カオスドラゴンデッキ回し方展開・大会優勝デッキレシピ構築/採用カード解説

2019年1月2日

遊戯王OCGのカオスドラゴンデッキの回し方・大会優勝しているデッキレシピ構築を紹介していきます。

【カオスドラゴン】とは、闇属性と光属性モンスターをデッキに採用して、カオスモンスターを中心としたデッキ構築をするデッキです。

【カオスドラゴン】デッキというのは古くから存在するが、環境の変遷によってデッキ構築が変わってきているデッキテーマでもあり、2018年7月にペンデュラムモンスターの《終焉龍カオスエンペラー》が登場してからカオスドラゴンがさらに強化されたことで、環境でも注目されるテーマになったテーマでもあります。

ドラゴン族が多いことからそのデッキ名称がついていて、別名「リンクドラゴン」や「カオスリンク」などとも呼ばれています。

そんな【カオスドラゴン】デッキの回し方・大会優勝デッキレシピ構築を解説していきます。

カオスドラゴンデッキ回し方

大型のカオスモンスターを大量展開してビートダウン

【カオスドラゴン】デッキの回し方は、非常にシンプル。

攻撃力の高いカオスモンスターを揃えてビートしていくというもの。攻撃力3000級のモンスターを3体並べれば、それだけで8000のキル打点を超えることがある。

そういう高打点モンスター複数体フィールドに並べて、そのままビートしていくことができる。そのため、この打点ビートを狙う場合は、後攻をとって後攻ワンキルを狙うことも多い。

墓地に光と闇を揃える

「カオスドラゴン」デッキの展開カードは、墓地に闇属性と光属性が揃えることから始まる。

カオスモンスターは召喚コストとして墓地の光属性と闇属性を除外して、手札から特殊召喚していくモンスターが中心になる。

主なカオスモンスターは、《終焉龍カオスエンペラー》《混沌帝龍-終焉の使者》《カオスソルジャー開闢の使者》《混源龍レヴィオニア》などになる。

《終焉龍カオス・エンペラー》
特殊召喚・ペンデュラム・効果モンスター/星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか発動できない。(1):1000LPを支払い、除外されている自分のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを破壊し、そのモンスターを手札に加える。
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できない。「終焉龍 カオス・エンペラー」は1ターンに1度、自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合のみ、手札・EXデッキから特殊召喚できる。(1):1ターンに1度、LPを半分払って発動できる。EXモンスターゾーン以外の自分フィールドのカードを全て墓地へ送り、墓地へ送った数まで相手フィールドのカードを墓地へ送る。その後、相手の墓地へ送った数×300ダメージを相手に与える。(2):特殊召喚した表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合にデッキの一番下に戻る。
《混沌帝龍カオス・エンペラー・ドラゴン-終焉の使者》
特殊召喚・効果モンスター/星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合のみ特殊召喚できる。このカードの効果を発動するターン、自分は他の効果を発動できない。(1):1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。お互いの手札・フィールドのカードを全て墓地へ送る。その後、この効果で相手の墓地へ送ったカードの数×300ダメージを相手に与える。
《カオス・ソルジャー開闢の使者》
特殊召喚・効果モンスター/星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。このカードの(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。(2):このカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。
《混源龍レヴィオニア》
特殊召喚・効果モンスター/星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守 0
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光・闇属性モンスターを合計3体除外した場合に特殊召喚できる。このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):この方法でこのカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。その特殊召喚のために除外したモンスターの属性によって以下の効果を適用する。このターン、このカードは攻撃できない。●光のみ:自分の墓地からモンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。●闇のみ:相手の手札をランダムに1枚選んでデッキに戻す。●光と闇:フィールドのカードを2枚まで選んで破壊する。

終焉龍カオスエンペラー》《混沌帝龍-終焉の使者》《カオスソルジャー開闢の使者》《混源龍レヴィオニア》の上4枚はすべて攻撃力3000のモンスター。

ザッと見ただけでも、脳筋モンスター&展開力に優れているモンスターが並ぶことになる。これらのモンスターを3体を並べるだけでも、一気に9000ポイントの火力を作ることができるのが末恐ろしい。

サーチやドロソへの対応

これらのモンスターはレベル8モンスターが多く《トレードイン》に対応している上に、攻撃力3000守備力2500以下という《ドラゴン目覚めの旋律》のサーチに対応したステータスでもあるので、墓地肥やしとサーチorドローを一気に行うことができるのもポイントになる。

《トレードイン》《ドラゴン目覚めの旋律》は、手札コストが必要になるカードなので、発動するために手札を捨てないといけない。手札コストで捨てたカードが闇属性もしくは光属性モンスターだった場合、そのままカオスモンスターの召喚コストとして利用していくこともできるので、能動的に墓地にモンスターを送れる手段にもなってくれる。

終焉龍カオスエンペラー効果を活用

《終焉龍カオス・エンペラー》に関しては、P効果によって、除外ドラゴン族を回収して自分自身を破壊できる上に、効果によって、闇と光を墓地から除外できればEXデッキからでも特殊召喚ができてしまう。

なので、《終焉龍カオス・エンペラー》のP効果を使って除外ゾーンにある強力なカードを手札回収して自壊した後に、墓地の闇と光を除外することで、EXデッキから《終焉龍カオス・エンペラー》を特殊召喚することもできる。

1枚で2回の役割を担うことができ、手札回収をしつつ、盤面に出てくることができるというめちゃくちゃ強力なモンスターというわけ。

墓地肥やし

墓地に闇属性と光属性が増えることによって、どんどんデッキパワーが上がるのが【カオスドラゴン】デッキの特徴です。

なので【カオスドラゴン】デッキは墓地を肥やすカードを多めに採用する

もちろん《隣の芝刈り》《おろかな埋葬》《竜の渓谷》《竜の霊廟》などはもちろんのこと、ライフコストたった500LPで手札から捨ててサーチでき、光属性の《超天新龍オッドアイズレボリューションドラゴン》なども良いでしょう。

《超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン》
特殊召喚・ペンデュラム・効果モンスター/星12/光属性/ドラゴン族/攻 ?/守 ?
【Pスケール:青12/赤12】
(1):自分はドラゴン族モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。(2):自分の墓地のドラゴン族の融合・S・Xモンスター1体を対象として発動できる。このカードを破壊し、そのモンスターを特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できない。手札からのP召喚、または自分フィールドのドラゴン族の融合・S・Xモンスターを1体ずつリリースした場合のみ特殊召喚できる。(1):このカードを手札から捨て、500LPを払って発動できる。デッキからレベル8以下のドラゴン族Pモンスター1体を手札に加える。(2):このカードの攻撃力・守備力は相手のLPの半分の数値分アップする。(3):1ターンに1度、LPを半分払って発動できる。このカード以外のお互いのフィールド・墓地のカードを全て持ち主のデッキに戻す。

また、なるべく墓地に送るモンスターとしては《エクリプスワイバーン》を送ってしまうのが強い。

《エクリプス・ワイバーン》
効果モンスター/星4/光属性/ドラゴン族/攻1600/守1000
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。デッキから光属性または闇属性のドラゴン族・レベル7以上のモンスター1体を除外する。(2):墓地のこのカードが除外された場合に発動できる。このカードの(1)の効果で除外されているモンスターを手札に加える。

《エクリプスワイバーン》は墓地に送られた時に、デッキからレベル7以上の光属性また闇属性のドラゴン族モンスターを除外できる。

なので、このカードの効果でその除外したカードを回収したり、除外ゾーンのカードならば、《終焉龍カオスエンペラー》で回収することもできる。《レッドアイズダークネスメタルドラゴン》などの強力なモンスターを除外回収できるのは素直に強い。

除外が多い【カオスドラゴン】では《エクリプスワイバーン》は、実質的なサーチ効果のような効果になる。

リンク召喚をしていく

【カオスドラゴン】ではリンク召喚とも相性が良い。

カオスモンスターを手札から特殊召喚していくため、どんどんフィールドにモンスターが出てきて、それらをリンク素材にしていくことができるからだ。

また、ドラゴン族中心である《ツイントライアングルドラゴン》や《サモンソーサレス》などの、展開補助系リンクモンスターを展開することが可能で、これらのリンクモンスターを使って、さらなる高リンクモンスターをリンク召喚していくことができる。

特に、高リンクモンスターとしては、ワンキル力が高い《ヴァレルソードドラゴン》などを展開することができるので、ワンキルを狙える構築である【カオスドラゴン】とはさらに相性が良い。

https://yugiou-djmikun.com/2018/06/19/post-9746/

 

また【カオスドラゴン】デッキはリンク召喚と相性が良いカードである《暗黒竜 コラプサーペント》《輝白竜ワイバースター》の2枚を採用することができる。

《暗黒竜 コラプサーペント》《輝白竜ワイバースター》の2枚をリンク素材として墓地に送ることで、互いをサーチし合うことができるのでさらなる展開を狙っていくことができる。

《暗黒竜 コラプサーペント》
特殊召喚・効果モンスター/星4/闇属性/ドラゴン族/攻1800/守1700
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から光属性モンスター1体を除外した場合のみ特殊召喚できる。この方法による「暗黒竜 コラプサーペント」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「輝白竜 ワイバースター」1体を手札に加える。
《輝白竜ワイバースター》
特殊召喚・効果モンスター/星4/光属性/ドラゴン族/攻1700/守1800
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から闇属性モンスター1体を除外した場合のみ特殊召喚できる。この方法による「輝白竜 ワイバースター」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「暗黒竜 コラプサーペント」1体を手札に加える。
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【カオスドラゴン】デッキレシピ構築:大会優勝・デッキ派生型

大会優勝デッキレシピ構築

【サンダードラゴン】採用型

【サンダードラゴン】デッキとも、相性は良い。

各サンダードラゴンモンスターには、光属性と闇属性が存在して、さらに手札誘発で墓地に自発的にいくことができる。

そのため墓地に闇属性と光属性が揃いやすく、カオスドラゴンの戦術を手助けする役割を担うことができる。

さらに、サンダードラゴンは除外されたりフィールドから墓地に送られた時に効果を使える。なので、カオスモンスターの召喚コストになったり、リンク素材として墓地にいくことで効果を使っていくことができるので非常に相性が良い。

また、《超雷龍サンダードラゴン》を構えれば、カオスドラゴンの苦手な制圧力を補うことも可能。

【カオスドラゴン】デッキは、レベル8以上の大型モンスターが多く事故ると全く動けなかったり、誘発を1枚食らうと動きが止まってしまうこともある。

その点、《封印の黄金櫃》1枚で、とりあえず形になってくれるサンドラデッキと組み合わせるとデッキの安定感も増すというメリットがある。

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【シャドール】採用型

また【カオスドラゴン】デッキは、デッキから闇属性もしくは光属性を墓地に送れる【シャドール】デッキとの相性も良いでしょう。

特に《エルシャドールネフィリム》が禁止カードから復帰したことによって、闇属性のシャドールモンスターと、光属性の《エクリプスワイバーン》などのをデッキから墓地に送ることができる。

そのため、即座にカオスモンスターの召喚コストである光属性と闇属性モンスターの一組墓地に揃えることができるのは非常に相性が良いと言えるでしょう。

《影依融合》自体は後攻用のカードでもあるので、その点、後攻からワンキルや大量展開を狙うカオスドラゴンの戦術とも噛み合っているとも言えるでしょう。

《エルシャドールミドラーシュ》と《エルシャドールネフィリム》の2枚をEXデッキに忍ばせるというのも戦術の一つになるでしょう。

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まとめ

今回は【カオスドラゴン】デッキの回し方・大会優勝デッキレシピ構築・展開などを解説してまいりました。

大型モンスターをたくさん並べて、ビートするという戦術は非常に爽快なものです。最初はこんなデッキ回るのかよ?と思うかもしれませんが、実際に回してみるとわかると思いますが、案外デッキが回転して行き、簡単に8000打点を超えるモンスターを並べることが可能です。

最初は慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、非常にやりこみ要素も強いデッキなので、是非ためしてみると良いでしょう!

 

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