してきました。
腰を据えて戦うテーマということで、長期戦で、じっくり戦いたいプレイヤーにとっては非常に面白いテーマだと思います。
是非、デッキ作りの参考にしてもらえればと思います。
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